井岡一翔「タトゥー」 入れ墨ボクサー大嶋宏成 そしてルイス・ネリ | BOXING MASTER

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋43年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

4階級制覇のWBO世界スーパーフライ級チャンピオン井岡一翔(Ambition)選手が、昨年大晦日に無敗の3階級制覇王者田中恒成(畑中)選手の挑戦を退けた試合で、井岡選手の左腕に入っているタトゥーが目立った事が問題視され、JBC(日本ボクシングコミッション)は井岡選手に何らかの処分を検討するとした問題が波紋を広げている。そんな中、入れ墨ボクサーとして大注目された過去を持つ、元日本ライト級のトップコンテンダー大嶋宏成氏は、「責めてほしくない」と井岡選手を擁護。

 

「責めてほしくない」元祖入れ墨ボクサー・大嶋宏成氏が井岡一翔を擁護(東スポWeb)

 

プロボクサーとしてJBCのリングに立つために、胸の入れ墨を、尻と太腿の皮膚の移植手術により隠してリングに上がった過去を持つ大嶋氏は、「終わってから言うのはかわいそう。いろんな意見は仕方ないが責めてほしくない」とし、「僕は腕(の入れ墨)はレーザーで落としたが、まだ見えていた。それでも大丈夫とのことだったので、そのまま出してやっていた。だから今回の件は『なんで急にいまさらそんなことを言っているんだ』という思いが強いんですよ」と自らの経験を踏まえ、違和感ありとしている。

 

 

胸の入れ墨を隠すための手術で大変な思いをした大嶋氏の言葉だけに決得力がある。そして、胸の入れ墨で忘れられないのが、日本のボクシングファンには絶対受け入れられないルイス・ネリ(メキシコ)。山中慎介(帝拳)選手との第一戦、腕にタトゥーはあるが、胸にはなかった。

 

 

しかし、王者となった第2戦では。

 

 

ネリの胸には立派なタトゥーが入っていた。ファンデーションなどで薄くされたと思われるが、相当に目立つ。皆さんご存知の通り、ネリは別の問題でJBCにより処分され日本のリングに立てなくなったのだが。

 

さて、当の井岡選手は「タトゥー(入れ墨)が認められないなら、海外だけでやる」など、反論ともとれる海外発の記事が独り歩きしたが、それは全て過去のインタビューの中からの引用で、井岡選手は今回の問題について、「海外も含めどこのインタビューも一切受けていないし、答えてもいない」と否定している。

 

井岡一翔、タトゥー認められないなら「海外だけで試合」…ルール改正を求める(スポーツ報知)

 

ルールがある以上、井岡選手ヘの処分は検討されても仕方ない。しかし、日本ボクシング界発展の為にもルールの見直しと、適用規定を再考する良い機会だと考えます。