この時期は年度の切り替わりということで市役所は人事異動の季節です。
そんなこともあって、調べ事のために市役所に問い合わせているものもしばし休止状態です。
調査がストップするという意味では困った時期なのですが、少し立ち止まって、
私自身も新年度の活動や今後の政治活動について考える時間が得られるという意味では、
貴重な時期でもありまして、これはこれで有意義に過ごしています。
さて、今日は3月末に発表された「かわさきパラムーブメント第2期推進ビジョン」をご紹介したいと思います。
このビジョンは、オリパラの持つ価値を「最幸のまちかわさき」の実現に向けてどう活用していくのかを示したものです。
個人的には、この第2期ビジョンはふたつの点でかなり珍しいケースだと思っています。
一つ目は、第1期ビジョンの取り組みの良くなかったところを素直に示している点、
二つ目は、第1期ビジョンの延長戦ではなく、悪かったところを素直に修正している点です。
細かくご説明すると長くなるのであまり深くは触れませんが、最初に第2期ビジョンを見たときには、
ここまで第1期ビジョンから大きくシフトチェンジすることがあるのかとびっくりしました。
これを迷走していると捉えるか、PDCAが機能していると捉えるかは受け取る側によると思いますが、
私は今回の大きなシフトチェンジは非常に良いものだと思っています。
(シフトチェンジというよりは深まったといったほうがあっているかもしれません。)
さて、中身ですが、ビジョンでは「目指すもの」「(目指すにあたっての)理念」「レガシー(具体的に目指す状態)」が示されています。
今回のビジョンで非常に明確になったのが、「レガシー」の部分です。
第1期ビジョンでは目指すものはあっても、具体的にだれがどのような状態になったらそれが達成されたと考えるのが不明確でした。
ここで、川崎市がオリパラを契機に形成したいと考えているレガシーをいくつかご紹介させて頂きます。
・多様性を尊重する社会をつくる子どもを育むまち
・心理的バリアが解消されたまち
・来訪者が行って良かったと思えるまち
・知名度やプレゼンスが高まった川崎
これらひとつひとつのレガシーに「誰がどうなったら達成されたと考えるのか」が示されています。
ではこれらのレガシーを達成するために誰が何をするのか。
実はその点についてはこのビジョンの中では触れられておらず、
「※これから様々な主体と対話を重ねて検討し順序立てて取組を進めます。」と書かれています。
ここはかなり心配なところです。というより、「今から対話?」と思われる方が大多数だろうと思います。
残念ながら現状はこのような状態です。
地域包括ケアもそうですが、このパラムーブメントは行政内部や地域人材に対して横串をさせる人材がいないとなかなか進まないテーマです。
これからこういうテーマが増えていくことを考えると、
新しい働き方をする部署があったほうがいいのかもしれません。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。


