「初診外来から無菌室の無菌室に直行!」
が私の闘病のスタートでした。
その日の朝、前日に近所の医院の先生に「必ず明日行ってね」と言ってから渡された紹介状を持って血液内科のある病院に行来ました。
昨日までは自転車にも乗れるくらいだったのに、行きのバスの中で立ってられなくなり、受付や待合で半分寝そべり、血液検査を終えやっと診察に。
ドクター 微笑みながら「再生不良性貧血の疑いがあります。」
私 「はぁ、、、そうなんですか。」(なんかややこしい貧血なのかな???)
結果として急性骨髄性白血病だったのだけど、この時点では再生不良性貧血が白血病と同じく重病であることも知る由もない。。。。
その後のドクターは「幹細胞・骨髄・白血球・血小板~」と説明を続けます。
(なんだかこの病気ややこしいぞ、、、)という思いを募らせていたのですがついにドクターの「それでウサギの血から作られる薬を使って治療方があってね・・・」という言葉を聞いたとき
(いったい私の病気何なんだ!!!!????)
と私は大混乱になっていました。
(そしてちなみに何とこの「ウサギちゃんの血」は長い白血病治療の後半戦に登場しますww)
それだけでなくドクターは微笑みながら
「今から入院してもらいます。輸血もしないといけませんし、、、。」
と容赦ありません。
私「入院準備もありますので、、一度帰らせてください」
ドクター「だめです(優しい微笑み)」
私「家もそのままに出てきたので、、、」
ドクター「だめです(微笑み)」
私「家族にも言ってきてないので」
ドクター「だめです」
私「一度帰って今日中に入院しますから」
ドクター「だめです」
の押し問答が続き、、、、
私「わかりました・・・・」
やがてナースが車椅子持参でで迎えに来てくれました。
周りは「ちょうど今日の朝、無菌室が空いたから~」
とよかったよかった的な雰囲気でしたが
私はわけのわからぬまま、ただ
(とんでもないことになったよぅ~)
と思いながら、人生初の無菌室にたどり着きました。
さて、この日の血液検査結果は
白血球500
ヘモグロビン6.2
血小板10.0
でした。
そりゃ無菌室入るでしょ。
よく前日まで自転車に乗ったりしてたよ。
後になって、医院の先生が「よくここまで倒れずに歩いて来たね。今日は間に合わないから明日必ず行ってね」と言ったのも、看護師さんからその場でマスク渡されたのも
そりゃそうだよね!なのでした。