赤影を呼べ! | 偕楽園血圧日記
2012年05月25日(金)

赤影を呼べ!

テーマ:犯罪
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 放射性物質拡散予測、2カ月たっても… 滋賀県が再要請

 滋賀県は、緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI〈スピーディ〉)による放射性物質の拡散予測を文部科学省に要望したが、2カ月以上経っても提供されていない、として再度提供を要請した。
 文科省は2月、国の原子力安全委員会の作業部会が原発事故の防災対策重点区域を半径8~10キロ圏から30キロ圏に拡大することを決めたのを受け、新たに滋賀など5県に拡散予測を提供すると発表。滋賀県は3月初め、大飯、敦賀、美浜、高浜4原発での拡散予測計8パターンの提供を要望した。
 ただ、その後も情報は提供されなかった。社民党の福島瑞穂党首は今月7日の質問主意書で「滋賀県からの要望に基づき、(スピーディでの)試算が行われたのか」と質問。政府は15日の答弁書で「要望に基づく試算はまだ行っておらず、試算結果の提供も行っていない」と回答した。この回答を受け、滋賀県は16日、再度提供を求めた。
 朝日新聞2012年5月23日(水)10:12

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 長崎の知事が「(原子力発電所の再稼働などに)民主党政権に対応できる能力が本当にあるのか」と言ったことで同党が陳情拒否といったサボタージュをやって問題になっているが、こういう例をみると、確かに長崎県知事のいうことは間違っていないといえるだろう。

 だが、このSPEEDI予測の請求自体はどうかなぁ。
 政府がいい加減な以上、県独自で避難計画をたてるためには必要だろうが、なにしろ今でもSPEEDIというだけで「隠蔽!」「人殺し!」と騒ぐ人間がひと山いくらで湧いて出るのである。予測とはあくまで「こういう前提条件ならばこうなるというものでしかない」ということを理解した上で、いくつもの前提条件ごとのデータをきちんと見られる人間が多数を占めなければ、ツイッターで「グーグルマップの上にフォトショップで勝手に色を付けたデマ地図」を流しているやつと大して変わらないものになってしまうだけになろう。

 滋賀県知事は8パターンをいっているが、そのパターンですら特定の場合に限定したものでしかなく、「これだからこうこう」というものではないということはしっかり知っておいてもらいたいものだ。
 彼女は農学博士なのでそのあたりは訓練されているだろうが、周りの人間にまでそういう「習慣」が身についているとは限らないのだから。


 福島の事故で放出された放射性物質について、

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 放射性物質、4割は2号機放出 東電、計90京ベクレル

 東京電力は24日、福島第一原発事故で大気に放出された放射性物質の総量を90京(けい=京は兆の1万倍)ベクレルとする試算結果を発表した。内訳は2号機からが最多で、全体の少なくとも4割を占めた。昨年3月15日、主に2号機からの放出で原発の北西地域が激しく汚染されたとする説を改めて裏付けた。ただ、放出源が不明な部分も多く、試算の限界も印象づけた。
 90京ベクレルは、経済産業省原子力安全・保安院が昨年6月に示した77京ベクレルの約1.2倍。旧ソ連チェルノブイリ原発事故での放出量の約17%にあたる。
 1~3号機からの放出量の内訳は、1号機13京ベクレル、2号機36京ベクレル、3号機32京ベクレル。発電所周辺の空間放射線量の値などをもとに割り出した。どの原子炉から出たか判明しないものも11京ベクレルあった。
 朝日新聞2012年5月24日(木)20:36


 放出総量90万テラベクレル=昨年3月、2・3号機が8割―福島第1事故・東電推計

 東京電力福島第1原発事故で、東電は24日、事故翌日の昨年3月12日から同31日までの放射性物質の放出総量(ヨウ素換算)を90万テラ(テラは1兆)ベクレルとする推計結果を公表した。経済産業省原子力安全・保安院が2月に試算で示した48万テラベクレルの1.87倍。チェルノブイリ原発事故(1986年)の520万テラベクレルの17%の数値だ。
>東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「他の評価ともオーダー(桁)は合うが、ヨウ素131はやや過大評価の可能性が残る」と話した。
 東電はモニタリングカーで計測した放射線量の変化などから、原子炉から放出された放射性物質量を推計。1~3号機の格納容器圧力の変化、水素爆発、炉内の気体を放出するベントなどの時間と突き合わせ、いつ、どの号機から放出されたかを推定した。さらに、当時の風向などから拡散状況を分析し、文部科学省による土壌の沈着量調査結果とも比較的一致することを確認した。
 その結果、キセノンなどの希ガス類とヨウ素131がそれぞれ約50万テラベクレル、セシウム134、137がそれぞれ約1万テラベクレルと放出総量を推定。ヨウ素は保安院推計の約15万テラベクレルより多いが、放出されやすさを高めに仮定した影響とした。
 各号機の推計では、2号機が最も多く、3号機もほぼ同じで、それぞれ全体の4割を占めた。残り2割が1号機で、プール内の使用済み燃料に損傷がない4号機からの放出はほとんどなかった。
 時事通信2012年5月24日(木)20:18
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 先日東電がこんな試算を出してきた。
 相変わらず「今さら!」だ「隠蔽!」という声が出ているようだが、データの変化の解析というのは本来時間がかかるものであるし、保安院やその他の計算と差が出るのも、別に隠蔽だの何だのではなく、それだけ解析が難しいということの表れでもある。

 この解析で、拙ブログでずっと指摘してきた「テレビは刺激的な映像を求めて破壊された建屋の絵ばかり映すが、実は建屋が無事な2号機が一番注意しなければならない対象である」ことも裏付けられたし、いまだに「絶賛駄々漏れ中」とネットでいいまくっているやつらの言葉のデマが明らかになったあたりは、しっかり見ておく必要があるだろう。
 そしてここで、何度も書いている高校の理科で習った「アボガドロ数」というものを思い出してもらえれば、今度の事故がどういうものかをよりきちんと理解することができるようになるだろう。ついでに地理で習った日本地図も。

 それができれば、

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 震災がれきトラック、反対派が阻止…押し問答

偕楽園血圧日記-過激派集団
(写真、読売新聞より。震災がれき搬入を阻止する人たち(22日午前9時6分、北九州市小倉北区で)=大野博昭氏撮影)

 東日本大震災で発生したがれきの受け入れ問題で、北九州市は22日午前、試験焼却する宮城県石巻市のがれき約80トンを北九州市小倉北区の市の倉庫に搬入しようとした。
 しかし、反対派の人々がトラックの前に立ちはだかり、搬入を阻止する状況が続いている。
 午前9時頃、トラック6台が到着したが、反対派約30人が取り囲み、市の担当者と押し問答になった。その後、倉庫の門前に立ち、進入を阻んでいる。
 福岡県警は現場に警察官約40人を配置。反対派の行為が道交法違反(危険行為)に当たるとして、何度も警告を繰り返した。
 同日はトラック28台が到着し、倉庫にがれきの搬入を予定。市は23~25日に2か所の焼却施設で試験焼却を実施し、焼却灰の放射線濃度や専門家による検討会の結果を踏まえ、北橋健治市長が6月に受け入れの可否を判断する。
 読売新聞 5月22日(火)11時25分


 震災がれき搬入を妨害、男2人逮捕…北九州

 東日本大震災で発生したがれきの試験焼却に向け、宮城県石巻市のがれき約80トンを積んだトラック28台が22日、北九州市に到着し、27台分が同市小倉北区の保管倉庫へ搬入された。
 反対派の妨害活動により、搬入は予定より8時間半以上遅れた。試験焼却は23日以降、実施される見通し。
 トラックのうち6台が午前9時頃、倉庫の門の前に到着。しかし、「原発はいらない」などの横断幕を掲げた反対派約30人が取り囲み、座り込むなどした。
 県警は道路交通法違反に当たるとして、立ち退くよう何度も警告。しかし反対派は応じず、午後4時頃、警察官約40人が強制的に立ち退かせようとしてもみ合いになった。県警は、警官に暴行を加えたなどとして、自称、熊本県荒尾市の飲食店従業員ら男2人を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。
 読売新聞 5月22日(火)21時29分

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 こういう人間のやっていることがどれほど愚かしいかも分かるに違いない。

 彼らは「原発はいらない」という横断幕を出しているようだが、この瓦礫は原子力発電には関係ない。福島県内の移動禁止になっているものとは違うのだ。
 テレビニュースで彼らの一人が「俺たちは九州を守るためにやってるんだ!」と叫んでいる絵が流されていたが、それすら理解できず、また石巻がどこにあるかを知らない人間が「九州のため!」と正義漢面をしてもしらけるばかりである。

 北九州市のサイト
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000113236.pdf でも、石巻市の空間線量は北九州市内と変わりがないという観測結果が書かれている。
 ネットではこの妨害活動者の仲間が放射線計を出して「あっどんどん上がっています」とする動画が流され、自分で検証もできない人間がそれをそのまま拡散することをやっているが、半導体を使った測定器を動いている機械に近づけて「数値が変わった」とやるほど馬鹿な行為はない。放射線計測機というのは、そういう使い方をするものではないのだ。
 馬鹿が騒いでいるイメージと違い、今福島第一の周辺以外で測定されている放射線量は非常に微弱で、測定器はデリケートな扱いをしなければ測定誤差が出まくることになる。

 そもそも、はっきりと放射性物質の降下が観測されている地域ですら、

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 原発事故の住民被曝、最高50ミリSv WHO全国推計

 東京電力福島第一原発事故による国内外の外部、内部被曝(ひばく)線量の推計値を、世界保健機関(WHO)がまとめた。全身の被曝線量は、原発に近い福島県浪江町などの住民は10~50ミリ、それ以外の福島県は1~10ミリ、千葉県や茨城県などの近隣県は0.1~10ミリ、東京都、大阪府など他の国内地域は0.1~1ミリシーベルトだった。
 近隣県や東京など日本全国や国外も含めた大規模な被曝実態の推計は初めて。
 がんの死亡リスクが高まるとされる100ミリシーベルト以上の全身被曝が想定された地区はなかった。甲状腺被曝は最高が浪江町の乳児で100~200ミリシーベルト。甲状腺がんが多発したチェルノブイリの原発事故による避難民の平均490ミリシーベルトは下回った。
 朝日新聞2012年5月23日(水)15:02

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 この程度の被曝量になっている状況下で、何が「九州を守る!」だろう。
 小佐古氏の「涙の会見」のおかげで20ミリシーベルトという数字が独り歩きしているが、
(Global Energy Policy Research 「放射線被ばく基準の意味」) で中川氏が指摘しているように、20ミリも1ミリも「放射線管理リスク」として出てきている数値であり、生物学的にリスクのある数値ではない。

 今回逮捕された人間が住む荒尾市は北九州から100キロばかり離れた所に位置し、それは奇しくも福島第一原子力発電所から石巻までの距離に近い。
 だいたい、ふだん荒尾市の人間は北九州の工業地帯の排煙を気にして生活しているのだろうか? いや、そもそもどうして北九州市の話に他府県の人間がやってきて、暴力行為まで働いて妨害活動をするのだろうか?
 現場の映像を見ていると、彼ら中に得意げな顔をしていた全共闘世代の人間がいたが、そのつながりを今度こそ公にしてもらいたいところである。((2012/04/05の記事、数字の意味をみるようになりたい) で取り上げた脅迫状の方の捜査はどうなっているのだろう?)

 彼らのおかげで、

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 <震災がれき>受け入れ北九州市への修学旅行を拒否

 松山市の日浦小(小野誠一校長、児童数44人)が、24日から1泊2日で予定していた北九州市などへの修学旅行を延期したことが分かった。北九州市が東日本大震災の被災地のがれきを受け入れたことで、保護者が「子供たちを行かせるのは不安」と反対したため、行き先を変更する方針を決めた。
 同校によると、修学旅行は6年生6人全員が参加。24日に広島市から北九州市の遊園地「スペースワールド」へ向かい、同市内で宿泊。25日に山口県を訪れる日程だった。
 しかし、北九州市が23日、宮城県石巻市のがれきを受け入れ、西日本で初の試験焼却を始めたため、6年生の保護者全員が反対し、学校側が延期を決定。児童には24日朝に説明した。小野校長は「安全を確認して説得したが、保護者の総意なので受け入れた」と説明している。【栗田亨】
 毎日新聞 5月24日(木)20時54分

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 またこんなことになっているのだから。


 私が子供のころにやっていた番組に、「仮面の忍者赤影」というものがあった。
 戦国の世に人々が抱く不安感につけ込んで世間を騒がせる金目教というカルト集団と戦う忍者たちの話だが、今の「ゼロベクレル教」は、この金目教とやっていることが同じである。
 北九州で暴れた人間が属しているかは分からないが、同地で抗議活動をしている「市民団体」の代表には、以前下関市の教育長が「(韓国を)植民地支配したというのは間違い」という発言をした時(2008/07/11の記事、「夜郎自大に配慮は意味なし」 参照)糾弾した側に名を連ねている人物もいる。
 背後に「日本社会を破壊しよう」という全共闘崩れがいるような運動に加担して「自分の正義漢」を満たすことほどくだらなく、その上社会に迷惑をかける行為はない。


 本日の晩酌。

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 甘くない「男のプッチンプリン」グリコが6月発売

 グリコ乳業は22日、ロングセラー商品「プッチンプリン」の新商品として、シリーズ史上初の甘くない「男のプッチンプリン〈おつまみ冷奴風〉」を6月4日に発売すると発表した。
 豆乳プリンをベースに冷奴風に仕上げた白いプリンに、醤油とだしにショウガをきかせたソースを合わせた。20~30代の独身男性がターゲットという。
 容器はおなじみの「プッチン」容器。ふたをはがしてひっくり返して皿に載せ、底の出っ張りを折ればきれいに取り出すことができる。価格は148円。
 6月4日以降に関東以北で発売し、静岡以南は16日以降。8月末ごろまでの販売を予定している。
 同商品は、プッチンプリン発売40周年の記念商品の1つ。
 産経新聞 5月22日(火)16時5分

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 甘くない豆乳ベースのプリン、それを醤油とだしと生姜の味で食べるって、もうただの冷奴でいいんじゃないか?(苦笑)

 それにしても、こういうものに「男の~」というネーミングをする企業というのはセンスが古い。
 しばらく前からロールケーキなどの高級化を図っているコンビニ業界では、そういうスイーツを買っていく最大の顧客は男性というデータを公開してくれている。
 実は男性も甘いものは好きなのだが、世間が「男はケーキなど食べない」というイメージを作るおかげでなかなか人目のあるところでは買えずに、コンビニのようなところでこっそりと、という構図ができているというわけで。
「ジェンダーフリー!」と騒いでいる団体は、おかしなことにこういうところでは「男性もお菓子を堂々と買える社会を!」とやることはないが、メーカーはそういう「潜在需要」を掘り起こすような企業努力をすべきで、こんなところで「対象の固定化」なんてやっている場合ではないと思うがなぁ。




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