9/22『動物愛護について』トーク②龍が動物関係の仕事に就かない理由 | Theory Q

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9月22日(金)に開催した第5回目の個展、
『9B’s LAB.from STANDARD FOX #5』。

 

「動物愛護について」のトーク続きです。

 

9/22『動物愛護について』トーク①

 

 

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2017年9月22日トーク
『動物愛護について』②龍が動物の仕事に就かない理由

 

 

 前置きが長くなりましたが、つまり私は、小さい頃から猫と戯れ、仲良しだった彼らにも処分の危機が迫っていたという事実を知り、動物保護、動物愛護、犬猫殺処分その他のことを常日頃から憂うようになった、というわけです。

 犬猫殺処分を止めようとする取り組みや、そのための寄付を呼びかけるものから、ペット業界の闇、多頭飼育崩壊、動物虐待など、様々な情報が飛び込んで来るたび、彼らの置かれている状況を思い胸が痛みました。

 

 あまりの悲惨さに自分が何不自由なく生活していることに罪悪感を覚えたこともあります。

 早く止めたい、一匹でも多くの動物を救いたい。そんな思いに駆られるものの、お金もなければツテもなく、結局できることは何もない。それがまた苦しくて、自己嫌悪して……。

 

 何もできないのにニュースを見ると苦しくなるだけだからと、目を逸らしていた時期もあります。けれどもやはり気がかりで、何かできることを探してはその果てしなさに心折れる、をずっと繰り返してきました。

 

 動物が好きな人の中には、私と同じように心を痛め、何も手につかないほど落ち込んだり、強い憤りを感じる人もいるのではないでしょうか。自分のことのように、苦しくなりますよね。

 

 今回のトークはその痛みを和らげ、先へ進む目的もありました。内容が分割掲載するほど長いのですが、最後まで読んでいただければと思います。



 さて、本題に入っていきますが、そもそもそんなに気がかりなら、龍は作家なんか目指してないで動物を守る仕事に就いたらいいのに、と思うかもしれません。でも私は、動物の仕事には就きません。

 殺処分の問題はその原因が動物ではなく、“人間”にあるからです。

 学校のこと、家族のこと、育児のこと、環境のこと、経済のこと、労働のこと、命のこと。一歩下がって世の中全体を見れば、挙げればきりがないくらい多くの不具合を抱えています。今回は動物愛護をテーマにお話していますが、動物に関わる問題は人間社会とかけ離れたものではなく、世の中の不具合を示す氷山の一角である、と捉えています。

 

 どんな問題も同じところから生まれ、すべて繋がっている。そのため部分的に語ることは難しいからと、自分の中だけに留めていましたが、私が作家活動する目的が不透明であるとご指摘があり、自ら主催する個展で開示することにしたのです。


 神奈川県秦野市にある「神奈川県動物保護センター」では平成19年度は犬約500匹、猫約2,000匹が殺処分されていましたが、平成26年度、ついに犬の殺処分がゼロとなり、その翌年の平成27年には犬猫ともに殺処分ゼロを達成しました。

 

 生まれてからずっと神奈川県民である私にとって、それはとても嬉しいニュースでした。そしてなぜ他都道府県が未達の中、神奈川県が一番に達成することができたのかを知ることで、今後殺処分ゼロを拡大・継続していくヒントが得られる期待が生まれました。

 しかし、だからといって、センターを訪問する勇気はなかなか持てませんでした。もう殺処分をしていないとしても、実際に収容されている動物たちを目の当たりにすれば身につまされて、何も手につかなくなるような気がしたのです。それでも行こうと決意したのは、個展で話す以上、実際に自分の目で見る必要があると感じたからでした。

 

 そうして個展開催の3日前の9月19日、神奈川県動物保護センターを訪ねてきました。

 

 

〔続く〕

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