杏(あんず)
杏(あんず)は桃の仲間で、別名を「からもも」と呼ばれるバラ科の果物です。
春に花を付け、6~7月にだいだい色の実が熟します。
そのまま生食する他に、傷みやすいこともあり、干しあんずにしたり、ジャムやシロップ漬けに加工することも多いですね。
杏は津液を増やして、口の乾きをとめたり、肺を潤し乾燥で起こる咳などに効果があります。また、杏の成分が胃液の分泌を促進し胃腸の働きを活発にして食欲を増進させたり、疲労回復、冷え症にも良いとされています。
生は酸っぱくて苦手なので、たいていジャムにします。
杏の3分の1程度の砂糖と白ワイン、水で煮ていきます。
驚くほど杏から水分が出てきて、若干シャブシャブした感じになりますが、ある程度煮詰めれば、少しゆるいかなと思っても冷めれば固まってきます。
鮮やかなオレンジ色と爽やかな酸味が、季節ものの良さを感じさせてくれますね。
文責 三宮店 大西
スター漢方薬局三宮店
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