WBCスーパーライト級コンチネンタル・アメリカ&WBO同級インターコンチネンタル王座決定戦。WBO世界同級2位岡田博喜(角海老宝石)vs元WBO世界ライト級王者・同級5位レイ・ベルトラン(メキシコ)。2月10日(日本時間11日)。米・カリフォルニア州 フレズノ、セイブ・マート・アリーナ。ジャブ、ワン・ツーを軸に強気の攻めで好調な立ち上がりを見せた岡田選手だったが、2回、ベルトランの左フックで尻餅を着くダウン。
すぐに立ち上がった岡田選手は、2分過ぎに右を好打。今度はベルトランの腰が大きく砕け、ロープ際に後退。岡田選手の連打を浴びた。
試合は激しい打撃戦に。
迎えた第9ラウンド、打ち合いの最中、べルトランの右フックで岡田選手がダウン。
再開後、ベルトランはすかさず追撃。
ベルトランの右で岡田選手がキャンバスへ崩れると、陣営は棄権の意思表示。
ジャック・リース(米)主審は試合を停止。KOタイム9回2分9秒。
8回までのスコアはジャッジ2者が76-76のイーブンとしていた。
昨年8月、ホセ・ペトラザ(プエルトリコ)に敗れWBO世界ライト級王座を失って以来の試合に勝利したベルトランは、36勝(22KO)8敗1分1NC。この勝利でスーパーライト級上位進出は確実で、2階級制覇へチャレンジの機会を待つ事になる。敗れたとはいえ岡田選手の戦いぶりは、多くのファン、関係者が称賛。再度の米国リング登場が待たれる。