ご来訪ありがとうございます。
高知・香川のタロット占い師☆スタータロット☆森由紀子です。カード解説、毎日更新、とも決めてはおりませんが、特段、トピックのない日は、なるべく進めて行きたいと思っております。ぜひお付き合いください。
大アルカナ、女教皇です。
２年前に解説した、元の記事にはない視点を書きたい、と思います。
中立・中庸、ストイックな高い精神性、学ぶ姿勢といった示唆にスポットが当たるカードなのですが、
大事なのは、
女教皇のこの示唆、
生まれついたものではない
ということです。
そのことを示すために、女教皇のカードには、多くの情報が描き込まれています。
その情報とは、次の２点。
①不安定さ
②生々しい女性性
①の不安定さを表すものとして、女教皇の頭上と足元に、満月と三日月があしらわれています。
「月」というものは、タロットカードの中では、曖昧で不安定なものの象徴として現れます。
つまり、毎晩形を変え、また見上げる時刻によっても位置を変える、
いったいどこに正体があるのかがわからない、という点に着目しているんですね。
②そして２点目の「生々しい女性性」
女教皇の後ろのタペストリー、処女膜の象徴として、彼女の処女性を表すとも言われますし、
描き込まれている、ザクロや椰子は、女性器や男性器の象徴ともされており、
この女教皇の内面には、生身の女としての生々しさがある、ともなります。
つまり、この女教皇の強さは、
能面のような、ロボットのような、中庸や精神性ではなく、
不安やたぎる女性性を内在させつつ、
ひとまわり高い精神性で克服した、
という、乗り越えて手に入れ、実現させた強さ、
なのです。
生まれつきの無表情
AIのような中庸
とは比べ物にならない、
取り組んで克服し、乗り越え、
実現させた力、
という点に、この女教皇の強さの真髄があるのです。
実際の鑑定では、自分の「占い仕事」の進め方についてなどにも、よく登場しますし、
(いかにも占い師のような神秘的な雰囲気ありますよね)
質問内容に、
「資格取得」や「学ぶ」というポイントが強く関係するときにも登場します。
お相手の、こちらに対する気持ちとして出れば、先日のマジシャン同様、
尊敬し、一目置いているのは間違いないのですが、
知性や教養面で
「敷居が高過ぎて手に取れない」
ともなり、恋愛を望む場合は、
これはこれで、
お相手に対峙するときだけでも、
こちらのステージを相手向きに下げないと、
進展や成就は難しい、となります。
逆位置なら、
くそ生意気女が💢💢💢
なんていう風に
その知性や教養を気に入らない
という感情を炙り出して来ます、
ひとつの固定パターンに、総論を決め付ける訳ではありませんが、
男性目線からの恋愛、
やはり、尊敬と恋愛とは別だ、
ということは、カードからつくづく、思い知らされます。
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