子供が社会科見学?で持ち帰った子ども銀行券。

帽子かぶったコンサルタント - 札幌で中小企業再生に取り組む、認定事業再生士のブログ-image


 昔取った杵柄。多少つっかかりますが何とか開いた。金融機関の新人研修ではいまでもサツカンの練習やるんでしょうか。

 さて、資料作りのコツについて。弊社で作成する資料はたいていの場合銀行向け。条件変更用の資料または、融資を依頼するときの資料、ということになります。

 企業の実態を分析するには仮説を立てて数字で検証していく、という手順を踏みます。

 数字(現実)と違う、根も葉もない仮説を押し通すのはねつ造ですし、データ段階から数字を加工する(粉飾決算)のは論外。

 そこでまず問題になるのは、

 「その数字はあっているのか?」会計的に堅い決算でないとそもそも分析に耐えられません。

 それがはっきりしていない場合は弊社サイドで数字に手を加える(本当はこうだったはず)という加工をします。

 次に手に取るのは、「月次推移」「総勘定元帳」です。

 月次推移でトレンドをつかみます。売上・利益・CFなど12か月移動合計をとると業績が反転したところがよくわかります。

 それが正しいかどうか、excel上で計算を加え、検証していきます。

 「ん、これは正しい」となったところでそれを始めてみる人でもわかる形に焼き直します。往々にして分析する側や債務者側は常識的に理解していることでも銀行からすると初見の事実、というのはよくあることです。噛んで含めるような気持ちで論理の飛躍がないように資料を作成していきます。

 それを文章で説明する資料を最後に作成すれば出来上がり。

 excelで作表している間はたぶんアルファー波でまくり、だと思います。

 慣れないと時間ばかりかかる作業です。

 分解すると、

 「数字を読み取る力」

 「excelを道具として使いこなす知識」

 「入力の速さ」ブラインドタッチは必須でしょう

 「伝える力」

 のコンビネーションということになると思います。

 今日も分析の続き。明日は事業計画のプレゼンが2本重なっています。


 さてがんばりましょう!




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