・・・の続き。
「もう少しだけ詳しく話しておいた方がいいかな。」
- 遅刻をしたのは、①昨日の夜遅くまで起きていたから → それはどうして? → ②明日遅刻したかったから。行きたくなかったから。
- 熱を出したのは、①薄着をしていたから → それはどうして? → ②熱を出したかったから。休みたかったから。
- 失敗したのは、①注意力が足りなかったから → それはどうして? → ②やりたくなかったから。失敗したかったから。
- お腹をこわしたのは、①生ものを食べたから → それはどうして? → ②お腹をこわしたかったから。休みたかったから。」
・・・とういう例を示したんだけど、
人間はいつも現実が起こった原因というものに向き合ってはいるんだけれども、この第一段階①で終わらせているんだ。」
「そのことによって起こるのが、『自分の法則』という新しい偏見の製造なんだよ。」
「残念なことに、『原因と対策』というのをすればするほど、意識はガンジガラメの偏見だらけになるというわけ。ここに気づいていない。」
「そうですね。この現実は難しい・・・。」
「そう、具体的に解決方法を見つけようとすると難しいんだよ。人間が今までやってきた癖を修正しようとすると難しいんだよ。」
「だから、初めからそれを考えない方がいいんだな。」
「考えないんですか?」
「そう考えないの。」
「さっきも言った通り、ただただ『すべては自分が望んだことでしょ!』って、『あんたが自分で決めたことでしょ!』って自分に突きつければいいだけなの。」
「都合の悪いことは、なかなか認めたくない自分がいるんだよ。でも、それを認めるまで、自分に何度でも突きつければいいんだ。根気よく、自分に突きつけて。認めるまで続けることなんだ。」
「自分で認めた瞬間というのは、自分にだけわかるんだよ。それが波動共鳴さ!」
「きみは長い間病気をしていたよね。」
「はい。」
「生まれる前から決めてきたからと言って、『宿命』と逃げちゃったよね。だから、決めた通りの長い時間がかかったんだよ。」
「えっ、そうなんですか?」
「そうだよ。生まれる前に決めてきたこと『宿命』は変えられないと、きみは思っていたでしょ。それこそ、偏見! 固定観念!」
「きみは、自分で決めて生まれてきたことは変えられないと思ってしまっていた。それは、きみが一番下の次元から1つづつ上がってきたからだな。なかなか『自分が想像主である』って記憶にたどり着けなかったからだよ。」
「そうかもしれません。」
「意識の奥の奥にある、自分が『今回の人生を決めてきた』その場所がどこなのかをずっと探していました。」
「宿命を書き換えるには、そこまでたどり着いて、書き換えをしないとできないことを知っていましたから。でも、なかなかたどり着くことができないでいました。」
「そう。その答えは、『自分が想像主であったという記憶を取り戻す』ってことだったんだよ。」
「誰かが決めた。誰かに決められている。・・・そこにいるうちは、何もできないんだ。」
「どこで、今の自分の『ものがたり』を作ったんだ?ってことなんだよ。」
「そのすべては、創造主である自分だから、誰もがここにたどり着けば『ものがたり』はすべて変えられるってことなんだ。」
「なるほど・・・。」
「最近になって、『そんなに時間をかける必要も無かったんだよ。』って言われて、『え~~~~?』って思っていたんですよね。 ずっと、順調だと思っていたので、ちょっとショックというか・・・。それは、そういうことだったんですね。」
「そうだね。きみは、魂の意識はとっくの昔から持っていたんだけど。魂から抜け出すところまで行っていなかったからね。ずっと『ものがたり』の中にいたんだよ。魂の自我という『ものがたり』ね。」
「すべてのブループリントと呼ばれている『ものがたり』を書き換えるには、『ものがたり』を出て、自分が『創造主』であること、『ものがたり』を作ったのは自分だということを思い出せば、いつでもできたということだったんですね。」
「そういうことだよ。」
「もっと早く気づけば、簡単だったってことだよ。」
「それを知った時、とても悔しく思いました。」
「自分が『創造主』であったという記憶を取り戻すことができれば、誰もが『宿命』を変えることができるってことなんだ。」
「これは重要な話だよ。」
「地球という呪縛からも出ることができるんだからね。」
「地球の未来も創造できるということだよ。」
「そうですね。」
「『自分が創造主だった!』ってところまで思い出さないと、私も気づかなかったですね。」
