不動産のポータルサイトやアプリで物件情報に「浄化槽」とあると、え!?ここ下水道来てないの~!?とマイナス評価されることが多いでしょうが、個人的には下水道より浄化槽の方が好きです。
なぜかといえば単純で、下水道使用料を払わないで良い分、毎回の水道料金が公共上下水道に比べて半分以下になるからです。公共上下水道の賃貸から浄化槽の持ち家に移ってきたときは、水道料金の安さにびっくりしたものです。今のところ、夫婦二人暮らしで一回の水道料金が2,000円を超えたことはありません。変動費が一気に下がるのってマジありがたしな。
しかし、そんな浄化槽にも欠点はあります。その最たるものは
水道料金の変動費は安くなるが、維持管理のための固定費が高いということ。
yoさんが記事にしてらっしゃいますわね~
4か月ごとの定期点検に年一回の清掃、さらに法定点検と、浄化槽の大きさにもよりますがだいたい4万円前後が毎年お空に召されて行きます😇ちなみにこれらの費用を勘案しても下水道料金よりは若干お安くなるみたいですよ。
さて、このうち年一回の法定点検は一回で5,800円ぐらいとられますが、我が家の浄化槽の定期点検に来てくれている業者さんが言うには
お客さんの場合、バックレても問題ないですよ、とのこと。
いや、アカンやろ🙄と思うのですが、どういうことかというと
そもそも浄化槽の多い地方は下水道の整備が未発達でして、行政としては地域の生活排水による水質汚染を防止するため住民に積極的に浄化槽を整備してもらおうと、浄化槽の設置に助成金を出している自治体が多いそうです。僕の住んでいるところもそうです。で、年一回の法定点検とは水質が維持されているかの点検です。つまり
税金でアンタの家の浄化槽に助成してやったんだから、法定点検はマジメに受けなさいよ、ということらしいのです。
法定点検をバックレ続けると、最悪、助成金を返還させられるかもしれないとのこと。法定点検をマジメに受けることコミでの助成事業なんですね。
翻って我が家の場合ですが、中古住宅購入の場合
浄化槽の助成金を受けているのは家を建てた売主さんの方であって、買主の僕は何の助成も貰っていないので、法定点検をバックレても返さなきゃならないおカネなんてないので特に不都合はないらしいです。
…そういう問題なんですかね…?
ちなみに築18年目を迎える我が家ですが、点検業者さんが言うには浄化槽設備自体はすこぶる好調なようです。18年ぐらいではまだまだ元気なんですね。これからも頑張ってもらいたいです。ただ、周辺地域が下水道の整備対象になっていて、僕の住んでいるエリアも早晩下水道が伸びてくるというウワサなので、安い水道料金の恩恵も今のうちだけのようです。