WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ。王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)vs同級3位井上岳志(ワールドスポーツ)。1月26日(日本時間27日)、米・テキサス州ヒューストン、トヨタ・センター。観衆7,408人。世界初挑戦の井上選手は、強い決意を胸に秘め、颯爽とリングへ入場。
22歳の王者ムンギアは、31戦全勝(26KO)。
気合十分の挑戦者。
リングアナウンサーは、ゴールデンボーイ御用達のジョー・マルティネス。
ムンギアのチーフトレーナー、ロベルト・アルカザール(米・左)は、デラホーヤのアマ時代、そしてプロ時代初期を支えてきた。
左はラファエル・サントス・ロペス(メキシコ)WBO立会人。その隣は、ゴールデンボーイナンバー2のエリック・ゴメス。
試合開始。
井上選手は果敢にムンギアにアタック。鋭い右で迫った。
挑戦者の突進に王者はやりにくそう。
ムンギアは得意の左フックを上下に打ち分けた。
王者は足を使い、ジャブ、ワン・ツーから強い左ボディで挑戦者の前進を止めにかかった。
重そうな王者のパンチに挑戦者はよく耐えた。
DAZNの解説はシュガー・レイ・レナード(米)。
最終ラウンド。井上選手は逆転を狙って前に出た。
試合終了。
ムンギアの手が挙がった。
公式スコアは120-108、120-108、119-109。しかし、試合内容はポイント差以上に接近し、ムンギアに取って楽な試合ではなかった。井上選手の奮闘は米国ファン、関係者も認めている。
サンフェル・プロモーションのフェルナンド・ベルトラン(左)、ゴールデン・ボーイ・プロモーションのオスカー・デラホーヤ(右)がV3に成功したムンギアを祝福。22歳の王者は発展途上で、まだまだ伸びしろがある。ミドル級に上がるのもそう遠くなさそうで、今後が大いに楽しみです。