新元号発表!フィットネス事業活性化のために行うこと | 「サクセス」by田村真二
2019-04-02

新元号発表!フィットネス事業活性化のために行うこと

テーマ:組織・人

 

こんにちは。田村真二です。

 

 

4月に入り、そして、新元号「令和」も発表されました。

 

 

今月は「平成」最後の月、そして来月は新元号スタートと、まさに新しい時代が始まることになります。

 

 

日本ではこの時期、今年入社する新入社員を集めて、経営首脳(大抵は経営者)による訓示などを行う「入社式」が行われるところが多くあります。

 

 

企業は人の集まりですから、優れた人材を見つけて、その人の能力、知識、スキル、意欲を最大限に引き出し、(少なくとも一定期間は)社内にとどまらせることが重要なのは言うまでもありません。

 

 

これは企業にとって最も重要な課題の1つであり、その成否が、会社に中長期的な成長と成功を決定づける大きな要因となることでしょう。

 

 

とは言っても転職が当たり前になった今の時代、それが「本当に難しい」と実感している経営者やマネジャーの方も多くいるでしょう。

 

 

一方で、会社の文化や価値観に共鳴する人が集まり、外から見れば、「なぜあの会社はいい人ばかりが集まるのだろうか」と羨望の眼差しで見られている会社もあります。

 

 

両社の違いをひと言で言い表すのは簡単ではありません。しかし、明確な違いが1つあります。それは・・・

 

 

 

企業の存在理由

 

 

企業が存続し続けるためには、売上や利益、(フィットネスビジネスなら)会員数といった指標よりも、もっと大事なものがあります。

 

 

それは、組織として最大限力が発揮できる仕組み。ライバル企業には、決して真似のできない仕組みです。

 

 

そして、その中心の役割を果たしてくれるのが企業の風土形成や方向性、社員を始め取り巻く人たちの(企業に対する)ロイヤリティを決める「ミッション」(存在理由)です。

 

 

ミッションとは人にかかわるものです。人が正しいと心から信じることができるものです。したがって経営者は、社員全員がミッションを理解し、価値観の形成や行動指針とすることを確実にする必要があります。

 

 

 

企業にとって大切なものとは

 

 

企業は何のためにあるのか、という議論は昔からあります。

 

 

アメリカのビジネススクールでは「企業は株主のもの。経営者は株主に雇われていて、株価や利益の最大化が使命なのだ」と教えているところもあります。

 

 

確かにその一面は否定できません。経営者がどれだけ優れた考えや先見性を持っていたとしても、株主の意向で退場を命じられることもありますから。

 

 

でも、(株主である)デイトレーダーの中には株を買ったら数分後にはもう売ってしまっていることもあります。彼らは別に、企業の理念や戦略、どんな商品やサービスを売るかには関心がありません。彼らの関心はただ1つ、儲かるかどうか。

 

 

アップルやスターバックスのような超一流企業でさえ、創業経営者からバトンを受け取ったCEOが、株式市場の意向を汲み取り、売上・利益志向にのみ突き進んだ結果、企業存続の危機に陥ったことがあります。

 

 

これは何も上場企業に限った話ではありません。非上場企業の多くの同族企業でも、株主(同族)の中には報酬や配当さえしっかりもらえればそれでいい、と考えている人も少なくありませんから。

 

 

でも私は、それはちょっと違うと思うのです。社長1人だけの会社としての活動なら、お金や利益を増やすことを目的としても構わないと思います。

 

 

しかしそうでなければ、事業の目的をお金以外の何か、つまり会社のミッション(存在理由・意義)が大事になると思うのです。

 

 

これは決してきれいごとではありません。お金や利益は、ミッションを実現するための手段として必要なのです(だから私はその支援活動をしています)。

 

 

そもそも企業や組織には、採用時にどれだけ自社の価値観に合った人を採用しようとしても、実際にはいろいろな価値観を持った人が入ってきます。

 

 

だからこそ、共通のミッション《何のためにこのビジネスをやっているのかという目的》を定めて、それを共有化する必要があるのです。

 

 

言い換えれば会社や組織にミッションがあり、それを社内に浸透させれば、価値観や行動の指針になるだけではなく、それに共鳴する人も集まりやすくなるということです。

 

 

たとえどれだけ高いスキルや豊富な経験を持っている人でも、価値観が合わない人がいることの方が、会社や組織にとってはリスクになる可能性が高いのです。

 

 

 

人が辞めないことが問題になる会社

 

 

先月29日付の日経MJによれば、小売りや外食を含むサービス業の店舗で1年間に離職する従業員の割合が26%に上ることがわかったとあります(MSコンサルティング調べ)

 

 

店舗で働く従業員の4人に1人が1年間で辞めているということです。

 

 

これでは、辞めた従業員の穴を埋めようと新たな従業員を採用しても定着しない、人手不足が解消しない「負のスパイラル状態」といえるでしょう。

 

 

ちなみに、日本のスターバックスには約3万人のスタッフがいて、ほとんどが非正規社員(アルバイト)だそうです。

 

 

それにもかかわらず、なぜあんなに素晴らしい接客ができるのか、と疑問に思うことはありませんか? 

 

 

以前元スターバックスCEOの岩田氏からこんな話を聞いたことがあります。

 

 

「心からスターバックスのミッション『人々の心を豊かで活力あるものにするために一人ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから』を理解していて、実現したいと思ってくれている。決して給料が高いわけではありません。」

 

 

「スターバックスでは、大体10店舗に1人、エリアマネジャーと呼ばれる人がいます。あるとき、経営会議で『エリアマネジャー100人が3年間で3人しか辞めなかったのは問題だ』という議論が起きました。つまり、スターバックスでは人が辞めないことが問題になるのです。」

 

 

私も好きでよく行くスタバは、人が辞めないことが問題になる会社なんですね。

 

 

そういえば先月、米国の優良フィットネス施設を視察訪問した際、館内の壁に「OUR MISSION(私たちのミッション)」を掲示していた施設がいくつかありました。

 

 

 

 

 

日本のフィットネス施設ではほとんど見かけることはありません。やはり米国の優良フィットネス施設はミッションを大切にしているんだなと思いました。

 

 

「スタッフや会員がいる場所にミッションを掲示する」

 

 

小さなことに思えるかもしれませんが、私には大切なことに思えます。

 

 

 

経営者・マネジャーの役割

 

 

総合フィットネスクラブは施設や内装、トレーニングマシンやレッスン内容、会員種別や料金体系など、同業他社とそれほど代り映えしないところが多くあります。

 

 

近年、24時間ジムや専門特化型ジム・スタジオなどに押され気味の総合フィットネスクラブは、会員数や収入を減少させているところが多い中、逆に増やし続けているところが(一部には)あります。

 

 

マーケティングやセールス方法を変えることで会員数や収入を増やすことは可能です。しかし、長期的に見れば、業績優劣の違いを生み出すのはそこで働く人であり、彼ら彼女らの会員に対する気持ちや行動です。

 

 

似たような施設が多くある中で、一体何が人の違いに影響を与えるのでしょうか?

 

 

私は、そこで働く人たちが、会社とそこで働く自分自身に心から誇りを持っているかが大きな違いを生むと考えています。

 

 

そのためには経営者はもちろん、職場には、良きマネジャー(責任者)の存在が要となります。

 

 

良きマネジャーはミッションの実現に向けた発言や行動をとります。また、チームメンバーと積極的に交わるとともに、1対1での話し合いも持ちます。

 

 

なぜなら、人が会社を辞める主な理由の1つが、上司(や同僚)との関係にあることを理解しているからです。例えば、理不尽に思える発言や指示、自分の意見を聞いてもらえない、褒めてくれないなどというものです。

 

 

会社を辞める理由が、給与だけが理由であることは少なく、不満や失望、人間関係が原因であることの方が断然多くあります(よね?)

 

 

前職時代、小売店で働いていたときのことです。1店舗で年商50億円から100億円を越える店まで数店舗で働いたことがあります。

 

 

規模の大小を問わず、店長1人が変わっただけで店の雰囲気を始め、社員の意欲ややる気がガラリと変わった、というケースを私は何度も見てきました。

 

 

1店舗で年商50億円から100億円超の店でこれですから、より小さな規模の会社や店ならその傾向はさらに顕著に表れるでしょう。

 

 

つまり、それほど経営者やマネジャーの影響力は強いわけで、同じ人でもどの会社の誰の下で働くかで、仕事や人生に与える影響が大きく変わるということです。

 

 

覚えておいてください。顧客と接する現場で優れた顧客サービスを生む連鎖は、「トップから始まる」ということを。

 

 

顧客と接する従業員が意欲ややりがいを持って働いてくれていれば、自ずと会社の雰囲気も明るくなりますし顧客にも伝わります。

 

 

しかし、それは自然にできるものではありません。

 

 

経営者やマネジャーが率先して会社や組織内にミッションを浸透させ、社員を中心とした企業文化の醸成から生まれるものなのです。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!

 

 

一度ぜひ行ってみたいと思っていたスターバックス1号店(シアトル)に先月行ってきました

 

 

 

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