私が中学生だった時、
英語の先生が嫌いでした
英語というものについては
決して嫌いなわけでは
ありませんでしたが
その先生の
授業スタイルが
嫌いだったのです
今となっては
その先生の立場も
よく理解できますので
まあ
あれはあれで
しかたなかったのだろう
ということに
していますが
とにかく
社会人になってからも
しばらくは嫌な思い出の
ひとつとなっていました
わたしが
社会人になって
いくつか目の
会社に勤めていたころ、
よく世間話をする
同い年の同僚がいて、
ある時、
私が中学生の時の
例の英語の先生のことを
面白おかしく話題にすべく、
その先生の特徴を
くわしく描写して
いきました
そうしているうちに
はじめは爆笑していた
その同僚の表情が
徐々にくもってきました
私が
ちょっとした違和感を
感じていると、
その先生って
もしかして
○○って苗字？
と聞いてきました
私が驚いて、
なぜわかったのかと
聞き返したところ、
その先生と
その同僚のご尊父が
中学生時代からの親友だった
とのことでした
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