今更なんですけど、あの夏休みのテレビ企画で
取り上げられた「宿題代行」っての知ってますかね。
あのメディアの渦中にいたのは、完全に私です。
すげー誤解されるっていうか、まぁ誤解されてもいいのだけれど、
案件数と批判数が比例してましたね。
そもそも、教育の原点は、「自身の自立」
自分で問題点を発見して、自分で解決する力を身につける。
それが教育の原点なんです。
こうした力を身につけるから、企業なりなんなり組織に入ったとき、
自分で動ける力が実につきますし、独立したとしても自分自身でビジネスをする
力になる。
でもね、残念だけど、本当に残念なんだけれど、この基本教育概念が
日本は少し抜けています。前回書いたかな。
私は一ビジネスとして「宿題代行サービス」のサイトを買収しました。
もちろん、グレーなサービスとも理解しています。
ただね、この宿題代行が流行る理由を考えてみて欲しい。
教育の荒廃が進みつつある一方で、まーだゆっくりゆっくり
大丈夫だべ~みたいな感じで、教育業界は動いています。
塾業界もそうですね。あわせているだけなんで。
教育業界(塾業界)は、基本的に同じことの繰り返しをするためなのか
わかりませんが、動きが極めて遅いです。私のいた企業もそうでした。
良心的な会社だったけどねー。
教育のベンチャーとして「宿題代行ビジネス」を掲げたわけだけど、
はっきりいって、このビジネスも今更!?なんだよ。
昔からあったんだもの、こういうの。
時代にあわせて、サイト化して情報が一気に日本中にかけまわるインターネットを
利用したビジネスは教育業界以外の世界では、凄く早いです。
ちなみに教育業界で、
目の付け所、サービスの見せ方として、うまくやったのは東進ハイスクール。
カリスマ講師をキャラクター化して、凄い人がいるみたいな見せかた。
でも圧倒的に料金高いからね。ほかよりも。
はっきりいって、暴利だよ。知らなくていいけど。
でも、暴利っていうのは、ただの一般人。
十重二十重に戦略を考えて、暴利を暴利と思わせない「サービス」
がうまいんだよ。だから、東進は好き。大好き。
で戻るんですが、なぜ宿題代行が流行るのかは、単純に「作業の効率化」を
目指しているから。もう学校の勉強を「聖域」と考えているのは、古いんです。
学校のシステムや指導要領、実際の先生の様子、そして塾の実態。
私は10年間の中で、注視してきました。
実際の教育課程の中で、それらを取り巻く環境は変わってきていると。
勉強できるだけでは、もう駄目な時代だと薄々感じているのが皆さんです。
よい学校、よい大学=将来の安定の図式は消えかかっています。
まだまだ気づいていないです。
頭のいい(東進のような)企業は、切り口を変えて、教育サービスを展開して
いきますし、頭の悪い企業は潰れていきます。
そもそも、現在の生徒たちの現状を知らない先生も多いですし、
普通の人だともっとわからないでしょう。
もうね、すげー学力落ちているからね。
ホントにびっくりするぐらい。
その子にあわせられるように個別塾にシフトしてきた過程が分かりますでしょ。
でも、学力が落ちているといったって、何とかしたいわけで。
私の宿題代行のサイトは、基本的に「自身の自立」を掲げたサイトです。
だから、宿題丸投げは断ります。出来る範囲までやって、出来ない部分は
模範解答を作り上げて、参照してもらう。
読書感想文もそうです。書き出しやテーマ等が自分で決められないから、
模範解答を作り上げて、それを参照する。
あとは、受験で忙しい子は、学校レベルのものを無理にやる必要は、
はっきりいってないです。
だって、退屈すぎるでしょ。
学校の先生が力があって、一人一人に課題出して、
お前はこれ。お前はこれな!みたいな情熱の先生がいれば別だけど、そんな先生
はもういないです。
だったら、作業の効率化を目指す家庭が多くなるのは、必然。
でしょ?
目の付け所が問題で、そこに詐欺も何もない。
騙すのと、必要なものを提供するのは違う。
宿題代行サービスが流行ることで、教育の荒廃が進むなんてものも
いわれいるんだけれど、もう進んでいるの。
進んでいるから、サービスが受け入れられるようになる。
そのレベルに合わせて、商品を用意しているわけだから。
それをお金とってやるな!みたいな批判もあるけれど、だったら資本主義は
必要ない。
皆が皆同じように、ずーっと同じようなサービスを提供し続けて、
ずっーと成長のない国になる。成長鈍化という言葉すら消え去って、
国際社会から孤立した状態になる。
どこに着眼して、ビジネスを展開できるか。
そこがすべてだと思う。
おかげで次のステップが見えてきたかなと、自分の中での成長を
感じるのも、このサイトのおかげ。
凄く長くなってしまいましたー。
こちらがサイトですー。
宿題代行屋Q
http://shukudai9.com/