どんどん成長しています。
先日、飲食店経営に厳しさが増している、と書きました。
飲食業の再生に取り組んで20年間不敗、というカトープレジャーグループの加藤友康代表の本を読みました。
加藤氏がこの仕事に就いたのは21歳のとき。父親が体調を崩したため急きょ事業承継を行ったことがきっかけでした。年商が3億円なのに有利子負債が22億円という借金だらけの会社を継ぎ、30歳の時には年商30億円を達成。現在の年商は200億円を超えているそうです。
カトーグループでは「つるとんたん」といううどんの店を経営しています。しかし、それら複数ある店舗のコンセプトはすべて違います。
ある店は「ゴージャスな雰囲気と食器でうどん店のコンセプトをひっくり返す」またある店は「ビジネス街に立地しているので持ち帰り中心の店に」また料亭の経営を引き継いだ店では「接待に使えるうどん店」…などなど。
飲食業以外では、第3セクターの経営する公共の宿や10年間一度も黒字になったことのない温泉宿などの再生を手掛け、成功しています。
加藤氏いわく、
「その場所に立ってみると再生できる物件の場合は『磁場』のようなものを感じる」とのこと。
その感覚の一端でも感じようと舐めるように本を読みました。
感覚でない、理屈の部分でうなずけたのは、
「ミスはそれだけだと問題にはなりにくい。それを隠したり、言い訳したりする、『ダブルミス』になるとほぼ確実に問題になる」
「弱みを強みとして前面に出す」
などです。
土屋ホームの土屋会長は今年に入ってから6月までに109冊の本を読んだそうですが私もピッチを上げて勉強せねば。
この商売(事業再生)はどんどん新しい技法が出てきますし、準拠する法律も変わります。
一生勉強…です。
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