2022年4月4日から東京証券取引所の市場区分が変わりました。
「1部」「2部」「マザーズ」「ジャスダック」の4つの市場が
「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に再編されました。
目的としては主に2つ。
市場ごとの特徴の明確化→投資家(海外投資家)へのアピール
上場ルールを厳格化→企業努力の促進
最上位市場「プライム」は、流通株式時価総額100億円以上など基準が厳しくなります。
東証1部企業の8割が移行しますが、基準を満たしていない企業約300社も例外規定で上場します。
最上位市場「プライム」のメリットとしては、資金調達が有利なほか、コーポレートガバナンスの健全性もありますが、やはり知名度でしょう。
社会的信用が採用競争力や取引先との関係に優位に働きます。
庶民目線でも
「一部上場企業勤務」って威圧感ありますよね。
これからは
「プライム企業勤務」って言うのかな?
東証再編で私たち庶民にかかわってくるのは
NISAやつみたてNISAで買っているインデックスファンドでしょうか。
TOPIX(東証一部全銘柄)に連動するファンド買われている方も多いと思います。
プライムに変更されたからといってTOPIXの構成銘柄はとりあえずは変わらないそうです。
新基準で算出されるTOPIXへの移行は25年1月まで段階的に実施されることになるとのこと。
とりあえず大きな変化はなさそうですね。
先に記載した「プライム基準を満たしていない企業約300社」も気になりますね。
就活されている方は、財務内容のチェックをお忘れなく。
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