8月4日付北海道建設新聞に取材記事が掲載されました。

 …なんか怒っているような顔写真が使われています。 (>_<)

 社長さんと一緒に銀行へ行くときやその前段の社長さんとの打ち合わせのときはにこやかにしているつもりなのですが。うわ。

 お話しした趣旨はほぼ記事のとおりです。強調したかったポイントは、

1.国策で中小企業の倒産は先延ばしにされてきました。セーフティネット保証と円滑化法が威力を発揮したからです。

2.企業の経営が苦しくなっている最大の原因は返済負担に見合う利益が上げられないからです。今なら、円滑化法があるので収益力をつけるまで銀行側は待ってくれます。会社存続をかけて、民事再生法や事業譲渡などの荒療治をせず、自力再生を目指すのなら今がラストチャンスと言っていいと思います。

 という二点です。

帽子のターンアラウンドマネージャー札幌を行く - 認定事業再生士のブログ-建設新聞


 再生を果たした企業はほとんどない、というのもちょっときつい表現かと思いましたが、

 「再生は簡単なものではありません」と言う意味で敢えて申し上げました。

 …でも、苦しい状況だからといってそのまますっと海に沈みこむように御商売をやめますか?

 例え可能性が低くても最後に出来る限りのことをしたい、というのが経営者のホンネだと思います。

 その時に、「しっかりとした事業改善計画をもとに円滑化法を利用して収益体質を改善する」というのが答えになると思います。