ようやく初夏らしくなってきた札幌。オリンピックは目前。

 

 さて、本日はDXの話題から。

 

 ホームランを量産する大谷選手。オールスター前なのに日本人最多本塁打記録を更新。昨年までと全く違う成績をたたき出しています。

 

 その原因は…?

 

 バレル率、という言葉、ちらほらと耳にするようになってきました。

 

 長打になりやすい確率(バレル率)は打球の速度と打球の打ち出される角度によって計算される、というもの。

 

 メジャーリーグの球場には必ず、トラックマンという高性能センサーが装備されています。

 

 ピッチャーであれば、初速やボールにかかる回転数を測定できます。

 

 そのセンサーを使い、打球が打ち出される速度と打角が精密に計測され、実際に長打になったかどうかと比較対象した結果…

 

 バレル率、という概念が発見されました。

 

 今季の大谷選手のバレル率(長打になりやすい打たれ方をした打球の割合)はメジャー1位。

 

 分解してみますと…まず打球の速度は?

 

 

 

 あまり変化はありません。却って遅くなっている?と言ってもよい数値です。

 

 一方、打角は?

 

 

 今季大きく変わったのはこれです。打角が26度、と上向きに打っていることがわかります。

 

 結果として大谷選手のバレル率は、

 

 

 大きく向上しました。

 

 バレル率の登場で、「上向きに打つ」、フライボール理論が提唱されるようになりました。

 

 データ野球の浸透で打者ごとに守備シフトを変えるなどきめ細かい対策がされるようになり、野手の間をゴロで抜くより最初から長打を、という発想になってきているようです。

 

 私がこれを面白いと思うのはこの理論がビッグデータ分析から生まれたことです。

 

 それまで常識、と思われてきたものがデータ分析からいとも簡単にひっくり返る。

 

 そして…トラックマンの上位機種は300万円、普及版だと160万円で買えます。野球の強豪チームならアマでもなんとか手の届く価格では。

 

 DXはある日突然やってくる、というのがバレル率を知った時の私の感想です。

 

 (実際は、副次的な影響も大きく、「一発長打狙いの大味な野球になった」「長打か三振かということで三振数が過去最高」「フライボールになりにくい、高めの球、縦に落ちる変化球の配球が増えた」とされます) 

 

 中小企業経営もDXで思わぬブレークスルーが発見される、そんな未来を予測させます。

 

 チャンネル登録数1000人超え!チャンネル登録で新着動画をチェック!

 

 

 対談の名手、阿川佐和子が棋士の生活、勝負感などなまなましく聞き出します。(阿川さん、将棋の素人なのが却ってよいです)