子供を甘やかすべからず | 偕楽園血圧日記

子供を甘やかすべからず

 参院補選の神奈川県選挙区投票率が30%を切っていたというが、投票率が50%いかない選挙は「民意が反映されていない」として無効にしてもいいのではないか? 選挙費用がどうこういう人間も出てくるだろうが、そうやって勉強しなければ有権者の意識が向上しそうにない。

 だいたい、

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 政権公約、参院選へ修正も=民主・輿石氏

 民主党の輿石東参院議員会長は24日午前、山梨県甲州市で記者会見し、来年の参院選で掲げるマニフェスト(政権公約)について「(衆院選の)マニフェストが絶対だというとらえ方を国民はしていないと思う。修正は当然考えられるし、新たな約束を出す場合もある」と述べ、修正や追加があり得るとの考えを示した。
 時事通信 10月24日11時37分

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 政権与党がこんなことを言い出しているのだから、衆議院選挙のマニフェストをそのまま訴えた与党候補ははじめからインチキを言っていることになる。しかもこの輿石参院会長の話がまったくテレビなどで取り上げられないのだから、そのことすら知らないで投票した人も多数いよう。

 どうも日本の選挙は、「民主主義」をいえなくなってきているのではないだろうか?
 自民党長期政権が政治に奇妙な安定感をもたらしたおかげで「政治より選挙」とやる政治屋がはびこってしまったせいもあるのだが、かといって変に「政権交代政権交代」とやっても反対の方向で「選挙至上主義」に至り、「勝つためなら何でもあり」になってしまうしなぁ。
 民主主義はコストもかかるし、健全に維持されるようにしていくようにするには難しいものがある。


 ようやく今日から国会が開かれることになったわけだが、その前に行われた与野党の両院議員総会を伝える昼間のNHKニュースの動画で示された、相変わらず日章旗が見えない民主党と日章旗と党旗を舞台上に掲げる自民党の「意識の差」というのは、有権者はちゃんと見ておいた方がいいだろう。

 さて、開会式に続いて行われた鳩山総理の所信表明演説については各紙の記事が出揃うのを待つとして、その国会開催前に、

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 内閣、文科委員長を要求=参院民主

 民主党の平田健二参院国対委員長は20日午後、国会内で自民党の鈴木政二参院国対委員長と会い、自民党が握る内閣、文教科学両委員長と民主党が確保している決算、経済産業両委員長とのポスト入れ替えを求めた。これに対し、鈴木氏は「委員長枠の交換は参院選後に行うのが通例だ」と難色を示し、引き続き協議することになった。
 平田氏は26日に予定される臨時国会召集までに結論が出ない場合、参院本会議に内閣、文科両委員長の解任決議案を出し、民主党議員を委員長に選任することも辞さない考えを伝えた。解任決議が可決すれば、衆参両院で初の事態となる。
 時事通信 10月20日14時24分


 「大人」の民主、参院委員長ポスト要求撤回 自民を尊重

 民主党は23日、重要法案を円滑に審議することを理由に自民党に交代を迫っていた参院の文教科学、内閣両委員会の委員長ポスト獲得を断念した。政権党として運営を担う26日からの臨時国会で、冒頭からの混乱は避けようと「大人の対応」を見せた。
 両委員会は、民主党がマニフェストに掲げた高校無償化や、政治主導実現のための政府内の仕組みづくりに関する法案を扱う見通し。民主党は政権交代を機に両委員長ポストを要求したが、自民党は「多数決で無理やり取りにきたら臨時国会は止まる」(幹部)と反発していた。
 このため23日に両党の参院議員会長が会談。民主党の輿石東会長が「政権政党になった。大人になりましょう」と引き下がった。衆院選前は野党ながら参院で第1党だった民主党が自民党と激しく対立。だが、来年の参院選で単独過半数を取るため、成果としたい予算や法案の審議が進むように自民党の顔を立てる必要もあるようだ。(園田耕司)
 asahi.com 2009年10月24日4時46分

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 テレビではまったく伝えられないこのような「攻防」が参議院で行われていた。

 いやはやそれにしても、これを「大人の対応」という輿石氏やそれを称賛する朝日新聞にも呆れたものである。
 この委員長ポストの話は元々民主党が「衆議院で多数を取って与党になったのだから参議院でも好きにやらせろ」と「ガキのわがまま」を言い出したことにある
 さすがは党の幹部が「憲法に三権分立とは書いていない。立法と行政を民主党が握るのは当然だ」と言い放つだけのことはある。衆議院と参議院の独立性すら彼らの中では「どうでもいい」ことなのだろう。かつて「良識の府」と呼ばれた参議院が政党対立の場というただ衆議院の延長戦になってしまったのもむべなるかな。ここまで「衆議院のカーボンコピー」になるのならば、もう憲法を変えて一院制にしてしまったらどうだろう?(冷笑)

 民主党政権は、

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 複数年度予算導入を決定 政府

 政府は23日午前、予算編成に関する閣僚委員会を開き、国家戦略室がまとめた予算編成改革案を了承した。平成23年度予算から実質的な複数年度予算編成を導入することや、22年度からも年度末の予算使い切りを防ぐ「予算執行監視チーム」を各省に設置することが柱。同日午前の閣議でこうした方針を決定する。
 改革案は戦略室の「予算編成のあり方検討会」が作成した。23~25年度の3年間で歳入見込みと各分野の歳出削減策などを盛り込んだ「中期財政フレーム」を策定。中長期的な財政規律のあり方を含めた「財政運営戦略」も定め、規律ある財政運営を目指す。
 産経新聞 10月23日10時52分

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 憲法で「内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、その審議を受け議決を経なければならない」とされていることを無視して予算を作るつもりのようだし。


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 民主、参院だけ代表質問…衆院は行わず

 民主党の平田健二参院国会対策委員長は20日、自民党の鈴木政二参院国対委員長と国会内で会談し、26日召集の臨時国会で行われる、鳩山首相の所信表明演説に対する参院本会議での代表質問を民主党も行う考えを伝えた。
 輿石東参院議員会長が質問する。
 衆院では民主党と国民新党は「審議時間短縮のため」などとして、代表質問を行わず、社民党が与党3党を代表する立場で質問する。衆参で対応が異なることについて、民主党参院幹部は「両院で代表質問をしなければ、党が鳩山首相のはしごを外したと誤解されるだろう」と述べ、首相を支える姿勢をアピールするのが狙いだと説明した。
 読売新聞 2009年10月20日(火)21:57


 主は「横暴、暴挙」 みんなの党の渡辺氏も怒り心頭

 みんなの党の渡辺喜美代表は22日、国会内で記者会見し、臨時国会での鳩山由紀夫首相の所信表明に対する代表質問を民主党から拒否されたとして「議会制民主主義に反する横暴、暴挙だ」と怒りをぶちまけた。
 みんなの党は、先の衆院選で「政権交代」を掲げ、5議席を獲得、特別国会の首相指名では鳩山氏に投票した。しかしその後は、民主党からの連携の呼びかけを拒否したり、日本郵政新社長人事を「渡りそのもの」と批判したりと、「是々非々」できた。
 民主党は拒否した理由を「(みんなの党の)申し入れが遅かった」としている。しかし、渡辺氏は「嫌がらせだと受け止められてもやむを得ない。われわれの言論が民主党には一番嫌なのだろう」との見方を示した。
 民主党は、参院でも自民党議員が務めている内閣、文教科学両委員長のポストを明け渡すよう要求。22日には民主党の平田健二参院国対委員長が自民党の鈴木政二参院国対委員長に26日の参院本会議で両委員長解任決議を提案する方針もちらつかせた。
 野党時代の民主党は、自公連立政権を「数の横暴だ」と批判していたが、与党になった途端に「数の論理」で押し通し始めたようだ。
 産経新聞 10月22日21時24分

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 民主党は国会運営でも「与党なんだから何をやってもいい」という姿勢を貫くつもりのようだが、まさに「小者が権力を握ったらどうなるか」を体現しているといえる。この政党が野党時代は「(与党は)数の横暴!」と事あるごとに叫んでいたのだから「恥知らず」の称号がこれほど似合うものもいまい

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 「小沢小学校」始動 朝8時半から勉強会 遅刻厳禁

 民主党が、衆院選で初当選した143人の新人議員を鍛える教育を本格的に始めた。党の会合への出欠や遅刻を厳しくチェックし、忙しい先輩議員に代わって国会の委員会に出席するなどの「ぞうきんがけ」も徹底させる。小沢一郎幹事長の意向が色濃く反映しており、さながら「小沢小学校」の様相だ。
 首相官邸といえども新人教育には口出し禁止。そんな党の姿勢が早速表れたのが、予算の無駄削減に取り組む行政刷新会議の人選だ。作業にあたる「事業仕分け人」の政治家32人のうち、14人を新人議員が占めていたが、根回し不足に党側が反発。新人はメンバーから外れる見通しだ。
 政策の前に国会のイロハをたたきこむ――。現場責任者の山岡賢次国会対策委員長は23日、週明けの臨時国会召集を控え「1期生は来週から毎朝8時半に国対の勉強会に入る。そちらが優先だ」と記者団に強調した。
「授業」が始まったのは、13、14日の研修会から。小沢氏は「先輩の言うことを聞きながら修業を積んで、地元の期待に応えられる政治家に育って欲しい」と訓示した。
 その裏で党職員が出欠や遅刻をチェック。研修会を海外渡航で欠席したある新人議員には「厳罰」が下った。公共事業などをめぐる論戦で注目を浴びそうな衆院国土交通委員会への所属を「見せしめ」(党幹部)で外されたのだ。
 新人教育は十数人単位の班ごとに行われるが、班長となった中堅の国対副委員長らも指導の成果を問われる。26日から班別の勉強会が本格化するが、「新人の中には首長経験者もいるので、ほかの新人の人生顧問役になってもらいたい」と話す班長もいて、どんな教育メニューになるかは、各班長の工夫次第だ。(渡辺哲哉)
 asahi.com 2009年10月24日15時9分

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 小沢幹事長の肝煎りで「初当選議員」を子供扱いした研修(初当選だろうと複数回当選だろうと、選挙区で通った人間の国会での地位は同じである。その程度の人間を選んでしまった有権者も有権者だが、だからといって民主党は有権者を愚弄することはできない!)を彼の党は行うつもりのようだが、「民主主義のルールを守らない」幹部たちにも、「政治家小学校」を設けて通わせる必要があろう(冷笑)。


 本日の基地。

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 月面に地下への謎の縦穴 日本の衛星かぐやが発見

偕楽園血圧日記-月面の縦穴
(写真、共同通信より。衛星かぐやが月面に発見した縦穴)

 月の表面に地下深くに通じる直径60~70mの縦穴が開いているのを宇宙航空研究開発機構のチームが月周回衛星かぐやの探査データから24日までに発見。こうした縦穴発見は初めてで、穴の底に横長空洞がある可能性が高いとみている。空洞が確認されれば、将来の有人月探査基地の有力な候補になるという。かぐやの地形カメラや近赤外線カメラがとらえた月面画像を分析。「嵐の大洋」と呼ばれる平らな地形に縦穴を発見した。
 共同通信 2009年10月24日(土)18:49


 JAXA 月面に縦穴、世界で初めて発見 基地利用も

偕楽園血圧日記-竪穴式基地
(図、毎日新聞より。月に発見された縦穴の地下想像図)

 月で、地下の巨大な溶岩トンネルに通じる縦穴を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が世界で初めて発見した。将来の有人月探査で、天然の基地として活用できる可能性がある。米地球物理学会誌に近く掲載される。
 このトンネルは、流れている溶岩の表面が冷えて固まった後、その中にある溶岩が流出して作られたと考えられる。JAXAは月周回衛星「かぐや」で探査したところ、火山活動が活発だった地域内の地点(北緯14度、西経57度)で、縦穴(直径60~70メートル、深さ80~90メートル)を発見。その穴に差し込む太陽光や影の解析から、地下に横幅400メートル以上、高さ20~30メートルのトンネルの存在が確実になったという。
 月は大気がないため、地表では隕石(いんせき)の落下や人体に有害な宇宙線にさらされている。溶岩トンネルの中はこうした危険から守られる。気温も大きく変動する表面と異なり安定しているので、米国など各国が天然の基地の候補地になるとして探している。
 春山純一JAXA助教(惑星科学)は「周辺の地形は比較的平らなので、着陸や移動がしやすいだろう。地球側を向いており交信が容易だ。赤道近くで太陽エネルギーも得やすい。月面基地の有力候補になるのではないか」と話す。【河内敏康】
 毎日新聞 10月25日10時7分

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 しばらく前に「かぐや」の観測結果から誕生直後の月が高温のマグマで覆われていたという「マグマオーシャン説」が強化されたという話があったが、これはその時にガスが抜けた跡ということだろうか。これがどう広がっているかを観測するには、日本のあちこちで開発されている災害救助用ロボットの投入が有効だな。

 そしてこの洞窟が「有望」となったら、その時はいよいよ「二足歩行ロボット」の監督による人間サイズの居住空間作り、だ(笑)。