今日もまた
早朝に愛犬のスコットと
楽しく散歩していて
ふと空を見上げると
ウロコ雲が
そのウロコ雲で
思い出したことがあります
知人に聞いた話ですが
その知人
以前にとある工場の保安室で
ガードマンとして
勤務していたそうです
その工場の保安室の
夜と祝祭日に勤務していたとか
2人体制で
で
深夜
交代で仮眠をとるとかで
知人がひとりで
音楽など聴いていたところ
右手の工場から
駐車スペースを横切って
何かが近づいてきたんだとか
何かモヤっとした
言葉で表現しにくい
何かが
何か白っぽいもの
無数のラグビーボールほどの大きさの
ウロコ雲のようなものが
右手から
どんどん近づいてきていたとか
ちょっと気持ち悪いので
仮眠中の相棒を起こそうかと
それはまた
相棒に気の毒なので
やめておいて
そうこうしているうちにも
ゆっくりとしかし確実に
保安室の方へ
近づいてきていたとか
ただ
落ち着いて考えてみると
その無数の小型ウロコ雲が
保安室の中に入ってくることは
ないだろう
と考え至ったんだそうです
それで
ほっと安心して
くつろいだ気持ちになって
音楽に耳を傾けていると
その無数の小型ウロコ雲が
保安室の中に入ってきたんだとか
その時点で
理解不能の恐怖感が
押し寄せてきたんだそうです
やがて
恐怖の数分間が経過して
その無数の小型ウロコ雲は
保安室の中を右から左へと
抜けていったんだそうです
ちなみに
保安室の右手は
駐車スペースとなっており
その先に工場が
3棟くらいあって
その先に外壁があって
その外壁の外っかわに
ちょっとしたスペースがあって
そのスペースには
お墓がいくつかみられたそうです
知人の話によると
この話はそれまでにも
何人かにしてきたもので
彼の中では最も不可解で
恐ろしい体験だったものの
感じたことを
うまく言葉で伝えられず
この話をするたびに
いつももどかしい思いをしてきたとか
で
私は
知人に聞いたこの話を
うまく文章化できず
今まさに
もどかしい思いをしています