枚方市のリトミック&ピアノ教室スタジオswingです!

コロナの影響でオンラインレッスンに切り替えるまで、ものすごく沢山の準備が必要になり、バタバタしていました。

特に一人一人との接続テストは声だけと違い、実際のピアノの音を聴かなければならないので、なかなか骨が折れる作業でした。
素早く対応してくださったおうちの方々には本当に感謝です!

今やっと慣れてきて、ピアノレッスンでの問題点が色々でできました。

まずは心配していた音質。
これはこちらがiPadとパソコンでそれぞれの部屋から別々に講師がレッスンしているのですが、パソコンの方がオーディオ設定が細かくできるので、おそらく生徒さんには講師の演奏がきちんと聴こえているのではないでしょうか。
逆に生徒さんの方の設定をお願いしないと、ペダルを踏んだ時のうわんうわんという音(水の中で音をきくみたいな感じ)や、延ばす音が延びないという現象が改善されないようです。

iPadはあまり細かな設定がないので、音質は疑問です。

来週のオンラインコンサートでの配信が心配なので、コンデンサーマイクというものを購入しました。

パソコンやタブレットのマイクは元々声を拾う前提のものなので、ピアノの音など周波数が違うものは拾い切れないのだと思いました。

まだ届いていないのでなんとも言えませんが、どこまで効果あるか期待と不安半々です。

そして、1番の収穫は、ズバリ「音と動きの関係」が明快にわかる!
つまりリトミックの考えそのものですが、スピーカーから聴こえる音質が悪く、細部まで聴き取れないからこそ、子供の指、手首、ひじの動きとタッチの仕方など細部に渡り目を凝らして画面を見て観察。すると不思議、どんな程度の音が鳴っているのか予想ができます。

手首が上がっているから恐らく浮いた音、腕の使い方のしなやかさに欠けるから硬い音、指がバタバタしているからひらべったい音、なんとなく弾いているから意志の感じられない強弱やメリハリよなさ、重さを感じられないから生き生きとしたリズムになっていない、など、面白いくらいに動きから音がわかります。

私が常日頃から何度も子供たちに言っている、「ピアノは運動」
「出したい音を明確にイメージし、その音を出すためには体のどの部分をどう使うかをはっきり意識して動かすことを繰り返すことにより、音と体が一体になる」

これが、こんなことをきっかけにこれほどまでにはっきりとわかるとは、まさに、このことだ、とわかるほど自分の中で今まで思ってきたことが確信としてよりはっきり持つ事ができました。

教室の講師もそのことに気がつき、こういうことなんだ、と改めて発見してくれたことは大きな収穫でした。

通信状態が悪く、音が途切れがちになっても、体をみればどんな音が出ているかわかります。
それぞれのおうちの楽器はピアノ、電子ピアノ様々ですが、指導するポイントは同じです。

今回オンラインによって、おうちのピアノ環境がよくわかりましたし、子供達が、家族に聞かれているところでレッスンするという少し恥ずかしいような、かっこつけて頑張りたいような、そんな色々な表情も見られました(笑)

またこちらのレッスンの質もおうちの方にばバレる?理解される?どっち?(笑)機会でもあり、とても良い刺激になりました。

リトミックの子供達は画面から先生の声やピアノが聞こえるのが面白かったり、他のお友達が画面に出ていておーい!と声をかけたり恥ずかしがったり、いつもは先生と子供だけのところにお母さんがいてくれるので甘えたり、けじめがつけにくかったりと色々な側面が見られました。

子供の手元に教具がないからこそ、代用品を考えたり、カードや絵をたくさん見せて工夫するなど、いつものレッスンとは違う工夫と準備が沢山あり、なかなかに大変ですが、画面の向こうで歩いたり走ったり動き、声を出す子供達を見て、とても楽しいです。

少しでもおうちで楽しんでもらえたなあと思います。

オンラインというツール、コロナが治ってからでも色々に用途はありそうです。

これから何に使えるか考えよう!
まずは来週のオンラインコンサート!
お楽しみに!