おはようございます。
島本悠衣です。
月は魚座にいます。
今日は芸術に触れたい日です。
好きな音楽を聴いたり、お気に入りの映画を観て、リラックスしましょう。
足の爪のケアもおすすめです。
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それでは今日は西洋占星術のルーラーシップについてお伝えします。
もうすでにご存知かとは思うのですが、ルーラーとは支配星のことです。
西洋占星術では、地球からみた空をひとつの球体と考えていて、その球体上における太陽の通り道を『黄道(こうどう)』と呼んでいます。
この黄道を反時計回りに30度ずつ均等に12分割した領域が12星座です。
その星座ひとつひとつにルーラー(支配星)が割り当てられています。
石井ゆかりさんは
12星座はそれぞれがひとつの天空の王国のようなものですから、そこを支配する王様がいても不思議ではありません。
と書いていらっしゃいます。
さて、各星座のルーラーは以下のように割りあてられました。
12星座のうち、もっとも明るい星座にもっとも明るい星を配するのがふさわしいという考えにより、太陽は獅子座を、月は蟹座を支配すると決められたそうです。
なぜ、獅子座と蟹座がもっとも明るい星座なのかというと、このふたつの星座を太陽が通るとき、真夏だからなんだそうです。
太陽が蟹座から獅子座を通る時期はだいたい6月の下旬から8月の中旬までの期間で、日照時間が長く、暑く明るい夏ですよね。
そのため、このふたつの星座は他のどの星座より明るいということなんだそうです。
また、太陽から土星までの天体のうち、もっとも明るいのは太陽と月です。
だから、太陽と月を『ライツ(Lights)』と呼ぶんですよね。
『もっとも明るい星座に、もっとも明るい星』を割りあてたということのようです。
このふたつの星座を起点として、両脇に黄道を巡る周期の短い順に並べていきます。
蟹座の隣の双子座と、獅子座の隣の乙女座には水星を。
双子座の隣の牡牛座と、乙女座の隣の天秤座には金星を。
牡牛座の隣の牡羊座と、天秤座の隣の蠍座には火星を。
牡羊座の隣の魚座と、蠍座の隣の射手座には木星を。
そして、最後にもっともライツから遠い山羊座と水瓶座に、もっとも動きが遅い土星が割りあてられたんだとか。
天王星、海王星、冥王星が発見される前は、ルーラーシップはこのように対称に割りあてられました。
天王星以降の遠い星が発見されると、いろいろ検討されて、天王星は水瓶座、海王星は魚座、冥王星は蠍座の支配星とされました。
とはいっても、古い支配星が使われなくなったわけではなく、古い体系をそのまま使っている占術家もいらっしゃいますし、私の場合は両方の支配星を採用しています。
さて、ルーラーが自分の支配する星座に位置するときは『とても居心地のよい』状態となります。
例えば、蟹座の支配星である月が蟹座に位置しているとき、月は居心地がいいんです。
水星が双子座や乙女座にいるときも、同様に居心地がいいんです。
居心地がよい=その天体のパワーが発揮されやすい、ともいえます。
また、ルーラーシップは出生図の天体が何も入っていない、空っぽのハウスを読むときにも便利です。
例えば、第7ハウスに天体がひとつも入っていなかった場合、ディセンダントの星座の支配星がどの天体で、その天体がどこのハウスに入っていて、どのサイン(星座)なのか、どんなアスペクトを形成しているかで、『こんな結婚になりそう』などと読むことができます。
また、私の第2ハウスのカスプは牡羊座なのですが、牡羊座の支配星は火星です。
その火星は第3ハウスに入っています。
これは自分で稼いだお金を第3ハウスに関する事柄に使うことを意味しています。
勉強や本に使っています、はい。
このように、ルーラは星のハウスの動きをみるのにとても便利なんですよね。
ということで、今日はルーラーシップのお話でした。
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最後までお読みいただきありがとうございます
今日も良い日になりますように