先日、M&G中村信仁社長のブログで知った本です。

 あるミッション系の学校で、日本人の国語教師が外国人の校長から尋ねられます。

 『「さようなら」ってどういう意味?』

 でも答えられない。教師仲間の誰も知らない。

 それをきっかけにその国語教師だった、境野さんが日本について調べていきます。

 この本です。



 「さようなら」は、

 「こんにちは、お元気ですか?」という問いに対して、

 「ええ元気です」という答えがあり、さらに

 「左様なら、ご機嫌よう」(=もしそうなら、よかったです)という言葉につながって会話が終わる、ということなのです。

 また、「こんにちは」の方は、太陽のことを「今日様」という地域があるように、太陽への感謝を込めて使われる言葉、とのこと。

 このすべてをはぐくむもとである「太陽」に対する感謝はいろいろな言葉に残っています。

 奥さんのことを「カミさん」といいますが、これは、

 「日身」(かみ)さん、という意味で妻を太陽になぞらえて、「カミさん」というそうです。

 そのほか、おもしろかったのが日の丸が国旗になるときのエピソードで、

 ペリーが来航したとき、「来年、もう一度来るがそのときまでに日本船を識別できるように国旗を決めておくように」と言い残して帰って行ったそうです。そこで「日の丸」が国旗となったわけですが、その時もう一つ有力候補になっていたのが「中黒」(白地の中央に横一文字の黒色を配する)だったそうです。

 結局は、日の丸を推した各藩対中黒を主張した幕府、という図式となり、最終的には日の丸に落ち着いた、とのこと。



 日本人としての矜持、ちゃんと保ち続けましょう。
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