昨日あたりから秋のうっすら寒い気候になってきましたね。
❄️ 今回の節気:「霜降(そうこう)」とは
10月23日ごろ、秋がいよいよ深まり、朝晩の空気がきりりと冷たくなる季節。
草木に白い霜が降りはじめる頃を「霜降(そうこう)」と呼びます。
秋の終わりと冬の始まりを告げる静かな節目です。
自然は冬を迎える準備を進め、私たちの暮らしの中にも
「温もりを整える心」が芽生える時期。
茶道でも、この“季節の移ろい”を大切に味わいます。
🍵 茶の湯の心と霜降
茶室では、炭のぬくもりや湯気の立ちのぼりが心地よく感じられる季節。
お稽古では、そろそろ風炉(ふろ)から炉(ろ)への切り替えを意識する頃です。
風炉(ふろ)とは、5月~10月の夏秋バージョンのお釜の置き方。
暑くなる時期ですので、お客様からなるべく火を遠くし、涼しくお過ごし頂きます
(写真右側にお客様が座ります)
炉(ろ)は、11月~4月の冬春バージョンンおお釜の置き方。
寒くなる時期ですので、お客様に火を近づけて暖かくお過ごしいただきます。
(お釜の向こう側にお客様が座ります)
茶道では、お釜の位置の違いで
お客様への”思いやり”の1つを表しているのですよね。
その他にも、道具の点検やお茶室の設えを、少しずつ冬仕様に整えていきます。
たとえば…
- 炭道具を磨く
- 茶碗を温かみのある釉薬のものに替える
- 掛け軸を「冬支度」や「静寂」を感じるものにする
床の間には、りんどう・ほととぎす・つわぶきなどのお花がよく映えます🌿
👩👧 ママと子どもで楽しむ「霜降の過ごし方」
霜降の本来季節でであれば、朝の空気が澄んで、葉の上に霜が見える日も増えてきます。
お子さんと一緒に「霜探し」をしてみましょう❄️
「ほら、葉っぱがキラキラしてるね」
そんな一言が、自然の美しさに気づく感性を育ててくれます✨
ですが、やはり近年の東京は暖かく、まだまだ霜が降りる気配はなく…
それでも、この二十四節気の暦のあたりで、季節がぐっと変わる感じはしますね。
霜降の前日、今日も急に厚手のニットなどが着たくなる寒さになりましたね。
外はちょうど、金木犀が満開の時期。
霜が降りる気配が無ければ、
是非、金木犀の香りをお子さんと一緒に楽しんでみてください。
歩いていたり、自転車に乗っていると、風に乗ってどこからか
金木犀の甘くいい香りがふんわりしてくると思います。
「いい香りがするね!」
「何かな!?」
そんな会話をしながら、子供との温かな時間を過ごして頂けますと嬉しいです。
東京は霜が降りるまで、あと一ヶ月くらいかかるかな!?
それまでお預けですが、我が子達も霜を発見して踏むのが大好きなので、
その日を待ちわびたいと思います。🍵
🍰 季節のおすすめ和菓子
- 亥の子餅
- 栗まんじゅう
- 紅葉を模したお菓子
深まる秋にぴったりの甘みと香り。
お抹茶と合わせていただけば、冷えた体も心もやさしく温まります💚
お茶を点てながら、自分の一年を静かに振り返る時間を持ってみてくださいね🍃
🌿 茶道教室からのお知らせ
来月はいよいよ「立冬(りっとう)」、炉開きの季節です。
茶道では
一年の始まりを意味する大切な行事であり、冬を迎える喜びの時。
そして、私のお教室でも…
「美しいふるまいと心の茶道稽古~冬春稽古~」
が始まります。
裏千家茶道の盆略点前(テーブルでもお稽古が可能です)の習得を目指すとともに
お茶を点てる所作の中に含まれる、”美しいふるまいと心”を講義の形でお伝えしてまいります。
お稽古は6カ月がワンクール🍵
茶道が教えてくれる「美しいふるまいと心」を
まずは6ヶ月かけて身に付けて頂きます。
お稽古が終わる頃には、
ママさん達、あんなに力んでいたお顔や体が、
ふんわり柔らかな仕草に、お顔も柔らかな表情に。
心も軽やかに♪
自分に自信をもって、心穏やかに子育てをするママになっていらっしゃいます。
お茶室稽古、オンライン稽古、さらにマンツーマン個別稽古、全て対応しております。
若干名募集しておりますのでご連絡お待ちしております。
ご連絡締め切りは、11/27です。
ご連絡は👇のいずれかからお待ちしております。
mail:sswork0001@gmail.com

