9/22『動物愛護について』トーク⑧人間社会の不具合 | Theory Q

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一瞬で消えてしまう感覚。そいつを追いかける。


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9月22日(金)に開催した第5回目の個展、

『9B’s LAB.from STANDARD FOX #5』。

 

「動物愛護について」のトーク続きです。

 

9/22『動物愛護について』①消えた猫たち

 

9/22『動物愛護について』②龍が動物の仕事に就かない理由

 

9/22『動物愛護について』③神奈川県動物保護センター

 

9/22『動物愛護について』④センターの地下室

 

9/22『動物愛護について』⑤処分室の廃炉

 

9/22『動物愛護について』トーク⑥ふれあい広場の犬たち

 

9/22『動物愛護について』トーク⑦ゼロ達成の要因

 

 

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2017年9月22日トーク
『動物愛護について』⑧動物の処分問題に映る人間社会の不具合

 

 

犬猫を処分に追い込んだのは国のルールでも、保護部屋の壁でも、処分室のガスでもなく、

「人間同士のコミュニケーション不足」

これに尽きると私は考えています。

 

 

この考えは今までぼんやりとしていて、この深刻な問題がそんな単純な理由なわけがない、と自問自答していましたが、今回センターで色々なものを見聞きして、確信に変わりました。


犬猫を捨てようとしている人の近所には誰かしら住んでいるはずなのに、預け先が見つからない・・・・・・。奇妙な話だと思いませんか。そもそも近所の誰にも相談すらできていない、なんてことも考えられます。処分に心を痛めている人のすぐそばで捨てられている命もあるのです。


今の人間社会は単純で深刻な問題を抱えている。物言わぬ動物が何万と命を落とすその数は、人間社会に生じている不具合の数を示しているのではないでしょうか。

小さな歪みが積もり積もって大きな問題へと膨らんできた、そんな気がします。その歪みをもたらすものこそ「人間同士のコミュニケーション不足」です。そしてそれは、犬猫の処分問題だけでなく、身近に動物がいない人にも影響しているのではないかと見ています。

 

なぜコミュニケーション不足が起きるのか。

 

日本では義務教育があるので、基本的な文字や言葉を誰もが学び、会話をします。しかし、相手の言葉を読み解くのは現状、個々の感覚が頼りです。

 

定義づけることは難しいものですが、言葉を発した側と受けた側とで意味が一致しなければ、それはコミュニケーションツールとしてきちんと機能しているとは言えません。

 

家庭や交友関係、それぞれの土地に根付く文化やルールも影響しますが、昔に比べ、今はあらゆる土地の人が入り混じっています。私自身、色々なところを流れて来ましたが、どこも、みんな考えていることがバラバラでした。もちろんそれが良い時もありますが、ちょっとしたことでトラブルが生じているのも見て取れました。

 

 

それは自然の事だから仕方ないと言えばそれまでですが、それじゃ済まない事態になっていることが今、弱い立場の命に表れているのだと思います。

 

じゃあどうすればいいのか。私はこの問題に対し、一つの解決策を提案します。

 

寄付? ボランティア? できるならばそれも良いと思います。

ですが、私が提案するのはそういうことではありません

 

 

「人間同士がきちんとコミュニケーションをとっていくこと」です。

 

 

人間社会に起きている不具合を、個性という言葉でごまかすのはもうやめましょう。これまでそれでうまくいっていたと言うなら、それは誰かが我慢していたことに知らん顔しているだけです。きちんとコミュニケーションをとって、不具合を取り除いていかなければ、いつまでも問題は解決できません。

 

きちんとコミュニケーションを取っていくために必要なものは、言葉などのコミュニケーションツールと、もう一つあります。

 

「同じものを見る経験」です。

 

私は自分の小説やイラストを「同じものを見る疑似体験」として位置付けています。日常、普通に生活している人の感覚に近いものを目指していて、そのためあまり大きな演出はしない方です。小説にしては物足りない、と感じる方は出て来ると思いますが(そもそも読んでもらえていない現状ですが)、いつか小さな歪みに直面した時、冷静に対処するヒントになればと思っています。

 

 

また、この「同じものを見る経験」の大切さが、私が音楽ライブを強くお勧めする理由です。

 

ただ好きだからおススメしているわけではないのです。ご紹介するアーティストの皆さんは素直に演奏やパフォーマンスが素晴らしいので、普通に楽しんでいるところもありますが、どのアーティストもメッセージ性が高く、そこに集まった人たちに同じものを見せる“力”を感じています。

 

 

一人一人が手の届く身の回りから整えていく。それが円満なコミュニケーションへとつながります。そして遠回りに見えて、それが犬猫殺処分をなくすことへの一番の近道だと思います。なので、この問題に心を痛めている方はどうぞ、「自分には何もできない」とご自身を責めないでください。

 

ご自身の周りを整えてくことが犬猫処分問題への解決策として、今日からはぜひ、まずはご自身を大事にし、周囲ときちんとコミュニケーションをとっていくところから、ご協力いただければと思います。

 

 

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以上が動物愛護をテーマにしたトークでした。

 

既にとても長くなりましたが、これ以上はあれもこれもつながってしまうのでここが限度ですね。とにかく、手の届かないところをどうにかしようというのは無理なので、身の回りから整えてコミュニケーションとっていきましょう! という内容です。これはテーマが変わってもベースは同じことを伝えていくと思います。

 

1ヵ月以上も経ってしまいましたが、長いレポートにお付き合いいただきありがとうございました。

次回の開催日やテーマはまだ未定ですが、開催の際はぜひ、遊びにいらしてください。

 

そして、まだまだ未熟な作家ですが、ぜひこうした思いを抱きながら書いている小説をお読みいただければと思います。ホームページで紹介していますので、ぜひご覧ください。よろしくお願い致します。

 

龍 九尾ホームページ『STANDARD FOX』

(またリニューアル頑張ります)

 

 

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