有識者会議が「市民ミュージアムの今後について」の答申を提出 | 重冨たつや(地域政党あしたのかわさき)公式ブログ

重冨たつや(地域政党あしたのかわさき)公式ブログ

市民による川崎市政を目指して活動中です。ごく一部の議員・市民による政治を終わらせましょう。
議会の説明責任を果たすために、議会報告会の開催を目指します。みなさんのご意見やアイディアなどお聞かせください。

市民ミュージアムについて進展がありましたのでご報告させていただきます。昨年、ブログ「市民ミュージアムの今と今後」でご報告させていただいて以来になります。

 

この間、修復とあわせて進んでいたのが、有識者会議による「今後の市民ミュージアムの在り方」に関する検討でした。

 

この検討は、令和2年5月に市長が有識者会議へ諮問(問い)を行ったことでスタートしていました。そして今月、有識者会議が諮問に対する答申(意見・回答)をまとめて市長に提出しました。

 

会議のメンバーは博物館・美術館・建築・文化政策などの専門家で、市民アンケート、国内外の事例、ミュージアムの歴史的経緯などをもとに、川崎市に今後どのような博物館・美術館機能が必要なのかを検討してきました。

 

答申の中身についてですが、

 

まずハード的な大きな方向性として、「現施設でのミュージアム機能の再開は行わない」「新たな施設は、災害リスクと利便性を考慮して検討すること」などが示されています。

 

まだなんともいえませんが、この答申をそのまま受け取ると、等々力エリアで再整備される可能性はかなり低いのだろうと思います。

 

実家からとても近く、それなりに愛着のある施設なので非常に残念な気持ちではありますが、確かに利便性が悪く、等々力がスポーツ系の公園となりつつ現在の状況を考えると仕方ないことなのだろうと思います。

 

ソフト的な方向性については多くの意見が書かれていますが、会議の議事録を読んでいるときから個人的に気になっていたのは「現在の川崎市を未来へ継承する役割を担ってはどうか」という考え方です。

 

確かに、これまでの市民ミュージアムは現在の生活とは直接交わりのない時代・世界観を楽しめる一方で、現在の文化的活動や市民生活などに注目するような活動はあまり多くなかったような気がします。

 

答申の中ではこのような考え方について「市民生活に重きを置いて、過去と現在を将来にわたって引き継ぎ続ける。」と書かれています。また「2年前の台風による被災などについても、その事実を次代に伝える」と書かれています。

 

今後はこの答申を参考に、川崎市が整備に向けて方針を示すことになります。今後といっても、方針案の公表については「8月以降」とされていますので、早ければ来月には方針が示されるかもしれません。

 

整備にあたってはコスト意識も忘れてはいけませんが、こういった施設はそもそも黒字前提ではない面もありますので、より多くの市民が行ってみたいと思えるミュージアムになれるかどうかのほうが重要なのかなと考えています。

 

また進捗があればご報告させていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。