「ちょっと聞きたいことがあるんですが・・・」

 

 

「なんだね。」

 

 

「わたしは、魂との意識の統合について、とても厳しく教えられたんですけど、昨日も『生ぬるい!』なんて言っていましたよね。この世界はやっぱり厳しい世界なんですか?」

 

 

「そうだね。きみみたいな人にとっては厳しい世界。でもそうでない人もいるんだよ。」

 

 

「それはどういう意味ですか?」

 

 

「自分の本心に素直に生きてきた人にとっては、『自分をさらけ出す』なんて言わなくていいからね。常に本当の自分で生きているからだよ。」

 

「だけど、きみみたいに地球の教育というのかな? 

『〇〇しないといけませんよ。』とか、

『〇〇でないといけない。』

『人はこうあるべき』とか、

『常識が大切』とか、

『〇〇らしく生きる』とか、

『我慢が大切』とか、

『罪を感じる』とか、

他人から見た『いい子ちゃん』で生きてきた人、自分の人生において周囲からの影響を多く受けてしまった人がそれを壊すためには、並々ならぬ苦労をすることになるということなんだよ。」

 

 

「なるほど、そういう意味なんですね。」

「他人からの影響を大きく受けて生きてきた人は、本当の自分を探すのに苦労することになるということだったんですね。」

 

 

「そうだよ。」

「特に日本は人と揃えることを良しとしてきたから大変なんだよ。」

「今まで人間が抱いてきた、人としての価値みたいなものが完全に崩れることになるのさ。」

 

「ありのまま生きてきた人にとっては、何もしなくても魂と統合するんだよ。例えば、ダウンちゃんとかだよね。」

「今まで生きづらかった人にとっては、とても生きやすい社会になるよ。」

 

「最初に苦労することになるのは、

毒親に育てられて大人になった人たちだよ。

パワーハラスメントに屈してきた人たちっもそうだね。

洗脳されて生きてきた人たちもそう。」

 

 

「ひどい目にあってきた人たちが、更にひどい目に合うのは納得いかないな・・・。」

 

 

「そうじゃないよ。そういう人たちが最初に意識を変えていく人たちになるということなんだよ。それを計画して生まれてきたってことだよ。」

「早く気づきたいから、厳しい状況を選んで生まれてきたということだよ。」

 

 

「そういう意味なんですか?」

 

 

「この世は、生まれてくる前に自分で書いた『ものがたり』って言ったでしょ。」

「自分がそうしたかったってことだよ。」

「きみも含め、すでに高次元意識の人の多くは、『毒親育ち』なのをきみも知っているだろう?」

「辛いってことを『癒して』終わりにするのではなく、自分が本当の自分自身を取り戻さないとどうにもならないってことなんだよ。」

 

 

「そうですね。そういうことだったんですね。」

 

 

「生きづらい人生を選んできたからこそ、早く、その疑問にぶち当たった。宇宙の記憶を思い出すことになった。そういうことなんだ。」