”浪速のジョー”辰吉丈一郎選手の再起戦相手が決定。OPBF東洋太平洋Sフライ級2位にランクされるノラシン・ギャットプラサーンチャイ(タイ)。
辰吉相手に“長谷川に敗れた男”浮上(スポーツニッポン)
仲里 繁 、熟山竜一、國見泰央、長谷川穂積、池原信遂選手等のそうそうたるメンバーと戦って来たノラシン。去る6月7日後楽園ホールに於いて富山浩之介(ワタナベ)選手と空位のOPBF王座を争い惜敗。日本の浦谷ジャッジが最終回に与えた1ポイントが明暗を分けた。
間もなく34歳を迎えるノラシンであるが、この試合が今年5戦目と元気バリバリ。Sバンタム級の豪腕仲里選手にはKO負けの記録が残るが、タフで頑丈な選手だ。パンチもある。富山戦後、一つKO勝ちを増やし16勝中14KO勝ち。(BOXREC調べ)
大変わかりやすい相手を再起戦の相手に選んだ辰吉選手。中途半端な結論は出そうもない。限界か、まだやれるのか。再起する辰吉選手の現状を諮るには、うってつけだろう。
10月26日ラジャナムダン・スタジアム。タイで辰吉コールはなかろう。こんな相手と戦うのだったら、日本リングでと考えてしまうが、大阪帝拳ジムが下した勇気ある決断は重たい。今回ばかりは特例も出来なかった。それ程の状態と考えざるを得ない。
もう、日本のリングに立つ事は出来ない”浪速のジョー”。これまで数々の奇跡を呼び起こしてきたが、敵地タイのリングで何を魅せてくれるのか。噛ませが相手ではない。しかも、ホームタウン色の強さは世界でもトップクラスのタイリング。
5年間試合から遠ざかっていたブランク。練習と試合は違う。間隔のズレはあって当たり前だ。もしも、試合が始まり、体が反応しないのならば、サポーターは勇気ある決断を降すべきだろう。
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1年のブランクを経て、3度目の王座返り咲きを目指した元世界Sウェルター級王者輪島功一(三迫)選手。昭和52年(1977年)6月7日、尊敬する輪島選手の奇跡を観ようと日本武道館へ駆けつけた。挑む王者はエディ・ガソ(ニカラグア)。そのドンくさいボクシング・スタイルは、狙い目王者との見方があった。
しかし、34歳の元王者が昔とは別人だと知るのに、たいした時間は掛からなかった。試合開始ゴングが鳴って数十秒が経過した時、ボクサーってこれ程変わってしまうのかと教えられた。鬼気迫る表情に体が全くついていかない輪島選手であった。
三迫会長は考え続けたという、「この試合を組んだ自分の判断は間違っていないだろうか」
腹を抱えてキャンバスを転げまわったガッツ石松(ヨネクラ)選手が、ファンの大きな罵声を浴びた事が頭をよぎる。協会長としての立場もある。致命的なダメージ。これだけは回避しなければならない。
リングをさまよう元王者は、三迫会長のタオル投入によって救われた。まさに精魂尽き果ててであるが、致命的ダメージはなかった。
「世界タイトルマッチでタオルを投げたんだから、引退は当然でしょ」
この試合を最後にリングを去った輪島選手。好きな辰吉選手には、悔いのないリングにしてほしい。”浪速のジョー”に幸運を! 【坂田健史・格闘技”ダイナマイト”大晦日V5戦!】
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