市バス料金の値上げを検討中。これ以上判断が遅れれば資金不足拡大か。 | 重冨たつや(地域政党あしたのかわさき)公式ブログ

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今回の議会には、消費税増税の影響による議案が多数提出されています。

 

影響する市民の幅という意味では、水道料金の改定が間違いなく1番でしょう。そして2番目に影響が大きそうなのが、市バス料金の改定かと思います。

 

川崎市バスではこれまで大人210円(ICカード206円)の設定でしたが、今回220円(ICカード220円)に値上げする議案が提出されました。

それぞれの金額の意味合いとしては、以下の通りです。

 

現行料金⇒税抜料金191円+消費税(8%)=206円、現金の場合、精算の都合上210円。

 

改定料金⇒税抜料金200円+消費税(10%)=220円、現金の場合でも、220円。

 

恥ずかしながら、これまでICカードを安くしているのは少しくらい電子マネー推進の意図があると思っていましたが、

 

まったくそのようなことはなく、今回の料金改定が成立した場合はICカードで支払っても現金支払と同額になります。

 

また、政策的判断のひとつとして「通学定期」の料金は値上げしない改定案となっています。

 

さて本題は、なぜこのような値上げが必要なのかということです。

 

市バスは川崎市がやっているバス会社ではありますが、道路整備や保育園運営などの一般的な会計とは別会計になっているので、一応は独立した企業として考えることになっています。

 

つまり赤字を税金で補填すればいいという考え方は原則的には良しとされていません。(それでも多額の補助金が出ていますが。)

 

今回の値上げも、「これ以上は消費税増税分を飲み込むことはできない」という企業としての判断だといえます。

 

というのも、お隣の横浜市バスさんはこれまで消費税に関連して3回の値上げを行っていますが、川崎市では2回しか行わず、

 

その結果、平成26年度からは川崎市バスが210円であるのに対して、横浜市バスはすでに220円で運行を行っています。

 

では川崎市バスは我慢強く優秀な企業だったのかというと一概にそうは言い切れません。

 

実はギリギリの営業を継続してきた上に、今後は、

 

①退職手当の増大

②バス車両の更新

③営業所の経年劣化

④軽油価格の高騰

 

という苦難が待ち構えています。横浜市バスと比較して安い料金設定だったことは今後の備えという意味では、むしろマイナスの経営判断だったともいえます。

 

実際、今回の値上げだけでは当面の収支不足を解消できないということで、3年間の時限措置ではありますが、一般的な川崎市のお財布からお助け資金が億単位で投入されることになりそうです。

 

公営バスは赤字でも走らなきゃいけないという場面が多く、公営バスとしてどこまで市民の足を確保していくのかについて議論を深めていく必要があります。

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