不安の昇華
「不安」というものは、人間のネガティブ意識の根底に共通する感情です。
人間は、
- 不安があるので、嘘をつき、
- 不安があるので、暴言を吐き、
- 不安があるので、他人と比較し、
- 不安があるので、辛くなり、
- 不安があるので、あきらめられなくなり、
- 不安があるので、悲しくなり、
- 不安があるので、拒絶をし、
- 不安があるので、怒りを押されられなくなるのです。
「不安」というのもを昇華できると、人間としての学びのほとんどが昇華されやすくなるわけですが、逆に、「不安の昇華」というものは、最後の最後まで残ってしまうことがほとんどなのです。
そのラスボスともいえる、「不安」から昇華していこうというのが、今回の私からの提案です。
不安と向き合う
わたしの経験ですと、「不安」に限らず、意識の昇華において一番の難関は、昇華されていない苦手な、見たくない自分と向き合うまでの時間です。
課題と向き合う決心をする・・・というのが一番のハードルになるかと思います。
不安を思い出すのは、誰もが辛いわけです。
ただ、それと向き合わない限りは、昇華できないということです。
わたしも、「今日はこの課題を昇華するぞ!」と思っていても、実際に向き合うまでには、いつも半日ぐらいの時間が必要でした。決心するまでが自分との闘いです!
無理しないでもいいと思います。
何せ、向き合う決心さえできれば、2~3時間で昇華できるのですから・・・。
あなたにとって不安なことは何?
「あなたにとって、不安なことと言ったらどんなことですか?」
過去の自分を振り返って、書き出してください。
「不安」という文字から思い浮かぶことで、自分にとっての優先順位をつけてください。
一番不安なことから向き合って昇華していくと、その課題だけですべての不安の昇華
が完了してしまう可能性があるのですが、無理はしないでくださいね。
わたしは、優先順位1番から昇華したので、1回の昇華だけで、ほぼすべての不安や恐れから卒業してしまいました。
しかし、無理をせずに、今の自分に出来そうな課題から昇華していってもいいと思います。
自分に自信をつけながら、一歩づつ本丸へと進んでいくというのもいいと思います。
質問用紙をつくる
小さな紙に、質問を書いておきましょう。カードや名刺みたいなものに書いておくといいですね。
- それは「妄想」ではありませんか? → 現実はどこまでですか?
- それは「偏見」ではありませんか? → 偏見は不要です!
- それは「誰の意見」ですか? → 他人の意見は必要ありません。
- それは「他人の話」ではありませんか? → 他人はあなたには関係ありません。
- それは「誰の役目」ですか? → 自分の役目以外は関係ありません。
- それは「言い訳」ではありませんか? → 言い訳は必要ありません。
- 「誰かと比較」していませんか? → 他人と比べる必要などありません。
あと、このようなカードも用意しておいてください。
- どうしてですか?
- 何故、そう思ったのですか?
2人の自分の対話が始まる!
「不安」というものは、まだ起きていないことに対して思うネガティブな感情です。
あなたはこれから
- まだ何も起きていませんよ!
- それは現実ではありませんよ!
ということを、自分に真剣に教えてあげることをします。
2人の自分がいて、①3次元の自分と、②魂の自分です。
魂の自分の役目を文字を書いたカードにやってもらいます。
魂の自分を選ぶのは3次元の自分となりますが、3次元の自分の話に対して、真剣に突っ込んであげてください。
①自分の不安の詳細内容を確認する
あなたは、あなたが感じている「不安」について、自分に質問をしてください。
まず始め、自分の不安について、詳細内容を聴き出してください。
そして、どういうことが不安なのかがハッキリしてきたら、下記の質問をはじめてください。
②自分の勘違いだと確認する作業(3次元意識の確認)
次に、
- どうしてですか?
- 何故、そう思ったのですか?
この2枚のカードを使て、すべては自分の勘違いだと確認する作業に入ります。
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それについて、あなたは真剣に本心で答えてください。
さらに、内容によって、どれかのカードを選んであなたの思っていることが違っていると指摘していってください。
- それは「妄想」ではありませんか? → 現実はどこまでですか?
- それは「偏見」ではありませんか? → 偏見は不要です!
- それは「誰の意見」ですか? → 他人の意見は必要ありません。
- それは「他人の話」ではありませんか? → 他人はあなたには関係ありません。
- それは「誰の役目」ですか? → 自分の役目以外は関係ありません。
- それは「言い訳」ではありませんか? → 言い訳は必要ありません。
- 「誰かと比較」していませんか? → 他人と比べる必要などありません。
自分がいま頭の中で思っていることに対して、
「本当の現実はどうなのか?」
ということをしっかりと指摘していってください。
すべてはあなたの勘違いだと否定していってください。
- すべては自分の妄想である。
- すべては自分の勘違いである。
- 現実は違いますよ!
- 現実は何も起きていませんよ!
・・・と教えてあげる作業をするのです。
自分が勘違いしていることは、理解はだれもがわかっていることなんです。
でも、もっと深い領域で納得できていないんです。
その現実を自分を追い込むことによって気づかせる・・・その作業が大切なんです。
③別の可能性を見つける作業(無限の可能性を認識する)
次に、別の可能性を見つける作業をします。
本当は、別の可能性もあるんだと、自分に教えてあげる作業をします。
この別の可能性を認識することで、自分の中の可能性というものが膨らんでいきます。それが、無限の可能性が常にあるという、宇宙次元の意識になる方法なのです。
「他に、こんな可能性もあった!」
と、自分に教えてあげてください。
「不安」の昇華
ネガティブな3次元の自分という意識を確認し、
別の可能性もあるという、無限の可能性という宇宙次元の意識を思い出す作業。
この2つの作業によって、
「今の自分の意識」と、「魂の次元の意識」が差を縮めていって出会います。
それが意識の昇華です。
これは、理論ではなく、人間の意識の仕組みで誰もがそうなるんです。
共鳴が起こらないと、失敗です。
「あっ、そうだった!」と魂の記憶を思い出したとき、人は何故か共鳴して号泣するんです。
号泣するまで続けてください。
完全に3次元の自分の意識が完敗したとき、魂の記憶を思い出し、号泣すると思います。ここで「不安」は昇華します。
パソコンで打ち込みながらやると◎
わたしはいつも、二人の自分を一人で演じていたのですが、SとMの両方を持っている人でないとなかなか難しいようです。
みなさんは、魂の役目をカードに演じてもらった方が、3次元の自分に集中できると思います。
また、自分の言っていることを忘れてしまいそうな人は、3次元の自分の話をパソコンで打ち込んでいくといいと思います。
集中できますしね。
書いたものを後で読み返すこともできるのでいいかもしれませんね。
意識の昇華は、「不安」に限らず、すべて同じ方法で出来ます。
慣れてくると、ただパソコンで質問しながら自分で答えも書いていくという会話形式で昇華できるようになっていきます。
昇華に限らず、わたしは、宇宙の情報を同じ方法でキャッチしています。
自分で質問して、宇宙からもらった答えを書いていくってことですね。
次元の違う2人の自分を自然に使い分けられるようになるということです。
皆さんの成功を祈ります!



