【 海保の象徴、巡視船「しきしま」 】
どうやら広島湾に、「しきしま」
がオンステージ。
⚪︎基本性能：巡視船「しきしま」
排水量 6,500t (基準)
全 長 150m
全 幅 16.5m
乗 員 110名＋航空要員30名
速 力 25ノット (時速46.3km)
航続距離 最大2万浬 (37,000km)
装 備 35mm連装機銃×2
20mmバルカン砲×2
艦載機 AS 322ヘリ×2
価 格 約350億円
「しきしま」は1992年に就役した海上保安庁の大型巡視船。建造当時は世界最大の巡視船として注目された。(現在、中国海警局の艦船が世界最大)
その爽やかな塗装と裏腹に、ほとんど護衛艦。
トップスピードが若干遅いのと、ミサイルが非搭載なだけ、だって対空レーダーは装備しているし😳
実は、本船は海外から日本にプルトニウムを運ぶ際にこれを護衛するために建造さたらしい。
少し説明すると、日本の原子力発電所で生じた使用済み核燃料は一旦イギリスまたはフランスの再処理工場でプルトニウムと廃棄物に処理される。
この取り出したプルトニウムを再び日本に持ち帰って再利用する構想「プルサーマル発電」と呼ばれるこの構想には再処理で抽出したプルトニウムを英仏から日本まで海上輸送するわけだが、通常の貨物とは異なる核燃料となれば当然護衛が必要だ🤨
当初は民間貨物船に海保の人員が小銃を持って同船し、航海の一部はフランスやアメリカの軍艦が護衛した。しかし、それでも途中でテロリスト等に奪取される可能性が否めず、アメリカが特に懸念を示したことから日本政府も抜本的対策を講じた次第😟
そこで、欧州から日本までの長距離を航行でき、武装を持つ大型巡視船を建造。
こうして核燃料の護衛という特殊な任務を帯びた巡視船「しきしま」が登場。
異例の重武装、高性能は、当初からテロリスト対策に特化したフネだったわけだ。
昨今は尖閣諸島で、最前線を守る、歴戦の勇姿が確認されていたなー
いや、しかし、
なんともおーげさな警護だな😙