2017年09月05日(火)

「反核」主義者たちが「核の政治的な力」を認めているのだからなぁ

テーマ:国際関係

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 山手線など一時運転見合わせ=停電で7路線、4万人影響―JR東日本

 5日午前、JR東日本管内で停電が起き、山手線や京浜東北線、高崎線など首都圏を走る計7路線で、最大約40分間にわたり運転を見合わせた。
 この影響で特急5本を含む列車計75本が遅れ、約4万1000人に影響した。
 JR東によると、蕨駅(埼玉県蕨市)付近にある「蕨交流変電所」で点検、修繕の作業中、機器の操作を誤ったため一部の線区で停電が発生。午前9時57分以降、山手線の内回り、外回りや京浜東北線の上下線などがストップした。その後順次復旧し、同10時39分に全線で運転を再開した。
 同変電所は、首都圏の電車運行や信号など設備の動力となる電気を供給しており、同社が詳しい原因を調べている。 
 時事通信 9/5(火) 10:21

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 東京で電車が停まってひと騒ぎが起きたらしい。
 出勤のピークは過ぎた時間帯だが、大変だったろうなぁ。


 さて、

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 「ICBM装着用の水爆実験、完全成功」 北朝鮮が発表

 北朝鮮の朝鮮中央テレビは3日、同日正午(日本時間午後0時半)に北部の核実験場で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)装着用の水素爆弾の実験を実施し、「完全成功」したと発表した。北朝鮮による核実験は6回目。「実験は前例のない大きな威力で行われた」と主張した。
 韓国気象庁は3日午後0時29分ごろ、咸鏡北道吉州郡豊渓里(ハムギョンブクトキルジュグンプンゲリ)の核実験場付近で、マグニチュード(M)5・7の揺れの人工地震を観測した。北朝鮮が過去5回行った核実験の際に観測された人工地震はM3・9~5・0で、今回は最大のエネルギーが発生した可能性がある。(ソウル=武田肇)
 朝日新聞デジタル 9/3(日) 16:43


 「水爆弾頭化」誇示=ICBM開発で北朝鮮―電磁パルス攻撃に初言及

【ソウル時事】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3日、金正恩朝鮮労働党委員長が新たに製造された大陸間弾道ミサイル(ICBM)の弾頭部に装着する水爆を視察したと報じた。
 同通信は開発した核弾頭について、電子機器をまひさせる電磁パルス(EMP)攻撃も可能な多機能弾頭と伝えた。北朝鮮がEMP爆弾を開発している可能性は指摘されていたが、当局が公式に認めたのは初めて。
 金委員長は「強力な核兵器を思い通りにどんどん製造できるようになった」と述べた。水爆を弾頭化したことを誇示し、米国をけん制する狙いがありそうだ。
 同通信は、2016年1月6日に実施された「初の水爆実験」で得た成果に基づき「水爆の弾頭の技術的性能が最先端の水準で更新(アップグレード)された」と強調し、「攻撃対象によって、威力を数十キロトン級から数百キロトン級まで任意に調整できる」と主張。さらに「大きな殺傷・破壊力を発揮するだけで なく、戦略目的により、高高度の空中で爆発させ、広い地域に極めて強力なEMP攻撃まで加えられる多機能化された核弾頭だ」と伝えた。 
 時事通信 9/3(日) 7:07

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 北朝鮮が「水爆実験に成功した」と勝ち誇っている。

 まず簡単に説明しておくと、いわゆる「原爆」というのはウランやプルトニウムといった重くて不安定な物質の核分裂エネルギーを解放させるもので、「水爆」というのは水素のような軽い元素を融合させた時に発するエネルギーを暴発させるもの。技術としてまったく別のものである。(ただ、核融合を起こすための条件を作るために原爆が使われる)
 爆発規模から「水爆というのは怪しくて強化型原爆の可能性もある」という専門家もいるが、この、まったく別の技術にも北朝鮮が手を出しているという事実は、重く見なければ。

 そして今回「電磁パルス」にも彼らが言及したというのもまた無視していいことではない。
 これはつまり「核兵器を目標の近くに運んでいかなくても被害を出せる」という宣言で、今までの恫喝からさらに一歩踏み込んだものだと受け止めるべきなのだ。
 核による電磁バルス攻撃は、場合によっては日本の領空外からでも行うことができる。そしてその効果は、今回首都圏で起きた停電事故どころではない騒ぎを起こすだろう。「核兵器が作動する前」の迎撃が、ますます大切になってきているということだ。
 
だというのに我が国では、(2017/09/01の記事、本性をよく見よう(後編))で取り上げたような人間たちがまだ、

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 「圧力だけでは戦争に」=被爆者ら、北朝鮮の「暴挙」に怒り―広島・長崎

 北朝鮮が6回目の核実験を強行した3日、広島と長崎では「暴挙だ」との怒りの声が上がった。
 被爆者らは「国際社会の圧力だけでは戦争になる」と危惧し、核兵器禁止条約への参加が日本の採るべき道だと訴えた。
 広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)副理事長、箕牧智之さん(75)は「やはり核実験だったか。話し合いすら難しいのでは」と懸念。もう一つの県被団協の理事長、佐久間邦彦さん(72)は7月に国連で採択された禁止条約に触れ、「(北朝鮮が)世界の流れに逆行しているのがさらに鮮明になった。平和を望んでいるのであれば、核実験は明らかな矛盾だ」と非難した。
 長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長の川野浩一さん(77)も「許しがたい暴挙。禁止条約など核廃絶に向けた国際社会の動きに逆行する」と語気を強めた。
 長崎県被爆者手帳友愛会会長の中島正徳さん(87)は「いつかはやると思っていたが、戦前の日本と同じ道をたどっている気がする」と懸念し、「圧力だけでは戦争になる」と危機感を募らせた。
 日本原水爆被害者団体協議会事務局長の木戸季市さん(77)は、核兵器廃絶を訴え続けて8月30日に88歳で亡くなった谷口稜曄さんに触れ、「『生き地獄だった』と生前語っていた。米国の原爆投下を許しはしないが、被爆者は『報復を』と言ったことはない。人類が滅びると身をもって知ったからだ」と強調する。
 北朝鮮を圧力だけで止めることはできないと考え、「核兵器禁止条約が北朝鮮問題の大きな力になる」と説く。ただ同条約に日本は不参加。「日本は核兵器を一切使わせないとの立場を鮮明にすべきだ。遠いようで最も近い唯一の道だ」と訴えた。 
 時事通信 9/3(日) 17:11


 北朝鮮核実験 被団協代表理事「恐怖感じる」

 日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の箕牧智之代表理事は北朝鮮が6回目の核実験を行ったことについて「アメリカと北朝鮮の言葉による応酬が続いてきたが、実際に行動を起こされると恐怖を感じます。このあたりで幕を引かなければ、さらにエスカレートして核兵器が使われる事態にもなりかねません」と話しました。
 そのうえで「広島や長崎の悲劇を再び繰り返してはいけないというのが被爆者の願いです。核兵器が使われるような事態だけは避けて頂きたい」と訴えました。
 また日本政府に対しては「アメリカの核の傘のもとにあることで、北朝鮮にとっては敵とみなされており、アメリカに右にならえの態度でよいのかどうか、被爆者として疑問に思います。北朝鮮に対する制裁を今後も強めていったとしても効果があるのかわからず、話し合いで解決していくための政府や国会議員の責任は一段と重いと思います」と指摘し、唯一の戦争被爆国として日本が国際社会で核兵器廃絶に向けた責任を果たすよう求めていく考えを示しました。
 NHKニュース 9月3日 18時30分


 核実験、過剰反応は相手の思うツボ 小田嶋隆さん

■北朝鮮が核実験
 コラムニスト小田嶋隆さんの話 ミサイル発射や核実験はけしからんことであり、脅威だというのは大前提だが、過剰に反応するのは相手の思うツボだ。政権は、求心力を高めるために国防意識を強い口調であおっているようにも映る。国民がするべきなのは、いまの政権の対応が適切なのかも含め、北朝鮮への対応についての議論を活発化させることだ。過去を振り返ると、戦争は危機意識が過大になったときに起きた。日本で今、危機意識だけが広がっていくことを恐れる。
 朝日新聞デジタル 9/3(日) 19:04

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「過剰反応だ!」「話し合いだ!」といい、マスコミがそれを大きく取り上げるのだからおかしなことである。

「戦争戦争」というのならば、それは北朝鮮に対して言うべきではないのか? そうやって不安煽りをすることこそが「過剰反応」であり、北朝鮮の思うつぼではないのか?
 核兵器を持っていない日本に「禁止条約を批准せよ!」といってなんの意味がある? それこそ北朝鮮に向かっていうべきことではないのか。

 いったいこういう人間たちのいう「平和的解決」というのは何だろう? どこを着地点として見ているのだろう?

 国会にも、

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 【北朝鮮核実験】共産・志位和夫委員長が声明発表(全文)「米朝は直接対話に踏み出せ」

 共産党の志位和夫委員長は3日、北朝鮮の核実験実施を受け、「北朝鮮の核実験を厳しく糾弾する−危機打開のため直接対話がいよいよ緊急・切実な課題に」と題する声明を発表した。全文は次の通り。

一、北朝鮮は本日、昨年9月に続く6回目の核実験を強行した。北朝鮮は、「ICBM(大陸間弾道ミサイル)搭載の水素爆弾の実験を成功させた」と主張している。
 北朝鮮の核実験は、今年だけでも13回行った弾道ミサイル発射とともに、世界と地域の平和と安定にとっての重大な脅威であり、累次の国連安保理決議、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反する暴挙である。それは、国際社会が追求している「対話による解決」に逆行する行為であり、核兵器禁止条約の採択など「核兵器のない世界」を求める世界の大勢に逆らうものである。
 日本共産党は、強い憤りをもって、この暴挙を糾弾し、抗議する。
一、いまの最大の危機は、米朝両国の軍事的緊張がエスカレートするもとで、当事者たちの意図にも反して、偶発的な事態や誤算などによって軍事衝突が引き起こされる現実の可能性が生まれ、強まっているということである。万が一にもそうした事態が引き起こされるならば、その被害は日本にも深刻な形で及ぶことに なる。おびただしい犠牲をもたらす軍事衝突は絶対に回避しなければならない。
 私は、8月12日に発表した「声明」で、現在の危機の打開のためには、米朝の直接対話が必要だと提起したが、それはいよいよ緊急で切実な課題となっている。
一、北朝鮮に対して、これ以上の軍事的な挑発を中止することを厳重に求める。米朝両国に対して、強く自制を求めるとともに、現在の危機を打開するために、直接対話に踏み出すことを重ねて呼びかける。
 8月29日の国連安保理議長声明は「対話を通じた平和的で包括的な解決」を加盟国に呼びかけている。国際社会および日本政府に対して、米朝両国に直接対話をうながし、平和的・外交的な手段で核・ミサイル問題を解決するために、可能なあらゆる手立てをとることを強く要請する。
 とくに日本政府が、「対話否定論」に固執する態度をあらため、「いまこそ対話に踏み切るべきだ」ということを米国政府に説くことを、強く求める。
 産経新聞 09月03日 18:14

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「対話」「対話」という政党があるが、一見北朝鮮を非難しながら、「核兵器を保持する」ことを前提にして話をしろというその神経がおかしい。

 ミサイル発射の時にツィッターを見ていたら、「ここで北朝鮮を認めるならば『核の力』を認めることになり、持ちたがる国が増える。核の力をそぎたい勢力ほど『ここで北に対して強い態度を取れ』というべきだ」というものを見かけた。
 そのほかにもさんざんネットで指摘されているように、この志位共産党委員長に代表される「話し合い路線推進」ほど核兵器の拡散に対して正対するものはない。
 彼らがいう「平和的解決」は、「現体制の容認」でしかないのだから、それは北朝鮮にとって成功を意味するもの。しかも「約束」という言葉の意味の違う朝鮮半島の人間が「核兵器の放棄」などといったところで何の信用が置けよう。いや、それ以前にキム政権は「核の放棄」などみじんも口にしていないのである。

 今の半島情勢は、キム政権を「斬首作戦」で潰し、便乗して進軍するだろう中国に占領させてしまった方が「安定」するほどになっているということを、日本人は知っておかなくては。


 おまけ。

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 レーザーでミサイル迎撃、発射直後に照射し破壊


(図、読売新聞より)

 北朝鮮による核・ミサイル開発の進展を受け、政府が弾道ミサイル迎撃のための新システムの開発を検討していることがわかった。
 高出力レーザーを発射直後の弾道ミサイルに照射し、無力化・破壊する。北朝鮮が現在の装備では迎撃が難しい「ロフテッド軌道」での発射を繰り返しているため、新技術で対応する方針だ。
 開発を目指すのは、弾道ミサイルが発射された直後の「ブースト段階」と呼ばれる時点で、航空機や艦船などから高出力レーザーを照射し、熱によってミサイルを変形させる技術。迎撃ミサイルに比べて安価で、実現すればロフテッド軌道だけでなく、多数の弾道ミサイル発射にも対処が可能になる。
 防衛省は2018年度概算要求に、迫撃砲弾や小型無人機などを迎撃対象とする、高出力レーザーシステムの研究費として、87億円を計上した。
 読売新聞 9/3(日) 7:18

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 アメリカでも研究されているこの技術、日本もやり始めたか。
「マブラブ」という作品ではこのレーザーを撃つ敵のおかげで飛行機が飛べず、「まずこいつらを潰す」ために人型兵器が作られたという設定がされていたが、確かに滞空防御としてレーザー兵器は有効である。

 レーザーのいいところは高速で迎撃できるので照準に余裕ができることと、連発ができてランニングコストが安いということ。
 一方曇天などの時には出力が落ちたり拡散するという欠点もある。
 その辺を解消する「誘導ビーム」などの考えもあるようだが、一番の問題は、

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 軍事研究、大学内に指針「ある」3割 朝日新聞調査

 国立大の全86校と国の補助金交付額が多い私立大30校の計116校に朝日新聞が調査したところ、軍事的研究について、学内に研究指針などの基準 を持つ大学が3割にとどまることがわかった。国内の科学者でつくる「日本学術会議」は3月、大学などの研究機関に対して軍事的研究を技術的、倫理的に審査する制度を求める声明を出したが、整備が進んでいないことが浮かんだ。
 軍事的研究について研究指針、学長声明、理事会決定など判断基準となる「決まり」を持つ大学は国私立合わせて30%にあたる35校。このうち、軍事的研究を「一切認めていない」と答えたのは26校だった。
 さらに、防衛装備庁が研究にお金を出す「安全保障技術研究推進制度」への応募の可否について、「最終判断は個人の判断に委ねられるべきと思うか、大学の判断に委ねられるべきと思うか」尋ねたところ、「大学」が国私立合計で80校と全体の69%を占めた。推進制度について大学が判断すべきだとする一方、大学で判断の基準づくりが進んでいない実態もわかった。
 調査は6〜7月にかけ、全国立大86校と、私立大のうち国の経常費補助金交付額(2015年度)の上位30校の116大学を対象に行った。99大学が回答し、回答率は85%だった。
(後略)
 朝日新聞 09月03日 10:47

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  そういう研究に協力すべき国内の大学が、まだこんなところで足踏みをしている状態にあるということだろうなぁ(ため息)。


 本日の「奇祭」シリーズ。

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 <奇祭>近江中山の芋競べ 長さで作柄占う


(写真、毎日新聞より。ユーモラスな仕草を繰り返しながら「芋打ち」をする山若たち=滋賀県日野町で2017年9月3日、金子裕次郎撮影)

 滋賀県日野町中山の熊野神社で3日、800年以上の歴史があるとされる国の重要無形民俗文化財「近江中山の芋競(くら)べ祭り」があった。東西両地区で育てられたサトイモの長さを比べることで、その年の作柄を占う奇祭で、西の芋が長ければ豊作に、東ならば不作になると伝えられる。
 神事の後、葉先から根まで孟宗竹に添わして結んだ芋を、600メートルほど離れた野上山まで運んだ。山中の祭壇では、かみしも姿の若者「山若」が、酒に酔ったようなユーモラスな仕草を繰り返しながら、「定尺(じょうじゃく)」と呼ばれる物差しを使って測定する「芋打ち」を繰り返した。
 両地区の山若が、お互いの芋の長さが勝っていると主張し合うのも見せ場の一つ。今年は5回目の芋打ちの末、東の山若が「東の芋は西の芋より、わずか目に見えんばかり短う打ちましてござる」と負けを宣言。観客からも盛んに拍手が送られていた。【金子裕次郎】
 毎日新聞 9/4(月) 9:20

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「お粥のカビ占い」とか(2013/06/21の記事、人文学分野の単語を出してごまかすな!)で取り上げた「竹伐り会式」とか、日本各地にはいろいろな作況占いの神事があるが、地区で作った山芋の長さ比べとは、また変わったものが出てきたなぁ。
 しかもそれを「ユーモラスな仕草」を入れた祭りにまでしてしまうとは。

 土中のイモの生育にどれほど気候が影響し、それが稲に関係してくるかを科学的に解析してみても面白いかもしれないが、ここは素直に800年の伝統を楽しんでいた方がいいだろうな(笑)。



 

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