24時間ジム新規参入の盲点 | 「サクセス」by田村真二
2019-04-12

24時間ジム新規参入の盲点

テーマ:フィットネスクラブ

 

こんにちは。田村真二です。

 

 

「日本の」フィットネス業界ではここ数年、エニタイムフィットネスを筆頭に24時間(営業の)ジムが増えています。

 

 

なぜ、「日本の」とあえてカッコ書きにしたのかといえば、フィットネス先進国のアメリカなどではすでに(24時間ジムの)出店ブームは終焉し、今は大規模格安(激安)ジム業態や小規模専門特化型業態(ブティックジム・スタジオ)が主流になっているからです。

 

 

 

月会費10ドル(約1100円)で有名な会員数世界No1のプラネットフィットネス

 

 

 

グループエクササイズを中心とした専門特化型の小規模ジム・スタジオ

 

 

 

「健康投資」で税金が下がる?

 

 

昨日(2019年4月11日付け)の日経新聞記事によれば、自民党の勉強会で10日「スポーツクラブに継続的に通うための費用について所得税から一部控除するなど、個人や企業に『健康投資』を促す税制の新設や予算措置を求めた」とあります。

 

 

背景には、病気予防や健康づくりを促すことで、健康寿命が延びれば社会保険料を払う就労者が増え、社会保障制度を安定的に運用しやすくなり持続可能性も高まるとの狙いや期待があるとのこと。

 

 

そう上手く狙い通りにいくかどうかはともかくとして、スポーツクラブに継続的に通うことが病気予防や健康づくりを促すことは確かでしょう。

 

 

 

24時間ジム運営のカギは「会員継続」

 

 

さて、ここでのキーワードは「継続的に」です。

 

 

24時間ジムは利用者にとって利便性が高い上に、一般的な総合クラブにくらべて会費が2~3割安いことが人気の理由です。また、オーナー側(大半はフランチャイズ加盟店)にとっては何といっても人手が少なく済むというメリットがあります。

 

 

そんなわけで24時間ジムの人気が高まっているわけですが、落とし穴があることを忘れてはいけません。出店がしやすく人手がかかりにくいということは、過当競争に陥りやすいということでもあります。

 

 

実際、一部の地域ではすでにそうなっていますし、そもそも24時間ジムは、入会獲得がしやすい(しやすかった)反面、(セルフ利用中心のため)退会者が多くでるという問題を抱えているところも少なくありません。

 

 

つまり、24時間ジム運営上の最大の課題の1つは「会員継続」ということです(今後は入会獲得も難易度が高まることが予想されます)。

 

 

フィットネス未経験者の方でも、24時間ジムのフランチャイジーに加盟して出店すること自体の難易度は高くありません。

 

 

しかし、人手をあまりかけないことから会費外収入を増やすことは容易ではありません。つまり、損益分岐点会員数を継続的に超える会員数を維持できなければ、すぐに経営に行き詰る可能性が高いということです。

 

 

5年前と違って現在は、24時間ジム同士の競争も激しくなっています。また、月会費3千円以下の格安ジムも全国的に拡大しつつあります。

 

 

従ってこれから24時間ジムのフランチャイジーに新規参入される方は、これらの点を十分ご理解した上で参入されることをお勧めします。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!

 

 

 

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