鏡餅ってなんでめでたいの?

鏡餅(かがみもち)は、日本の伝統的なお正月の飾り物であり、特に関東地方では一般的です。鏡餅の由来にはいくつかの説がありますが、その中でよく知られているのは、以下の説です。

  1. 神聖視の象徴: 鏡餅はもともと神聖なものとされていた鏡を模しているとされています。古代の日本では鏡は神聖視され、神社に奉納されることがありました。鏡餅はそのような神聖な要素を持つものとして、新しい年の始まりを神聖なものとして迎えるために使われました。

  2. 神様のお迎え: 正月は古くから神聖視され、神々が新しい年を迎えるために人々は神社に参拝しました。鏡餅は神聖なものとして、神様を迎えるために玄関や神棚に飾られます。また、三層になっていることから、これは過去、現在、未来を表しているとも言われています。

  3. 五穀豊穣の象徴: 鏡餅はもち米を主成分としており、これは五穀豊穣を象徴しています。五穀豊穣は豊かな収穫と繁栄を意味し、これを祈願して鏡餅を飾る習慣が生まれました。

このように、鏡餅は神聖なものや豊かな収穫、繁栄を象徴するものとして、お正月においてめでたさや幸福を願うシンボルとされています。

 

 鏡餅はリビング以外にも飾るものなの?

はい、鏡餅はリビングルーム以外にもさまざまな場所で飾られることがあります。一般的な場所や方法は以下の通りです。

  1. 玄関: 鏡餅は神聖なものとされているため、多くの家庭では正月になると玄関や玄関先に飾られます。これは新年を祝福し、家に幸運を招くと信じられています。

  2. 神棚: 日本の家庭では神棚が設けられることが一般的であり、鏡餅も神棚に飾られます。神棚は神様や先祖の霊を祀る場所であり、鏡餅を飾ることで神聖な空間を演出します。

  3. ダイニングルームやキッチン: 食卓の上やキッチンにも鏡餅を飾ることがあります。これは家族が一堂に会して食事を共にする場所に、幸運や繁栄をもたらすための象徴として鏡餅を飾ることがあります。

  4. 寝室: 鏡餅を寝室に飾ることもあるかもしれません。これは家族全体が安らかな眠りと共に新しい年を迎えることを願うための習慣です。

鏡餅の飾り方は個々の家庭や地域によって異なりますが、一般的には家の中のさまざまな場所で新年の幸運を祈願するために使用されます。

 

 鏡餅が幸せの象徴だとしたら、なるべくたくさん置いた方がいいの?

鏡餅が幸せや繁栄の象徴とされているため、多くの場合、鏡餅を多く置くことが好ましいとされています。鏡餅は通常、3つ重ねて飾られることが一般的で、これは過去、現在、未来を象徴しています。この3つの重なり合ったもち米の餅が、豊かな収穫や繁栄の意味を持っています。

ただし、鏡餅をたくさん飾ることが良いとされているからといって、無理に多くの鏡餅を用意する必要はありません。一般的な習慣や家庭の好みに従って、自分の家庭に合った数や配置で飾ることが良いでしょう。

また、鏡餅以外にも、家庭によっては様々な縁起物や飾りを用意することがあります。家族や地域の伝統に従って、幸せや繁栄を願うためのシンボルやアイテムを取り入れることが一般的です。

 

 鏡餅はいつ頃から一般家庭で飾られるようになったの?

鏡餅が一般家庭で飾られるようになった時期は古く、起源は古代の日本にまで遡ります。ただし、具体的な始まりや普及の経緯ははっきりしていません。以下は、鏡餅の起源や一般的な飾り始める時期に関する一般的な知識です。

  1. 奈良時代(710年 - 794年)〜平安時代(794年 - 1185年): 鏡餅の起源は奈良時代や平安時代に遡ります。当初、鏡餅は神聖視される鏡を模していたとされ、神社や寺院で使われることが多かったと考えられています。

  2. 江戸時代(1603年 - 1868年): 江戸時代になると、鏡餅が一般の家庭で飾られるようになりました。この頃には、正月の神事や神社の年始の儀式に参加するため、家庭で鏡餅を用意し始めるようになりました。

  3. 明治時代(1868年 - 1912年)以降: 明治時代以降、鏡餅の一般的な家庭での飾り付けが一層広まりました。正月行事として、家庭で鏡餅を飾ることが一般的となり、その習慣が定着しています。

現代でも、日本の多くの家庭で正月行事の一環として鏡餅が飾られています。ただし、地域や家庭によって習慣や飾り方が異なります。鏡餅は、新年の始まりを祝い、幸福と繁栄を祈る伝統的なシンボルとして今も受け継がれています。

【感想】

世間もお正月ムードになってきて、段々と今年の終わりも実感するようになってきましたね。

我が家はリビングと玄関にしか鏡餅を置いていないので、せめて寝室には飾ろうかと思います。

お正月は古くから祝っているので、風習がたくさんあり、ワクワク感が広がりますね。

ただ、残念なことにお正月の直前にクリスマスがあるので、お正月気分に浸っている期間が短いことですね。

余談ですが、鏡開きでいただくお汁粉はお正月の終わりを実感し、ちょっと寂しい感じがしますね。

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