「ヴァージン・アクティブ」の巧みな入会プロモーション | 「サクセス」by田村真二
2019-05-07

「ヴァージン・アクティブ」の巧みな入会プロモーション

テーマ:フィットネスクラブ

 

こんにちは。田村真二です。

 

 

10連休のゴールデンウィークもあっという間に終了。

 

 

今日から「平常通り」に戻られた方も多くいらっしゃると思いますが、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?

 

 

私は国内合宿(伊豆)、クライアント先をコンサル訪問、台湾出張(今回は半分オフタイム)で昨日帰国、本日から福岡出張と外出中心の日々を過ごしていました。

 

 

ある調査によれば、これだけまとまった休日(休暇)にもかかわらず(意外にも)国内外を旅行する人は例年と変わらず2割程度とのこと。

 

 

私はここ数年、大型連休に関わらずアジア・オセアニア(シンガポール、マレーシア、タイ、台湾、オーストラリアなど)を中心に、月1回ほどのペースで海外訪問をしています。

 

 

私自身は出かけるのが好きなので国内外を気軽に飛び回っていますが、海外情報をサクッと知りたい、というぐらいの動機なら、日本にいてネット検索すれば十分かもしれません。

 

 

実際、今はネットインフラが発達しているのでわざわざ海外に行かなくても、ビジネスに関する海外の主要な情報は日本にいても国や企業のサイト、SNSなどを通じてほぼ入手できます。

 

 

そもそも、海外に行っている時間など取れないという方も少なくないでしょう。ただ時間(やお金)以外にも、海外に(1人で)行くのが不安、語学(主に英語)の面で不安、あるいは単に興味がない、という理由で海外に行かない人も少なくないようです。

 

 

私は「今はグローバル時代だから業界情報を知る上で海外視察は絶対にするべきだ」などとは言いません。行きたい人は行けばいいし、別に行かなくてもいいと思います。

 

 

とはいっても、ビジネスにおける競争がグローバルになった今、たとえ国内に留まっていたとしても世界プレイヤーの情報収集は貪欲に行う必要があるでしょう。

 

 

例えば、日本のフィットネス業界を見ても会員数No1の「カーブス」、24時間営業のジム「エニタイムフィットネス」、急成長中の「オレンジセオリーフィットネス」はもともとアメリカ発です(いずれも15年前には日本に存在すらしていませんでした)。

 

 

洗練された施設と魅力的なプログラムを提供し、サクセスフルな経営を行っているイギリス発の「ヴァージン・アクティブ」や「フィットネス・ファースト」は、シンガポールやタイを始め、着々とアジア・オセアニア(オーストラリア)地区での出店を進めています。

 

 

私もシンガポール・タイ・オーストラリアで両店舗を見学しましたが、(現在の)日本の総合フィットネスクラブのロールモデルになりうる素晴らしさと同時に、「2社が国内参入してきたら多大な影響を受ける企業やクラブが続出するだろう」と見ています。

 

 

 

ヴァージン・アクティブの巧みな入会プロモーション

 

 

 

 

 

特にヴァージン・アクティブは、施設環境の素晴らしさや魅力的なプログラムだけではなく、入会プロモーションも極めて巧みです。

 

 

2年前にシンガポールのヴァージン・アクティブを訪問した時のことです。

 

 

館内見学終了後にセールススタッフの女性から、「(ツーリストの)田村さんにピッタリの会員種別がありますよ」と勧めてくれたのは「1カ月会員」でした(もともと私は「1日体験」をするつもりでした)。

 

 

訪問店の会員種別の契約形態は、「1カ月」「6カ月」「1年」契約の3種類(契約期間によって月会費が異なる)。入会金は3種類とも300S$(シンガポールドル/日本円で約2万4千円)。

 

 

「1カ月会員」の料金は62S$(約5千円)ですが、「1日体験」の料金は60S$(約4千9百円)。1カ月会員の料金とほぼ同じです(注:1カ月会員は、1カ月のうちのある1週間だけ利用できるシステム)。

 

 

つまり、1日体験料を払うくらいなら1カ月「会員」を選ぶべきでしょう、というシステムです(1日体験料は「見せ筋価格」というわけです)。

 

 

もちろん、私だってそんな意図はセールスを受けている最中にわかります。「どうせ上手いことを言って入会させようとしているんでしょう」とね。

 

 

でも、見学した施設やトレーニング機器は上質で魅力的、プログラムやアイテムは豊富でこちらも同様に魅力的でした。

 

 

 

 

 

その上彼女から、「1カ月会員の料金にはレンタルタオルと靴下が無料でつきます。本日のご入会なら入会金の300S$は無料です!田村さんにピッタリですよ♪」と笑顔で無料の付帯サービスや期間限定の入会金無料特典を提示されました。

 

 

ここまで言われたら私だって思わず「入会しようかな」と思いましたよ。とはいえ、「2日後に帰国しなければならなかったので次回の訪問時に入会しようと思います」と答えると、彼女は真顔で言いました。

 

 

「入会金無料特典は本日だけです」

 

 

私は「そんなことを言わないで次回も無料にしてください」と笑いながら言うと、彼女はニコッと笑いながら「No」と答えました(たぶん無料にしてくれるでしょうけどね)

 

 

 

ヴァージン・アクティブ、アジア・オセアニアで展開拡大中

 

 

ヴァージン・アクティブを傘下に持つヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソンは、アジア・オセアニア地域における同社ブランドを強化する計画を発表しています。

 

 

現在はシンガポール・タイとともに、オーストラリアでの展開にも力を入れており、着々と同地区での出店計画を進めています。

 

 

オーストラリアのフラッグシップ店「Virgin Active Collins St」のサイトや関連サイトを見ると、いや~、すごいですよ。

 

 

運動施設の充実度はもちろん、ドイツのオーディオ機器メーカー「Dynacord(ダイナコード)」や音響アーティストと呼ばれる「Bosch(ボッシュ)」と提携。完璧を目指す音響環境設備のフィットネス施設を造り上げ、会員にフィットネスの「近未来体験」を提供しています。

 

 

 

 

 

リチャード・ブランソンは著書『ライク・ア・ヴァージン』(日経BP)の中で、起業を成功させる秘訣について次のように述べています。

 

 

「成功しようと思えば、何かほかと劇的に違うことをやらなければだめだ。すでに競合のひしめく分野に参入するのであれば、他社を圧倒するような顧客サービスを提供できるようにしたい」

 

 

24時間営業のジムや専門特化型の小規模フィットネスに押され気味の日本の総合型フィットネスクラブ業態に陰りが見える中、ヴァージン・アクティブが日本に出店するとなれば、前述したように日本市場にも相当インパクトを与えるだろうと私は思います。

 

 

たとえ出店して来なかったとしても、、、リチャード・ブランソンの言葉は、胸に刻む必要があるのではないでしょうか。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!

 

 

 

♪♪追伸(講演会開催のお知らせです)

 

 

日本最大級のスポーツ・総合展示会「SPORTEC(スポルテック)2019」で今年、講演をさせていただくことになりました。

 

 

日時:2019年7月10日(水)14:30~16:00

会場:東京ビッグサイト

講演タイトル(予定):フィットネス事業の売上・利益を数十パーセントから数倍に増やす「フィットネスビジネス・インパクト」

 

 

会場の都合上定員に限りがありますので、参加ご希望の方はぜひお早めにお申し込みください(詳細決まり次第ブログでご連絡しますので今しばらくお待ち願います)。

 

 

 

 

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