あっちもブレブレ、こっちもコロコロ | 偕楽園血圧日記

あっちもブレブレ、こっちもコロコロ

 水戸黄門の再放送に「チャングム」のコマーシャルが入るようになってただでさえ不愉快なのだが、さらに「歴史ドラマ」という表現をされるにいたっては「いい加減にしろ!」と抗議の電話を入れたくなってしまう。
 水戸黄門も、たとえば浜松にいくと必ず鰻のエピソードが出てくるが、浜松で鰻の養殖が本格化して名物になったのは明治以降、ほとんど昭和になってからであるといういい加減さはあるが、チャングムはそれ以上に歴史的意義のない完全なフィクションなのだから、カテゴリー表現としては「時代劇」でいいではないか。
 TBSは「歴史ドラマ」という表現で「さも事実に基いているかのような印象」を与えようとしているようだが、あんなものを「事実だ」と言い張るのは韓国人だけにしておけ……ああ、あそこは「心が韓国人」じゃなければ勤められない会社だったか(嘲笑)。


 さて、

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 <鳩山代表>「密約文書、存在明かす」 政権交代後の方針

 民主党の鳩山由紀夫代表は15日、核搭載艦船の寄港などを認める米国との密約について「政権を取ればこういった文書の存在は明らかにし、オープンな議論で結論を出したい」と述べた。政権交代後、密約の扱いについて米側と協議する方針を示したもので、核兵器の持ち込みなどを禁じた非核三原則に関しては「現実問題としては堅持できる状況」と見直さない考えを強調した。東京都内で記者団に語った。
 鳩山氏は14日の記者会見で「北朝鮮の問題も含めて必要性があったからこそ、現実的な対応がなされてきた」とこれまで核搭載艦船が寄港していた可能性に言及している。しかし、15日には「核を搭載した米艦船が日本に寄港する必要は既になくなっている」と指摘し、非核三原則は堅持する姿勢を示した。
 一方、河村建夫官房長官は15日の記者会見で、非核三原則について「日本の国是の大原則だから軽々に言及できる課題ではない」と堅持する姿勢を強調。密約については「いろんなことが指摘されているが、一切ないと歴代首相が言明してきた通りだ」と述べた。【佐藤丈一】
 毎日新聞 7月15日21時4分

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 昨日「おまけ」の中で引用したように、一昨日は「核持込密約」に対して「騒ぐのは現実的ではない」と大人の対応を見せていた鳩山民主党代表が、一夜にして「これは重大問題。文書を明らかにすべきだ」と言い出した。
 あまりに露骨な発言翻しに、毎日新聞も「コロコロ変化」とか「ブレブレ発言」という単語を入れ忘れてしまったようだ(冷笑)が、記事は要約なので、これについて鳩山代表が言った言葉を産経の詳細記事で読んでみると、

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【非核三原則】
--非核三原則について鳩山氏は昨日の記者会見で「現実的対応がなされてきた」と述べたが、民主党内の議論はどうあるべきか
「結論を申し上げればね、やっぱり政調でしっかり議論をするべきだと思います。私が申し上げたいのは、これは、密約という言葉でありますけれども、過去、もう、その密約があったことはアメリカ側から明らかにされているわけですから。それを密約だから、いまだに『ない』などということを政府が主張していること自体非常にこっけいですよね。ここはやはり、事実は事実として認める。もう、過去、あのときはあのような密約にせざるを得なかったという事情があったということは、ある意味で国民の多くのみなさんは分かってますから。そこはもう、外務省の官僚のみなさんが過去、『ない』と言ったから今もないんだと。でも、アメリカ側がもうすでに資料も明らかにしているわけですから。それはどう考えても、国民のみなさんもね、当時のことを考えながら理解をされると。私はそう思いますね」
「だから、それを前提として、これからどう考えるかということでありますけれども、私は現実的な面を大事にしなさいということを申し上げた。一方は、北朝鮮の状況があります。他方は、特に日本は非核三原則を掲げています。そして、アメリカはもうすでにですね、現実的な対応の中でも、いわゆる核を搭載した船がですね、日本を寄港する必要はなくなっているわけです。従って、現実的な対応の中でも、非核三原則というものは現実問題としては堅持できるという状況で、何も不自由はないと。そう思います」
「ただ、北朝鮮の状況もありですね、やっぱりこの問題に関しては将来のことを見据えて考えれば、日米間で徹底的に議論をしていくと。そして、こういう世界情勢、特にアジア情勢の中で、正直にですね、うそをつかないで、密約とかいう話ではなくて、オープンな議論の中で結論を出していけばいいんじゃないかと」
「民主党が政権をとったらですね、当然、まずこういった文書の所在みたいなことはやはり明らかにしていきたいし、その中で、オープンな議論の中でね、結論を出していきたいと思いますが」
 産経新聞 7月15日23時54分配信 「鳩山ぶら下がり(1)非核三原則見直し『日米で議論すればいい』」より

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 どうも一昨日のものが「自分の本音」で、その後「正論でも利敵行為になる事は言うな! 今はとにかく自民党のイメージを悪くするようなことだけやれ」と誰かから指示でもされたのか、自分でも「何を言っているのか分からなくなっている(特に前半部)」ようである。
(この会見に限らず「鳩山ぶら下がり」は言葉が非常に回りくどくて整理されておらず、文脈も論理もめちゃくちゃなことが多い。氏の頭の中はどうなっているのだろうかと思うことしきり。記者も「使える言葉の並び」を探そうとするためか何度も同じ話題が繰り返すのだが、よけいに混乱するばかりのようだ。「鳩山が総理に相応しい」という人には、一週間彼のインタビュー記事を読み続けてみることをお勧めする)

 後半の発言から、鳩山代表、ひいては民主党は、米軍の核戦略が弾道弾と戦略爆撃機にシフトし、いわゆる「艦船搭載」されるようなものは引退させているという事実を知っていることが伺える。ならばその支持団体も当然その情報は共有しているはずだろうに、いまだに米艦艇が日本に寄航するとなると「核反対」の横断幕を持って労組や日教組が集合するのだからおかしな話である。
 つまるところ、彼らはそうやって騒ぐことで日本人の核アレルギーを刺激して「反アメリカ感」が植えつけられると思っているのだ。「9条教」の布教がある程度なっているところを見ると、残念ながら彼らの異常さよりもまだその横断幕に目がいっている人も多いのだろう、まったく。


 もっとも、こんな程度の勢力が叫ぶ「政権交代!」に人々がひきつけられてしまうのも、今の政権与党が「カルト宗教団体の下部組織」と、

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 自民・武部元幹事長「麻生首相は徳がない」

 自民党の武部勤元幹事長は15日朝、TBSの番組に出演し、「次期衆院選前に新しい党総裁を選ぶべきだ。新総裁のもとで政策を発表し、国民に信を問うべきだ」と述べ、麻生太郎首相は退陣し、ただちに新総裁を選ぶべきだとの考えを強調した。
 そのうえで、武部氏は「失礼な言い方になるが、麻生首相が一番問われているのは徳がないということだ。人を愛する心、謙虚な心、恥を知る心、それから、正しい判断をする心(が問われている)」と強い調子で批判。“ポスト麻生”について「徳性の高い方を選びたい」と語った。
 ただ、総裁選の前倒しにつなげるための両院議員総会の開催には、党則35条の規定で党所属国会議員の3分の1(128人)の署名が必要だが、「まだ確保できていない」と説明。総会が開かれない場合、反麻生派の議員らと離党し、新党を作るとの見方が流れていることについても「そのほうがわかりやすいが、そうではない。侃々諤々(かんかんがくがく)、議論百出が自民党の歴史だ」と、慎重な発言に終始した。
 産経新聞 7月15日11時19分


 加藤元幹事長、「首相は辞めてほしい」の問いに「はい」

 自民党の加藤紘一元幹事長は15日朝、テレビ朝日の番組に出演し、東京都議選の敗北を受けて「ある意味で人心一新をすべきだ」と述べた。また「麻生太郎首相(党総裁)は辞めてほしいということか」との問いに「はい」と答え、両院議員総会を開催し、党総裁を交代させるべきとの考えを表明した。
 加藤氏は「本来なら都議選は築地市場の移転や新銀行東京などローカルなテーマが争点だが、麻生首相は(都議選の結果が)国政に直結すると全部の選挙区を回った。選挙が終わってから、ローカルな話、では通らない」と指摘した。
 選挙を行わないまま党総裁・首相を交代させることに批判があることに対しては「そういう議論もあるが、表紙を変えるときには中身も変えないと本は売れない」と強調した。
 一方で、加藤氏は14日夜の中川秀直元幹事長、武部勤元幹事長らとの会談については「中川氏らとの新党結成はまったく話題に出ていない」と述べた。
 産経新聞 7月15日9時30分


 両院総会求め133人の署名簿を提出

自民党本部に入る中川元幹事長。この後署名簿を提出した=横山就平撮影

 麻生首相に批判的な自民党の中川秀直・元幹事長らは16日午前、党本部で細田幹事長と会い、両院議員総会の開催を求める133人の署名を提出した。
 署名した国会議員は、党則で総会開催に必要とされる党所属国会議員の3分の1(128人)を上回っており、与謝野財務相、石破農相の現職閣僚も含まれている。ただ、名簿提出後、名簿からの削除を求める議員もおり、両院議員総会を開催するかどうかを含め、細田幹事長ら党執行部がどう判断するかが今後の焦点となる。
 名簿の提出には、中川氏のほか、加藤紘一・元幹事長、川崎二郎・元厚生労働相、塩崎恭久・元官房長官や中堅・若手議員ら十数人が同席。中川氏は「衆院の解散前に、早急に、できれば週内にも、両院議員総会の開催をお願いしたい」と要請した。
 これに対し、細田幹事長は「承った。早急に検討させていただく。危機感は共有しているので、党が結束して次なる戦いに臨めるようにしたい」と述べたが、両院議員総会を開催するかどうかや、開催時期などは明言しなかった。
 この後、中川氏は党本部で記者会見し、「(党の)態勢の立て直し、今後の方針、(東京都議選などの)敗因の分析、総括、反省を含め、真剣な議論を行うべきだ」と両院議員総会開催の意義を訴えた。
 読売新聞 7月16日9時52分

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 こんなやつらが大騒ぎして「権力亡者ぶり」を露骨に表す政党が組んでいるから。

 せっかく相手が「9条カルト」と「政権交代のためなら政策も隠す」という政権亡者振りを現しているのに、それ以上の醜態を見せつけてはただ「あきれる」人間を増やすばかりである。

「私は小泉氏の偉大なるイエスマン」と媚び、当話題になった人間を「堀江君は私の息子です」と持ち上げていた人間に「徳」を語られて、麻生総理も内心呆れていることだろう。
 とっくに主流派から外され、特亜に媚びることで政治生命を保っているような人間が「表紙を変えるとき」に「変える」といっている「中味」は何なのか。
 中川(秀)氏は以前、「(自民党とは違う)独自政策で選挙を戦うことも考える」と言っていたのだから、その署名してくれた人間を集めて新党を立ち上げたらどうだろうか?(まあ、署名者の中には「麻生おろしのつもりで署名したのではない」という人間もいるようだが、これにしても本当の気持ちでそう言っている人間もいれば、様子見で逃げ道を作っているだけの人間もいるだろう)

侃々諤々(かんかんがくがく)、議論百出が自民党の歴史だ」は大変結構だが、それをいうならば、ここでまだ「麻生おろし」をするという人間は、なぜ国会の「不信任案」に否決票を入れたのだろうか。「議論」といいながら、本質をはずれたところで罵りあいをするだけならば、「言論統制」で異論を封じ込めている民主党の方を「しっかりしている」と勘違いする人間が出てくるだけだ。(だいたい「両院議員総会」など毎週月曜に定期会合として設けておくべきではないのか? 何のために大きなビルに党本部を構えているのだ?)
(2009/07/10の記事、日本が好きな人が就くべき職業がある) で引用した読売の「変えればいいと思うよ四割」という記事に踊らされて、「マスコミに負のイメージを植えつけられた麻生総裁を代えれば何とかなるかも」という意識を自民党が議員が持てば持つほど「マスコミの罠」にはまるばかり。ここでまた総裁変えをしたならば、マスコミが「やったやった」とばかりにバッシングの材料にするのは目に見えている。

 マスコミ、特に影響力の大きなテレビはリーマンショックの影響が出ているときには「経済悪化経済悪化」と騒いだが、このところの株価上昇や工場稼働率のアップといった「上向き」なことについてはまったく触れようとしない。が、民主党に足を引っ張られながらも「麻生の経済対策」は徐々に効果を発揮しはじめているのだ。
 選挙までには四十日の猶予が取られた。幸いにして日本人はどこかの半島人と違って、データを見て客観的に判断することができるのだから、今自民党議員がやる事は、「外国人参政権」で地方社会を壊そうとする動きから民主党が地方選挙で勝つたびに株価が大下がりすることも含めて、「マスコミはあんなことをいっていますが、事実はこうなんですよ」ということを選挙区の人たちに語りかけることである。(それが「思想的」にできない人間もあぶりだされるから一石二鳥!)
 もちろん、「政権交代!」で頭に血が上っている人たちは、はじめのうちは何をいっても聞き入れようとしないだろう。それを振り向かせるのは困難を極めるが、この経済状況の中、企業の営業マンはそういう生活をしているのだ。議員になりたければそういう生活を体験してみるがいい


 それにしても、「一度下野してまともな政党になってもらって~」とか「お灸を据えて~」とかいっている人間は、まだこんな自民党に未練を持っているのかなぁ。こんな体たらくを示している政党が、「下野したからまともに」などなると思っているのだろうか?
 いまや自民党の存在価値はあくまで「売国政党に日本を乗っ取られないための防波堤」にしかない。とにかく民主党という「反日政党」を潰す間の置物。民主党を潰した後は日本人の手で「日本のための政党」を作り、「下野」ではなく「自民党の消滅」にまで持っていかなくてはならないのだ。


 本日の電飾。

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 静かなHV車、事故防止へ「昼も点灯」運動

 音が静かなハイブリッド車などの事故防止につなげようと、福島県警郡山署は15日から、昼間のライト点灯運動を始める。
 7月からパトカーで始めており、15日の交通事故撲滅市民大会で呼びかける。
 ハイブリッド車は減税効果もあって販売台数を伸ばしている。モーターとエンジンを併用した動力音が静かで、視覚障害者や高齢者が接近に気付かないなどの危険性も指摘されている。
 国土交通省が2日開いた対策検討委員会で、「ヒヤリ事例」が60件以上報告された。プリウスを販売するトヨタは、警告音で車の接近を知らせることなどを検討している。郡山署は、「(点灯は)視認性を高める。エンジン音が静かなほかの車にも有効だ」としている。
 東大の丸山茂夫教授(機械工学)は「音の静かな車が増える中、ライトの点灯は有効だろう。航空機の点滅灯のように、(歩行者に)車の存在を知らせるものの装着を考える必要がある」と話している。
 読売新聞 7月14日8時30分

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 何を考えているのだ福島の警察は! 十年以上前から二輪車のヘッドライトにオフスイッチが無くなっているのはなぜかを忘れてしまったのか?
 四輪車が二輪車を「軽く」みて起こす事故が多かったために、二輪車側が「自己アピール」のために始めた「バイクは昼間もライトオン!」運動の有効性をメーカーがみたからではないか。今度四輪車のハイブリッドカーまでが常時ライトオンにすると、二輪車が埋没してしまい、また危険性が増すばかりではないか!

 そもそも、ハイブリッドカーの静粛性など余剰産物のようなもので、本来車に「なくてはならない機能」ではない。ならば「交通安全」のためならば、アクセル開度に応じて今のガソリンエンジンの「音」を外部に流すシステムを実装しておけばいいのだ。
(実はこの「音」を自由に変えられて、「周りの音の大きさに合わせて自動コントロールされる」と共に「今日はフェラーリサウンド」とか「今日はアメ車」と楽しめるような形にというのを、特許に出せないかなぁと考えているのだけど(笑))。