「社会=暗記科目」という認識を持っている方へ。
この認識がある限り、伸び悩むでしょう。
この認識って、教科の面白さを削いでしまっている原因なんですよね。だから、多くの人は社会という科目を「やらされる」科目って考えるんですよ。
暗記といっても、知識を頭に残すことは社会に限らず、どの教科にとっても大事なこと。問題なのは、ただ暗記してしまうこと。
例えば、
Q. 1582年、織田信長が明智光秀の謀反によって自害に追い込まれた事件を何というか。→A. 本能寺の変
このように一問一答方式の問題パターンは多くあります。
ただね、この問題と答えをただ暗記することって正直意味がありません。
まず、このパターンとは違う形で問題が出されたら答えられないということが起こりうる。
次に、問題と答えをひたすら覚える作業を続けたら、いずれキャパオーバーになってしまい、だんだんと社会科に対して面倒くさくなったりとやる気を失ってしまう。
ざっとこんなことが考えられます。
子どもの頭の中はスポンジのようなものです。なんでも吸収します。
社会科に対してネガティブな印象を持ってしまうと、ネガティブなまま頭の中に吸収されてしまう。
やがてそのネガティブなイメージが固まってしまうと、子どもたちは「社会科は無理矢理覚えさせられるもの」だと認識してしまい、自分から手をつけることを拒んでしまう。
今風の言い方をすると、「自主的な学習」「主体的な学び」ができなくなってしまう。
時間が経てば経つほど、ネガティブな印象は強固なものになります。
だからこそ、私はできるだけ早いうちからてこ入れしたいんです。
じゃあ、どのように社会科を学べば良いのか。
これについては次回以降に書かせていただきたいと思います。