フェアリーS(12年) | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

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『米国タイプの持続力+スタミナ』

▼レース質 持続力&スタミナ

 マイルでの開催は今年で4回目となります。
過去3年の内、09年はスローペース、10・11年はハイペースになりました。

全ての年に共通する事項として、馬券圏内の馬はスタミナに優れた馬が多く、短距離配合は壊滅的です。

昨年1・2着馬のダンスファンタジア・スピードリッパーは、ファルブラヴ×サンデーサイレンスの配合で、スピードリッパーは母母父がボールドルーラー系。
10年に11番人気1着したコスモネモシンも、サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ系で、母母父がボールドルーラー系です。

よって、持続力と一定のスタミナをバランスよく兼ね揃えているタイプを狙います。


◎ターフデライト(アグネスタキオン×リアルシャダイ)

父母父にボールドルーラー系を持つアグネスタキオン産駒は09年にジェルミナルが勝っています。
中山金杯の予想でも述べましたが、中山芝重賞は最近はペースが流れにくく、その結果以前は全く活躍出来なかった米国型の血統が台頭してきています。
有馬記念のKingmambo系、中山金杯はFappiano系が走っており、母母父Gulchもこの傾向に合っていると思います。
本来であればサドラーズウェルズ系の様なバリバリの欧州スタミナが欲しい所ですが、先日のジュニアCでもアドマイヤムーン×ブライアンズタイムのセイクリットレーヴが激走していて、母父リアルシャダイでも充分かと思います。
絶好の内枠を引きましたし、馬の持続力を上手く発揮できる騎乗を期待します。


○ルネッタアスール(ロージズインメイ×エリシオ)

母母父サンデーサイレンスで、Fairy Kingとの組み合わせはダンスファンタジア、スピードリッパーと同じです。
祖母はコイントスの全姉で、スタミナが必要な中山重賞には向いていると思います。
父ロージズインメイはドバイワールドCを制したアメリカ馬で、例年であれば若干スタミナ面では不安があります。
しかし上述した様に、アメリカタイプが好走している今であれば問題ないとみます。


▲トーセンベニザクラ(ダイワメジャー×ホワイトマズル)

母母父リアルシャダイで、まさに中山向きの配合です。
朝日杯FSでも充分勝負になったと思うような配合で、純粋な中山適性であれば1枚上かと思います。
しかしアメリカタイプが好走している馬場と、当レースでは4コーナー7番手以下から馬券圏内に食い込んだのはアイアムネオのみと、脚質面での不安からこの評価とします。


△オメガハートランド、パストフォリア、シャンボールフィズ、チェリーメドゥーサ、ラシンティランテ