決算見込みが公表され、改めて予算審査を振り返ってみる。 | 重冨たつや(地域政党あしたのかわさき)公式ブログ

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先週の委員会で、平成29年度の決算見込みが財政局から報告されました。

 

一般会計の収支は、減債基金(借金返済のための積立金)から130億円を借りたうえで、約2億円の黒字でしたので、減債基金から借り入れなければ128億円の赤字だったということになります。

 

川崎市では平成24年度から、基金からの借り入れを続けています。平成28年度までの借入総額は169億円だったので、今回の130億円を加えて総額299億円の借入となりました。

 

とはいえ、平成29年度の予算編成時には約190億円を借り入れなければ厳しいという見通しだったので、予算執行などの過程で約60億円の圧縮ができたともいえます。

 

もちろん平成30年度以降の借入見込みに仰天して予算議案に反対した私としては、現状を「良し」とできるわけもなく決算の本番資料が届き次第さらに調査を進めたいと思います。

 

さて、そんな決算や予算を意識する時期になり、3月の予算審査の詳細をお伝えしていないことを思い出しまして、今日はそちらもご報告させて頂きたいと思います。(いつもの2倍程度の文字数になります)

 

予算審査については、以前、「収支見通しの甘さ」をこちらのブログ(⇒財政運営の見通しが危うすぎる件について議会で聞いてみました)でご報告させて頂いていました。

 

さきほども少しふれましたが、議員になって3度目の予算審査となった3月議会で私は初めて予算議案に反対票を入れました。

 

本来であれば修正を求めるなど具体的な対案をしめしたいところでしたが、無所属でもできるギリギリの自己主張が反対票でした。

 

反対した理由は、これまでもブログで何度かご紹介している、予算といっしょに示されたこちらのデータです。

減債基金から借り入れたお金は計画上、2025年から毎年20億円ずつ基金に戻していくことになっています。

 

「46年くらいかけて基金に戻していくという計画には賛成できない」というのが私の考え方です。

 

さて、そう考えると、市長はどういう風に考えてこの計画にGOを出したのか気になるわけです。そこで予算審査の場で行った市長とのやりとりが以下のようなものです。

 

【重冨】市長はこの間、減債基金からの借り入れについて、将来世代への過大な負担とならないようにという趣旨の御説明をいただいていると思います。この考え方にお変わりがないのか、確認をさせてください。

 

【市長】そういう意味では本当に、将来負担もそうでありますけれども、例えばことしのことで借り入れなければ市民サービスに大きな影響を与えるということですから、一時的とはいえ、こういった借り入れを行っているわけです。ですから、それとともに、将来の世代に大きな負担をかけないような運営をやっていかなくてはいけないなとは思っています。

 

【重冨】市長、将来世代への過大な負担とならないようにという考え方を今もお持ちということでよろしいですか。

 

【市長】はい、そのとおりです。

 

【重冨】では、最後に確認なんですけれども、今回の収支見通しで最大918億円の借り入れを想定しているということは、この918億円という金額は、将来世代への過大な負担とまでは言えないという判断をしていただいたという御理解でよろしいでしょうか。

 

【市長】これまでも財政局長からも答弁させていただいておりますとおり、918億円というふうな想定の中でありますけれども、なるべくそうならないようにしていくというのは毎年度の予算編成でしっかりやっていくと。そして、しっかりとなるべく前倒しでも返していきたいという思いはあります。いろいろ不安定要素はありますが、なるべく918億円も借り入れることがないように、あるいはそれぐらい時間がかかって返すことがないようにということは日々努力していきたいと思っています。以上です。

 

【市長】もう一度お伺いします。この918億円という金額は、将来世代にとって過大な負担とまでは言えないという判断のもとで、今回の収支見通しを示されたということでよろしいでしょうか。

 

【市長】借り入れていること自体は非常に遺憾なことでありますけれども、しかし、それは返していく話でありますから、その考えのもとでやっております。

 

【重冨】いや、返すのが、これから10年とか、それぐらいの中期であればまだ理解をしていたわけなんです。2070年までかかるかもしれないという収支見通しを示されたのでお伺いしているんですけれども、時間があるのでもう一度お伺いします。この918億円という金額は、将来世代にとって過大な負担とまでは言えないという判断のもとで予算編成をされたということでよろしいでしょうか。

 

【市長】918億円というのは一つ見通しを立てて、こういうフレームの中でやっていくということでありますから、そのことをしっかり説明していかなくてはいけないなとは思っています。

 

【重冨】市長、お答えいただいていないような気がするんですが、この918億円という金額は、将来世代にとって過大な負担とまでは言えないという判断をされたのか、されていないのかということでお答えをいただきたいんですけれども。

 

【市長】今までお答えしてきたとおりであります。以上です。

 

【重冨】再度お願いします。

 

【市長】今までお答えしたとおりであります。以上です。

 

私は議場でのやりとりは生産性のあるものにしたいと思っているので、「責任追及型」のような質問はこれまでほとんどしてきませんでした。

 

このときは「918億円が将来世代にはとって過大な負担といえるのかどうか」について市長から言葉が欲しかったのですが、私の認識では明確な答えはなかったように思います。

 

しかし、あえてこのことをプラスに捉えるのであれば、市長はすでに918億円は「過大な負担」の領域に入っていると考えているのかもしれません。

 

入っていないと考えていればそれを言えばいいわけですが、そう答弁しなかったということは、

 

「過大な負担」だと考えつつもそれを言ってしまうことで、今年度の予算と、過去の「将来世代の過大な負担とならないように」という発言が矛盾してしまうことを避けたかったのではないかと。

 

もしくは、「918億円は過大な負担ではない」と考えつつも、それを明言してさらに議論が深まることを避けたかっただけかもしれませんが。

 

何はともあれ、市長選挙にしろ議員選挙にしろ、やはりこういう情報がしっかりと市民と共有された上で行いたいものです。

 

長くなってしまいましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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