キッチンの天窓が、施工されてみたら思っていたのと違ったという問題、対応方法が決まりました。
そもそもの話はこちら→「こんなはずじゃなかった天窓・・・自分の図面読解力の限界」
元々、打ち合わせの際に使っていた図面と、契約の際の図面で天窓の位置が変わっていた話で、あれこれ対応策を模索してもなかなか良い案が出ないでいた状態でしたが、積水ハウスから連絡があり、また関係者が現場に集まりました
積水ハウスからどのような対応策が出てくるか、不安な状態が続いていましたが「天窓の位置を元の図面の位置に戻す」という、私たちにとっては最高の結論となりました
その方向性で既に手配も始めていると
「もっと丁寧に説明して、紙に記録を残すべきでした」と言ってもらえました
しかし、費用と工期のかかる問題。費用負担に関しては、双方納得できる範囲での譲歩がありましたが、お勉強代として納得して払える金額でした。
そして引き渡しは約1ヵ月伸びると・・・これは仕方ありませんね(今はスケジュールが変更になると職人さんの手配も大変そうです)。この屋根の部分に関しては1月の状態まで巻き戻すのですから。工期は延びるけど、しっかりした施工をしてもらえると思います
気になるのは施工方法ですが、勾配屋根全て一旦剥がして、天窓をずらし、新しい材料を使ってまた屋根を葺くという事でした。
つまり、天窓の部分施工ではなく勾配屋根全部をやり直すという事です
以前住んでいた家では雨漏りに悩まされた私たちにとっては、とてもありがたい事です。営業さんはちゃんとその事を覚えていて、特に雨漏りを防止する施工を第一に考えてくれたようです
※前の家にも天窓はありましたが、天窓からの雨漏りは1回もありませんでした。
新築住宅を建てるというプライドや積水ハウス品質を保つためという事もあるかも知れませんが、社内での調整も大変だったと思います。とても迅速に検討していただけ、私たちにとってはありがたい結論となりました。
単純に屋根を葺き替えるだけではなく、計算した結果、構造の補強もするという事なので、大掛かりな工事だと思いますが、この判断をした積水ハウスには本当に敬意を払います
まさに積水ハウスの底力を感じました。
さて、それではこの施工で「吹抜けの下から見た天窓の状態がどのような感じになるか」ですが、当初(設計の打ち合わせをしていた頃)、私たちはこの ように考えていました。
しかし、元の図面の位置まで天窓を動かしても、この ような位置にまでしか移動できません。鉄骨があるので、これ以上天窓を下げる事もできません
設計の打ち合わせをしていた頃(昨年)の私たちは、屋根の勾配の角度とか天井から屋根までの厚みとか、考慮が全く不足していたのですね。
そもそもの話として「勾配屋根の場合、平面図上の天窓の位置と、屋内側から見える天窓の位置は必ずズレる」という事です。
図面を見慣れている人からすると当たり前の事かも知れませんが、この理屈がわかって平面図を見ていないと、出来上がってから「あれ??」という事になるのですね。これから家を設計する人は、私たちのようなミスが無いように祈っています
これに関しては、積水ハウスの落ち度でも何でもなく、単に私たちの考えが浅かったという話なのですが(ただ、素人にもわかるように説明はしてもらいたいとは思いますが)、このような 施工にしてもらえる事になりました
スッキリ感は多少失われますが、現在の施工ほどゴチャゴチャした状態ではない(面の切り替えが少ないから大分スッキリしていて、ダクト感が無くなった)ので、OKです
吹抜けの上の方が暗くなる問題で「平らな天井貼りましょうか?」と言われましたが、広々感を優先して、それはお断りしました。
ここのところ、この天窓の件が心に引っかかっていました。「何十年も、ずっと後悔したまま住んでいくのは辛いかなー」とも思っていました(早く気づけば未然に防げた事なので)。
積水ハウスの今回の対応によって、心が晴れた気がします
信じた甲斐のある良いチームでした