津留晃一
津留晃一「働かざる者喰うべからず」という強い強い価値観が今の地球を覆っています。「働かないと生きていけない」と硬く信じていますが、決してそういうわけではないようです。そう信じているからそんな現実社会を見ているだけだと伝えられました。「私は人に左右されず、社会に左右されず、自分に素直に、自分の好きなように生きていくのだ、好きなことをしているだけで絶対に生きていけるはずだ」という生き方を、他の人に先駆けて始める人達が出始めました。この地球の変容の時期に、そのために地球にやってきた人達が、積極的にそんな生き方を始めています。これを読んでいるあなたもきっとそのひとりでしょう。これを読みながら魂が感応しているとしたらそれが証拠です。貨幣経済社会とは基本的には奪い合いの仕組みですが、お金のない社会では、人は与えあわない限り生きていけません。「お金なんかなくても生きていけるのだ」と、誰かがそんな生き方の手本を示すことによって、これまで通りの生活に嫌気を感じていた人達が、新しい生き方に同調してきます。誰かが勇気を奮ってこれまで通りの因習的生き方にさよならをして、新しい生き方をしてみせる必要があります。あなたもきっとそんな人達の中のひとりではないでしょうか。我々人間が根本創造神から与えられている能力は、「創造の自由」と「選択の自由」である、と初めに伝えられました。私は長い間、このことの意味が判りませんでした。人は誰でも自由を求めますが、それは好きなことをしたい自由であると考えたからです。選択の自由が与えられたとしても、行動が自由になるとは思えなかったのです。「自分には力がない」という考え方で今までうまく行かなかったのなら、「自分には無限の力がある」という考え方を選択してみることも可能です。あなたが信じ、受け入れた考え方は、やがて時間の経過と共にあなたの現実の中に浸透し、現れてきます。望む結果を手に入れるのに、必ずしも行動しなければならないわけではありません。そう思い込まされてきただけです。より有利になりたい、より都合よく、より豊かに、よりよい環境で、より優れるため、あなたは行動をとり続けてきたわけですが、そろそろそんな、幸せになるために何かに成ってみたり、何かを手に入れてからという考え方にしばし別れを告げ、単に幸せでいるための考え方を選んでみるという生き方に挑戦してみてはいかがでしょう。「選ぶだけで幸せが手に入るだなんて、そんな虫のいい考えが通用するかしら」という考えが浮かんできたとしたら、ただそのことに気付いていて下さい。あなたの現実はあなたの選択の結果にすぎません。では何を選択すればいいのか・・・。ただ単にあなたの都合のいい考え方を選んでいけばいいだけです。ただ単にあなたにとって有利と思われる考え方を選んでいけばいいのです。実は今もあなたはあなたの選択の結果、今の現実をみています。あなたに今見えている環境は全てあなたの選び取った考え方の結果なのです。あなたの受け入れた考え方が状況を産み出します。「この世にはあなたに災いをもたらす敵がいる」という考え方をあなたが抱いている証拠として、あなたに災いをもたらす人物や環境が現れてきます。テレビニュースで流される殺人事件を見るのもこの世には自分の利益のために人をあやめる人がいるのだという考え方をあなたが受け入れてしまった結果として、あなたのその信念を見せられているにすぎません。「人は互いに理解し合うことは不可能」という信念の鏡として、あなたの前にあなたを理解してくれない人が現れます。あなたを判ってくれないその人は、あなたの信念が創り出した映像です。その人に「あなたは私を誤解しているのよ」と弁明を100回試みたとしてもその努力は徒労に終わるでしょう。人の認識を変えようとせず、あなたは自分の考え方を新たなものと取り替える事によって、簡単に現実である他人があなたへの認識を変え始めます。あなたがあなたを批判するその人を理解して上げて下さい。この世に「他人はいない」という考え方を選び取ってみて下さい。そんな世界に誤解は存在のしようもありません。今、時代が大きく変わろうとしています。どうして社会が変化するかというと、あなたの抱く信念を変える事によって社会が変わります。革命や、活動によって社会が変わるわけではありません。時代の変化とは意識の変化の事ですが、それは単にあなたがこれまで抱いてきた信念を手放し、新たな信念を抱く事によって起きてきます。