政治主導でセレブを満喫 | 偕楽園血圧日記
2010年08月16日(月)

政治主導でセレブを満喫

テーマ:政治
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 Uターンピーク、47キロ渋滞も 割引き、無料化の高速道

 お盆のUターンラッシュが15日、ピークを迎えた。高速道路は、土日祝日割引きや一部無料化の社会実験の影響も重なり、各地で渋滞が発生した。高速道上りは、同日午後に東北道の上河内サービスエリア(栃木)付近で47キロに達した。JR各新幹線の指定席は終日満席。自由席も東京駅に到着する列車は軒並み100%を超えた。地方から羽田や大阪へ向かう空の便も、午後はほぼ満席となった。
 共同通信 2010年8月15日(日)22:04

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 昨日は常磐道も一時35キロ近い渋滞になっていたらしい(その後最終的には50キロを超えるまで延びたとか)。
 これを伝えたNHKニュースによると、渋滞の先頭は「水戸北インター」とのこと。ここは「スマートIC」と名付けられてETC専用ゲートとして「実験的」に設けられたものだが、常磐道の渋滞ポイントである石岡付近ではなくここが先頭になったというのは、つまるところ政権公約の「高速無料」を棚上げした上、麻生時代に導入された「特定期間ETC使用で1000円ぽっきり!」を縮小した民主党のおかげということ。
 全国で同じような渋滞に巻き込まれてへとへとになった方々、これが「政権交代の効果」というものですぞ(笑)。


 さて、民主党が来年度の予算編成で「政策コンテスト」なるものを導入する腹積もりだというニュースを
(2010/07/27の記事、「政治主導」の意味が分かっているのだろうか?) で取り上げたが、

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 削れぬ思いやり予算もあえて政策コンテストに 防衛省

 防衛省は来年度予算の概算要求を見かけ上減らすため、在日米軍向けの「思いやり予算」や、過去の契約で支払いが決まっている経費など、同省がどうしても必要だと判断している予算の一部を、あえて要求から外す方針を固めた。外した分は、1兆円超の特別枠の使途を決める「政策コンテスト」にかける。重要な予算なら結局は復活が認められるという読みだが、政治主導で配分を決めるコンテストの趣旨を骨抜きにする動きだ
 菅内閣は、各省に対して来年度の概算要求で前年度比1割削減するよう指示。2010年度の防衛省の当初予算額は約4兆7900億円で、来年度予算の概算要求枠は4兆3450億円となった。
 防衛省は11日に政務三役や局長級幹部、各幕僚長らによる防衛会議を開き、対応を協議。要求枠内に収めるため、(1)在日米軍駐留経費負担(思いやり予算=10年度は約1900億円)(2)艦船や航空機などを購入する際の契約で毎年の支払いが決まっている「歳出化経費」(同約1兆6800億円)(3)航空燃料などの「油購入費」(同約800億円)――の一部を削減して要求する方針を決めた。
 いずれも、実際に削減するのは困難な「義務的経費」ばかりだ。思いやり予算は見直しに向けた日米協議の最中。一方的に削れば、日米関係に大きな影響が出る。歳出化経費は、削れば違約金を求められかねない。燃料が買えなければ自衛隊の訓練や活動がままならなくなる。
 防衛省は概算要求から外すこれらの経費を、菅内閣が用意する1兆円超の特別枠の使途を決める政策コンテストに回す方針だ。だが、政策コンテストは、事業仕分けの手法を活用して成長分野や雇用確保に予算を回すのが狙い。思いやり予算などを対象とすることは想定していない。
 背景には一律の削減とコンテストで予算を決める手法への反発がある。防衛予算は、人件費と駐屯地に住み込む隊員の食事代といった糧食費が44%、歳出化経費が35%で、もともと柔軟性に乏しい。
 ある防衛省幹部は「事業仕分けでは黙っていたが、今年は各官庁は戦うよ」と意気込む。思いやり予算などについて「削れるもんなら削ってみろ」との声まで出ている。(河口健太郎)
 asahi.com 2010年8月14日3時3分

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 そんな定見のない彼らに抗議の意味を込めて、防衛省がこんなことをやるという。

「思いやり予算」という名は小沢氏の「親分」であった故・金丸信氏が言い出したものらしいが、何とも人をなめた表現である。こんな本質をぼかすいい方をしているものだから、左巻きの変に人々の感情を煽っての反対運動のだしに使われることになる。日米同盟に基づいた在日米軍駐留費の内、本来の日本負担分意外に「経費」として持とうというのならば、はっきりと「傭兵雇用費」と言ってしまった方が「何のための予算か」が分かって内容もすっきりさせることができるだろう。
 まあ、それはそれで今回の話の主眼ではないのでここまで。

 今日の引用記事で着目するのは、「政治主導で配分を決めるコンテストの趣旨を骨抜きにする動きだ」という一文である。
 私は「政治主導」というのは政治家が「こういう政策を行う」ということを決めて、官僚をシンクタンクとして使ってそれに必要なコスト計算や法的な裏付けを作らせ、実行させるものだと思っていた。
「政治主導」という言葉を聞いた多くの人もそうではないだろうか?
 ところがこんなコンテストを企む民主党も、これを「政治主導」と書く朝日新聞も、「政治主導」とは官僚が適当な政策を考えて「上奏」してきた予算や法律案を「よろしいそれは認めよう。よきにはからえ」「それは私は認めない」と裁くことだと思っているらしい
 もはや気分はすっかり王侯貴族といおうか、それともどこかの国のように「両班意識」といおうか、これは素晴らしいほどに権勢症候群の症状を呈している。民主党の支持者は麻生元総理をして「上から目線」とよく非難したが、この民主党政権の態度こそ、鼻もちならないスノッブ的な「上から目線」というものである。

 こういう「定見がなく、自分が上に立つことに喜びを感じる」政治家というのは、官僚にとってみれば実に操りやすい相手となる。自分の考えがないのだから、ちょっとおだてたりすかしたりするだけで簡単に「自分の意見」を刷り込むことができるのだ。
 防衛省はまだ省になってから日が浅いのでそのあたりの駆け引きの仕方が下手なのだろうが、「省庁の中の省庁」である財務省あたりになると、もう政権を思い通りに動かすことなど赤子の手をひねるよりも簡単。
 とはいえ、先の参院選で「財務省に吹き込まれた」菅総理が消費税を持ちだしながらそれに満足な説明をつけられずピエロになったように(財務省としてはせめて谷垣自民党総裁並みには頭が働くと思っていたのだろうが、そのあたりは誤算だったに違いない(苦笑))、「ルークでなくポーン」を持ち上げたところで限界はあるのだが、逆に考えればその程度の人間の裁可で決められる予算というのは、まさに「国民無視」のものにしかならないだろう。利権屋がつけ込む隙も多く出る。


 民主党政権は鳩山時代から「新しい公共」という言葉のごまかしでNPOなどに優遇税制や資金援助をとやっているが、それ以前に、

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 無給、仕事増…なり手少ない民生委員

 民生委員は、民生委員法に基づき厚生労働省の委嘱を受け、地域社会の高齢者や障害者、生活保護受給者を見回るなど支援を行っている。
 交通費などを除き無給。活動は委員の裁量に任され、見回る頻度や報告のノルマは決められていない。
 児童委員も兼ね、児童相談所などへの虐待通告の仲介も行う。平成19年の能登半島沖地震などの際には被災者の安否確認も行った。
 任期は3年で再任の制限はない。東京都の場合、月8600円の活動費が支給される。
 1人で70~440人を担当し、21年度末現在の民生委員は22万8427人。福祉や教育関係者らで作る民生委員推薦会が候補者を都道府県に推薦、そこから厚労省に推薦される。
 ただ、仕事が増大する現状に、「『市から推薦してくれといわれてもなかなか見つからない』と嘆く都市部の自治会もある」(厚労省)という。
 民生委員に詳しい駒沢大の川上富雄准教授は「都市部ではなり手が減って、制度そのものの存続が危ぶまれている。担当地域や業務の範囲を制限するなど負担軽減への配慮が必要だ」と話す。
 産経新聞 8月15日23時18分

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 国が責任を持つべきこういうところは、こんな状況になっているらしい。

交通費などを除き無給」「東京都の場合、月8600円の活動費が支給」って、いったいこれで何かやろうという意思はあるのだろうか?
 今「高齢老人の行方不明」が社会問題になっているが、こういう民生委員が不足しているのもその一助になっているのではないだろうか? 以前取り上げたことのある犯罪者更生の手助けをする観察士も無給のボランティア職である。今でもこういう「善意」に頼った国民ケアをやっているというのに、それをほったらかしにしたまま「NPOに資金を提供します」というのは順序が違うだろう。

 ましてや、

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 イタコ「口寄せ」癒やしに効果…国助成で研究

 故人の霊を呼び寄せて言葉を伝えるイタコの「口寄せ」に、自殺者の遺族(自死遺族)が癒やされるケースが多いことに注目し、その理由を探る文部科学省の補助金助成研究が、今月末からスタートする。
 自殺者が12年連続で3万人を超える中、新たな遺族支援のあり方を提案したい考えだ。
 研究は、青森県立保健大健康科学部の藤井博英教授らが実施。調査は3年間で、今年度は、県内のイタコを訪れる自死遺族5人に協力を求め、口寄せを受ける理由や受けた直後の気持ちの変化、話の内容や口調などイタコのどこに癒やされたか――などを聞く。
 読売新聞 2010年8月14日(土)14:38

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 こういうことにつける予算があるならば、民生委員や観察士に報酬を払えるような仕組みを作るように動くべきだ。

 一昨日のエントリーの冒頭で「所長は分かってくれない!」となくシーンが流れる映画のことを批判したが、俸給あるところには責任が生まれる。逆に責任を求められるものには、相応の報酬あってしかるべき。
 中には「そんなものが目当てでやっているのではない」と怒る民生委員や観察士の人もいるだろうが、そういう責任感と、それを頼んでいる側がちゃんとした「もの」を出すというのは別物。嫌だというのならばその報酬で困っている人を助けてくれればいい。
 仕事に見合った報酬を払うのは、仕事をさせている側の義務なのだ。

 何度も書いているように、労組的思考パターンを持つ民主党の税金の使い方は「取ってきて身内で分ける」である。「新しい公共」などまさにその考えがよくあらわれている。
 有権者はそんな「目先を変えてごまかす造語」に惑わされず、「彼らが何をやり、何をやろうとしないか」を見極める必要があるだろう。

 菅内閣は、
 
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 年金・社会保障制度、国民参加で議論の場…首相

 菅首相は15日夜、都内のホテルで仙谷官房長官らと会談し、「ねじれ国会」への対応に関し、国民も参加して年金・社会保障制度などの政策課題を議論する場を新たに設けることを検討し、野党側にも改めて協力を呼びかける考えを示した。
 全国で「100歳以上」の所在不明者が相次いでいる問題もこの中で取り上げ、対応策を検討したいとの意欲を見せた。
 読売新聞 8月16日0時36分

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 年金や社会保障制度でも「国民参加」といいだしているが、これは体のよい責任逃れの方便。こんなことと「政策コンテスト」が通るのならば政治家はいらない。毎年官庁に政策発表をさせて直接国民投票で「コンテスト」をすればいいだけの話である。

 民主党議員たちは、「自分が有権者の代表として、彼らの代理で議会に席を占め、行政府をコントロールしている」という自覚はないのだろうか?
 ないようならば、とても「代議士」の椅子に座らせておくことはできないねぇ。


 おまけ。

 ところで、上の読売新聞の記事にある「都内のホテルで仙谷官房長官らと会談」というのは、

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 午後4時6分から同6時15分まで、同ホテル内の宴会場「曙」で仙谷由人、古川元久、福山哲郎正副官房長官、寺田学首相補佐官。同16分、同ホテル内のすき焼き店「岡半」で仙谷、古川、福山、寺田各氏と食事。同59分、仙谷氏が出た。同7時10分、寺田氏が出た。
 午後8時4分、同ホテル発。同12分、公邸着。
 時事通信 8月16日0時7分配信 「首相動静(8月15日)」より

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 こんなところで行われた。

 かつて自民党が料亭を利用しての「選挙戦略会合」を開いていたころ、マスコミは「密室政治」と叩いたもの。今は民主党が「国政」に関わる政策会合を料亭ならぬホテルの宴会場やレストランですき焼きをつつきながら行う。
 こんなものならば官邸や官庁内の会議室で議事録を取って話し合いを行うべきではないのだろうか?
 これを叩かないマスコミが「麻生のバー通い」を連日のように問題視していたことがどれほど異常だったか、それが「政権交代意識」につなげられた経緯とともに、有権者は思い返してみる必要があるだろう。


 本日のナノマシン。

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 細胞の活動を直接観察するナノワイヤー

偕楽園血圧日記-ナノワイヤー
(写真、Science/AAASより 細胞に装着することで生体機能の情報を直接観察できるという最新のナノワイヤー・トランジスタ)

 生きた細胞内に侵入してその活動をリアルタイムで監視できるという、最新のナノテクノロジーを駆使した“盗聴器”が開発された。
 これはシリコン製のナノワイヤーを使用したヘアピン型の電界効果トランジスタで、一般的なウイルスよりも小さい。このトランジスタは細胞内を自由に動き回り、重要な生体機能の様子を“聴き取る”ことができるという。培養したニワトリの心筋細胞を使った実験では、心拍運動を司るその細胞の電気出力の変動をトランジスタで記録することに成功した。
 ハーバード大学のナノ科学者で研究を率いたチャールズ・リーバー氏によると、このトランジスタは驚くほど非侵襲的だという。ワイヤーが細胞膜と同じ成分でコーティングされているため、観察対象の細胞の細胞膜に抵抗なく融合し、ごく自然に“吸い込まれる”からだ。また、この方法では針などで細胞に穴を開ける必要がなく、細胞が傷つかない。
 この微小なワイヤーから送られる情報を体外のコンピューターで読み取る。これにより、拍動する心筋細胞や電気信号を伝達する脳神経細胞など、電気インパルスを発生させるヒト細胞について、より高度な分析が可能となるかもしれない。例えば、ワイヤーの両端にタンパク質受容体を付着させることで、特定の分子の生成など細胞内の生物学的変化の実態を観察できるようになる。
 またリーバー氏によると、細胞と有害物質や薬物との相互作用の解明にもナノワイヤー・トランジスタは有効だという。「新薬の開発だけでなく、おそらく神経回路の働きそのものをこれまで以上に深く理解する上で、有効な道具の1つだ」。
 今後のナノワイヤーの開発で生物学とテクノロジーとの境界線は曖昧になっていくかもしれないと同氏は推測する。例えば、複数のトランジスタで細胞内に “回路”を作り、その周囲に神経組織や心臓組織を成長させることで、細胞の生体機能とデジタル回路の力を組み合わせることができるようになる。
「神経移植の場合なら、人工物と天然物を利用して作ったハイブリッド組織をこの装置につなぎ、さらにそれを人工装具に接続することになるだろう。現在の技術をはるかに超えたものになる」。
 この研究は「Science」誌2010年8月13日号に掲載されている。
 Brian Handwerk
 ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 8月13日15時58分

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 すごい技術だなぁ。
 しかし、ナノサイズワイヤーの中に極性をつけてトランジスターの機能を持たせるのはいいとして、どうやってそれで「生体情報を聴き取る」のだろう? 細胞内の電位変化を増幅してそれで「細胞の興奮状態」を読み取ることを「組織的大規模」で行い、全体の生体活動を測るということだろうか?

 後半の推測部分はなかなか面白いことをいっているなぁ。これはつまり、「ドラゴンボール」に出てきた人造人間17号・18号のようなものが「造り出せる」ということか?(笑)




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