ラジオNIKKEI杯2歳S(11年) | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

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『低レベルな瞬発力勝負』

▼レース質 瞬発力&持続力

阪神2000mは持続力寄りのレースがほとんどですが、2歳戦ということもあってか、当レースは持続力レースにはなりずらく、スローからの瞬発力寄りのレースになりやすいです。
ただ、瞬発力寄りと言っても2歳馬が小回りで使える瞬発力には限度があり、34秒台中盤~後半の脚で充分です。

血統的には09年・10年で、サンデーサイレンス系×Mr.Prospector系の、ダノンバラード・ヴィクトワールピサが連覇しており、08年~10年の3着以内馬9頭中8頭が父サンデーサイレンス系です。

もう1点注目事項は、Haloのクロスで、08年~10年の勝ち馬は全てこのクロスを持っていました。

10年 ダノンバラード(Halo 3×3) 4番人気1着
09年 ヴィクトワールピサ(Halo 3×4) 1番人気1着
09年 ダノンシャンティ(Halo 3×3) 7番人気3着
08年 ロジユニヴァース(Halo 3×5) 2番人気1着


◎アダムスピーク(ディープインパクト×シングスピール)

出走馬で唯一Haloの3×4のクロスを持っています。
母はサドラーズウェルズ系×ハイペリオン系とスタミナ寄りで、ここ2年は母父にロベルト・トニービン・ネヴァーベンド系の馬が多く、この点もいい感じです。
当レースは軒並み内枠の馬が好走していて、前走の様なロスが少ない競馬が出来ればですね。


○トリップ(クロフネ×サンデーサイレンス)

母父サンデーサイレンスで瞬発力は問題ありません。
クロフネ×サンデーサイレンスの配合はホエールキャプチャの様に一定の瞬発力を使え、根本的なスタミナには欠けるタイプが多いです。
フサイチリシャールもですが、2歳重賞から活躍できる一方、古馬混合レースでは苦戦するように、狙うならスタミナ要素が薄い早い時期かなと思います。


▲グランデッツァ(アグネスタキオン×Marju)

08年に2・3着した、リーチザクラウンとトゥリオンファーレは、サンデーサイレンス系×ボールドルーラー系の配合で、父アグネスタキオンもこの配合です。


△エタンダール、エーシングングン、エネアド、フレージャパン