大きいからと言って、恐れることは無い。と言われても、
   何と言っても相手は巨大であり、六本もある巨大な手から
   繰り出される衝撃波、そして何より巨大な尾から放たれる
   岩をも砕いてしまいそうね衝撃波。
    まともに食らうと、一瞬にして死んでしまいそうな威力
   だった。
  ”まともに受けると、死んでしまうし、剣も損傷してしまう。
   剣を斜めに構え受け流すんだ!”
    ルナがティーダの心に、助言をくれる。
  ”そうして、ドラゴンの攻撃をうまく利用して、跳ね飛ばされる
   ふりをして、巧みに攻撃して弱点を探すんだ。”

   ティーダは言われるままに、巧みに攻撃をかわしつつ、
  巨大なドラゴンの動きを見ていた。
   ドラゴンの攻撃は、受け流していても全身がしびれ、
  激痛が走る。徐々にティーダの体に傷が増えてゆく。
ティーダ「尾が弱点か? いや、尾は攻撃のために固いウロコ
     に守られているはず、頭は? 胴体は?、、、。」
   そのうち、ティーダは六本ある手の動きに注目、その腕、
  胴体を攻撃している時、一番上にある二本の腕が、巨大な
  ドラゴンの頭のすぐ下、人で言えば喉元の辺りをさり気なく
  ガードしていることに、気が付いた。
ティーダ「あそこか!」
   しかし、そこを攻撃する前に二本の腕が、邪魔をしてくるに
  違いない。
ティーダ「どうする?」
   そこでティーダは、大きな竜巻でドラゴンの気をそらし、
  ドラゴンの、頭の後ろ辺りから宙返り! 顔の正面を攻撃する
  と見せかけて、巨大なドラゴンのあごの下、ちょうど喉の辺り
  に飛び込んだ。

 つづく。攻撃は、成功するでしょうか? 次回をお楽しみに!
               ナウシカ