大晦日再戦!?亀田大毅vsデンカオセーン | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

6日、WBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(タイ)に挑み、12回判定負けを喫した同級11位亀田大毅選手を擁する亀田ジムは、この判定を不服としWBAに再戦要求。ビデオと文書を提出。今週末にはWBA本部のあるパナマへ行き直訴の予定。

大毅、大みそか再戦も!ジムが要望書提出へ(デイリースポーツ)


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「前半は確実に取っている」の亀田ジム五十嵐会長だが、手数が余りに少なすぎた。前半4回を全て王者に与えたジャッジに不信感を表したが、4ポイントデンカオセーンでもおかしくはない流れであったように思う。

他2ジャッジの前半4回までのスコアは38-38、39-37といずれも亀田選手が劣勢なだけに「前半は確実に取っている」は、説得力に欠ける。

「3ポイント勝っている!」

戦前、反則は厳しく取り締まると確認されていた。王者のクリンチワークに対し減点されなかった事も不服としているが、これは試合後ラファエル・ラモス主審の、「試合の流れの中で減点を取るまでに至らない行為」が確認されている。

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『ボクシング関係者は「昨日の判定ならまったく問題ない。普通なら(再戦は)認められないのではないか」と話す。』 → 亀田ジム 年内再戦を要求(中日スポーツ)

確かに普通ならダイレクトリマッチが認められるようなケースではないように思いますが、これは実現するのでは。

放映したTBSの視聴率は平均19.1%で、同日の全番組中第2位(1位はNHKニュース7)。視聴率低迷が叫ばれるTBSでは、10月に入って一番の数字となった。来月29日にはWBC世界フライ級タイトルマッチ内藤大助(宮田)vs亀田興毅(亀田)の大一番放映を決めているTBS。

もしも、大晦日デンカオセーンvs大毅選手のリマッチが決まれば、3ヶ月続きの世界戦放映。しかも全てがゴールデンタイム。他局ではとても考えられないが、これほどの視聴率を稼いだとあればボクシングのTBSは積極的に動くだろう。

TBS片山プロデューサーは、「視聴者が大毅選手の成長に関心を寄せた結果がこの数字につながった。試合内容が良かったのも要因の一つ」と語る。 → 大毅の世界戦、関西瞬間最高30・2%(デイリースポーツ)


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試合内容云々に付いては、物足りない印象というご意見をコアなボクシングファンの皆様からたくさん頂いておりますので、一概に「試合内容が良かった」とは言い切れないでしょうね。しかし、普段ボクシングを見られない視聴者の皆様が「良かった」と感じてくれていたのなら良い事です。

WBA総会は11月16日からコロンビアで開催される事がようやく発表された。確か今年は会長選挙が行われる年次になると思います。ランキングアップ、指名戦権利等が最大の決め事となる総会。それまでに結論を・・・。

WBA立会人アラン・キム氏は、「WBAに再戦を勧めたい」と亀田陣営を後押しするのは強い。早ければ今月中も再戦が認められるというのもうなずける。

WBA同級暫定王者ラファエル・コンセプシオン(パナマ)とデンカオセーンの王座統一戦の動きもない。WBA恒例のKOドラッグ・ファイトでベルトを獲得したコンセプシオンは、コンベンション・ファイトがあってもおかしくない。

   

「年内に日本で防衛戦をやる」(ニワット会長。)ファイトマネーがいい大毅選手との再戦は、王者側にとっても異存はないだろうとは、試合後のあの喜び方からも想像出来る。

「デンカオ、今度は誰とやってもやられちゃうんじゃないの」(~~)

試合後の正直な感想である。まさか、大毅選手が次の相手?というのは想像していませんでしたけど。

年内日本に異存のないニワット会長の口から出た挑戦者候補は、早くから大阪での再戦を希望していた久高寛之(仲里ATSUMI)選手と、前王者坂田健史(協栄)選手。坂田選手の名前が出たのはビックリでしたが・・・。

さて、大毅選手が再挑戦したならば?

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十分にチャンスはあるでしょう。明らかに下り坂に見えた王者。まだ若い挑戦者は減量苦はあるにせよ、もっとうわずみが期待される。ただし、王者の引出しはまだまだあり、大毅選手が出方を変えた場合、戦い方を変えるでしょう。しかし、後半は必ず落ちる。

興毅選手の挑戦を受ける内藤選手も、ダウンを喰らった前戦の影響から、その仕上がり、出来具合が最大のポイントと注目されている。ベテランに蘇りはあるのか?デンカオセーンも同じですね。

何が承認されても驚くに足らない最近のWBA。そもそも、リターンマッチ禁止という原点からタイトル承認団体は力をつけて来たのだが・・・。

古くからのビデオ収集マニアが、少し前、ボクシング界に絶望して貴重なテープを処分されたというお話を最近j聞きました。とても残念です。ファンあってのプロスポーツ。ベテランファンの気持ち、大事にしていきたいものです。

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