気持ちの取りまとめ

テーマ:
iPhone6+,最近バッテリが弱くなってきました…ということで充電ケーブル。カンパニーカラーのオレンジ。

image


いろいろな事案でいろいろな経営者の方とお会いします。会社の実情に合わせてスキームを考えていくのですが…

重要なファクターは経営者の納得感、です。

考えたスキームがかならずしも経営者にとって愉快なものとは限りません。

よく、事業再生を人間の病気に例えますが、病気の治療が、味の悪い薬の服用だったり、痛みをともなう手術だったりしたとき、患者さんがそれをすぐ受け入れられるかどうか。

結局、「良くなるためにはこれを乗り越えないと」という納得感がなければ治療を始めることもできないと思います。

事業再生に直面した経営者の心は乱れます。

「なんとか、苦しい、ということを銀行に言わなくてもいいスキームはないか」

「少しでも返していけばいいのではないか」

などなど。

経営者にとって耳の痛いこと、聞きずらいこともお話ししなければならない時があります。

経営者の心に落ちるまで、何度でも。

「納得感」がなければ話は進んでいかないからです。

再生は人間のやること。

言葉のやり取り、気持ちのぶつかり合い、に分解されるのです。

頭(理屈、理論)と心(感情)は別物。「頭では分かっていても心がついていかない」という時も多くあります。その時は心の整理がつくまで、腑に落ちるまで何度でも説明をすることになります。



 スカッと晴れてくれないかなぁ…

image


 さて、お知り合いの前島税理士のブログから。

 「借入れは少ない方が良い!」「無借金経営を目指すからお金は借りない!」の非論理性 」というタイトルで記事を書かれています。

 趣旨としては、

「借りようとするときに金融機関側が当社のことを熟知していないと貸すに貸せない。借りられるときに借りておく」

「借入があっても『いつでも返せる』手持ち現預金があれば実質無借金」

「手持ち資金に余裕がある状態で経営に当たること」

 すべて大きくうなずけます。

 また、手持ち現金が厚いと、流動比率や当座比率が高くなり安全性が高い、とみられることも大きなプラス要因です。つまり、借入がまったくないが、預金も薄い、という会社より、借入もほどほどにあるが預金が厚い、という会社の方が財務体質が良く見られる可能性が高いのです。

 預金の薄い会社が「いざ借りたい」と思っても銀行がそれに応じてくれるかどうかわかりません。実績を積んでおく(=あらかじめ審査をくぐっておき、いざというときに通りやすくしておく)のも重要なポイントです。

 中期的な方針を立てた上で、銀行とのつきあいを考えていくべき、と思います。



人気ブログランキングへ


  
 二連続「大吉」。

image

 さて、永遠のテーマ、といっても過言ではない、会計事務所における事業再生コンサルティングについて。

 私自身、会計事務所で事業再生コンサルをはじめ、のめりこんでいった、という経歴があるのでよくわかります。

 中小企業経営者の立場からは、会計事務所に対して、

「普段から会計を見ているんだから、おかしくなりかけているところでアラームを鳴らしてほしい」

「いざというときに役に立つアドバイスを欲しい」

 という思いを抱いています。

 弊社、事業再生を主業としていますが、会計事務所ではありませんので、入り口で膨大な会計資料をお持ちいただき、それを解きほぐすところから作業が始まります。中小企業の側も、私も、大変です。

 しかし、これが普段関与してもらっている会計事務所がしてくれるのなら…ストレスなく、相談に入れると思います。

 会計事務所のコンサルティング機能強化は、かなり前から言われてきました。

 コンサルティングにも種々ありますが事業再生コンサルティングに限定して言うと、受注にはどうしても波があります。理由としては、

1.困ってから駆け込んでくるケースがほとんど。つまり、相談から走り出しまでリードタイムがほとんどなく、すぐ着手しなければならない。

2.再生途中の破たん、顧問料の未払いなどで突然の契約終了、というパターンも多い。

3.「来年の今頃から着手」というような将来の受注見通しが立てづらい。

 ということで起こりがちなのは、「途切れると暇」「すこし立て込んでくると寝る暇がなくなる」ということです。

 弊社、事業再生コンサルティング専業でやっていますがそれらも飲み込みながらやっていますが…

 会計事務所の一部門で事業再生コンサルをやる場合はどうなるでしょう。

 案件が切れたときは早帰りするのがスジでしょうが、それが会計事務所の繁忙期にぶつかっていたら?

 もうちょっというと、「手が空く時が多いから、少し会計の担当をもっておけ」とやってしまうと、いざ再生!出動!となったときに動きが遅くなる可能性があります。明日までに再生関連で××の資料を作りたい!と思っても会計担当先の決算と重っていればそれを放り出すわけにもいきません。

 ということで、会計事務所が事業再生コンサルをやっていくのはなかなか大変な部分があります。

 

 弊社では、会計事務所とタイアップし、情報提供をいただいたあと、その後の事業再生コンサルのヘルプをさせていただく仕組みがあります。

 会計事務所の基盤業務である税務会計顧問を時間的に余裕をもって繰り回しておられる事務所はごくごく少数、と思います。そこに顧問先の再生、という重いテーマが持ち上がったら…??

 そのようなときにはぜひ弊社を思い出していただき、ご相談いただければ、と思います。




人気ブログランキングへ

 
闇、深そうです。この手のルポはやはりNHK。

image

昨日、さる剛腕コンサルタントお二人の訪問がありました。

内お一人は道外の方で、いろいろ実務上のお話をお聞きする中で…

「求償権DDS」という言葉が。

経営者保証に関するガイドラインでは、債務過大になった企業に対し特定調停による債権のカットと経営者の連帯保証の免責に道筋をつけるものです。

しかし…実際にガイドラインを使ったスキームを立案するときにネックとなるのは保証協会が債権放棄になかなか応じられないことです。

民事再生法適用や中小企業再生支援協議会スキームによるなどストラクチャーがしっかりしている、外部で策定されたものであれば乗れる乗れない、という判断を下すことができるのですが、他の金融機関と一緒になり、「では90%カットで」ということを主体的に決めるということが難しいようです。

道外のコンサルタントの方が某県の保証協会で、と前置きして、

「ウチは設立以来68年間、一円たりとも放棄したことはない」と言われたそうです。

一方、国の大方針として、中小零細企業の出口開くこと、その際、経営者に再起の道を残すこと、は経営者保証に関するガイドラインやさまざまな通達、施策で繰り返し表明されています。

では半ば国の機関である保証協会としてその動きに背を向けるのか。

中を取る形で浮上したのが、「求償権DDS」です。

中小零細企業がいよいよ返済に困ったとき、金融機関から期限の利益喪失を宣せられ、保証協会付き融資について代位弁済に進み、保証協会が債権者として登場することになります。

その状況で債権放棄に進めない、とすれば、保証協会としては型通り、回収を進めるしかありません。

保有する求償権について、劣後扱いとし、「放棄はしないが」「請求もしない」「金利は最低限の水準に」というのが求償権DDSです。

仕組みそのものとしては平成18年(!)からあるものです。

DDSとは言え、債務は消滅しないのなら…と思われるかもしれませんが、メリットとしては、

1.連帯保証がなくなる …劣後ローンとは資本性借入と言われるように資本金類似の性格があるとされます。したがって、連帯保証や担保差し入れはありません。

2.債務免除益の問題がない …放棄を受ければその金額について繰越欠損金や資産の含み損などを合わせ、法人税負担を回避できるかどうかが問題となりますが、DDSであれば、負債の同一性が保たれ、債務免除益の問題はありません。

3.月々の約定返済がない …これも資本金類似、というところから返済条件はなく、期限一括返済となります。

4.期限が到来したらどうなるのか …その時に返済可能な状況であれば(一部)返済を行うのでしょうが、ほとんどのケースでは同条件で期限延長することとなると思われます。

などがあげられます。

保証協会として、できる範囲、ある制度を動員して中小企業再生を進めたい、という方針にあることは間違いありません。少なくとも、再生の重石になっている、という状況は回避したいはずです。

今後、チャンスがあれば具体的に利用したい仕組みです。




次に読む本。

image


世の中、どんどん変わってきます。

「経営者保証ガイドライン」 平成25年12月公表。中小企業経営者の連帯保証をどう始末するか、新たな道筋を示す。

「民法大改正」平成26年に120年ぶりの改正について方向性が示される。連帯保証、詐害行為について現状に合わせた改正が行われる。

「公益法人改革」平成25年11月に新制度に移行。

新たな仕組みに移行して光があたる部分もありますが…

光があれば影ができる。

その次はこんな本を読む予定です。





ありのままの姿をまずは理解、です。


紙の総勘定元帳をめくるには…

image

会計事務所時代からお世話になっています。

さて、週末、久しぶりに外部のイベントに参加しました。

「異世代、異業種100人交流会」

https://www.facebook.com/events/1149151511766109/

学生の方も多く、普段のビジネス交流会とは感じが違います。

名刺交換をする際、私の肩書が「認定事業再生士」で、事業再生コンサルタントをしているということを短いフレーズでお話しなければなりません。

「事業再生やってるんです」というところで話を止めちゃうと、「じゃ、私には関係ないですね」で会話終了、「じゃあ、なにかありましたら」となってしまいます。

「事業再生」はいろいろな分野にまたがったコンサルティングであることを手短に説明し、「中小企業のソリューション提供」が業務内容です、とお話します。

創業を考えている方々には例えば、資金調達、創業計画、従業員を雇用するときの注意、などなどをアドバイスできます。

また、ある程度ビジネスの滑り出しを終えた企業様向けには、「ムリ、ムダのあぶりだし、そぎ落とし」「どんなふうにビジネスを広げていくか/広げないか(※現状維持、が正解のときも)」など。

会計、税法、などにまたがってわかりやすくご説明します。

そんなこんなで、

「ふーん、面白いことやってるんですね」と言っていただければまずまず名刺交換は成功!です。

普段、お客様には、「何でもやります、はダメです、セールスポイントをクリアに!」と言っていますが、ついつい、「何でもやります…」と自分がいいそうになります。実際、アドバイスの分野は多岐にわたりますので…

さて、この後も少しずつ外に出ます。夜は遅くなれませんが、皆様ランチなどぜひお付き合い下さい!




パソコン、入れ替えました。

image

 画面がでかい。動作も早い。弊社、順繰りにPCを入れ替えていく関係で、つい最近まで私のPCが一番古い、という状況になっていました。

 さて、経営のかじ取りをしていくとき、常に、「Yes」「No」の判断を要求されることになります。

 例えば…採算が合わない工場があったとして、

 「工場を閉鎖」

 「採算改善のためにもう一度血の出るような努力をする」

 のどちらが正解でしょうか。

 実際、現場に立てばどちらかが会社にとって良い結果をもたらすだろう、というケースが多いのですが、あえて、判断がつかない状況、という設定で考えてみます。

 私が思うのは、

 「両方正解」です。

 なんだそれ、という声が聞こえそうです。ではこのケースで「間違い」は何でしょう?

 誤答があるとすれば、

 どちらか判断せず、「現状を維持すること」だと思います。

 結果を出すことを目指してすぐ動いてみること。これが重要です。

 経営に関して思うことですが「ちょっと様子を見よう」が良い結果を招くことはほとんどありません。

 ちょっと詳しく考えてみると、「ちょっと様子を見よう」の前段には必ず、
 
 「様子がおかしい」「このままだとマズイ」という気づきがあるはずです。

 本来であれば、すぐ「●●しよう」という判断を下さなければならないところ。

 それを先延ばしにするのですからいいことはまず起こらない、ということになります。



  
人気ブログランキングへ