ある心理テストがあります。これを読んだ人も参考にやってみましょう。
次の3つの中から、あなたならどれを選びますか?

あなたは、体を鍛えるためにスポーツクラブに来ています。どの部分から鍛えますか?

1、力こぶの出る部分の、上腕二頭筋

2、胸板の厚くなる、大胸筋

3、お腹がわれそうな、腹筋

さあ、どの部分から鍛えます???


あくまで心理テストですので、気にしないで読んでください。
1を選んだ人は、力かこぶを作るのに力んだ感覚をイメージしている自己満足しがちな心理。2を選んだ人は、胸板を厚くして人の目を気にする見栄っ張りな心理。3を選んだ人は、体の土台から鍛えていこうとする、基本を大切にする心理です。
さあ、何番でした??
いまどきの子供や若者は、2番を選ぶ傾向が多いといわれています。あまり賛成できない傾向ですね。人目を気にすることは悪いことではないのですが、上に書いてある問題で言うと「鍛える順番」が大切なのです。
体の構造上やはり、からだの中心部分から末梢へと鍛えるのが理想で、さらにはインナーマッスルからアウターマッスルの順序が無理なく理想体へと運動バランスを損なわずレベルアップしていきます。この順序を間違えると、運動バランスが必ず崩れます。
僕が考えるに、物事はすべて「土台」を常に意識できるかということが重要だと思うのです。
先に、目で見てすぐわかる大胸筋から鍛えてしまうと、それに満足してしまい、土台である腹筋は大胸筋ほど目立たないので軽視しやすい心理になるのです。

話し変わって、近頃の小学生の親は学校からはなるべく早く帰宅させ、塾へ通わせる傾向が濃いそうです。進学のためでしょう。
これまた問題です。人の目を気にする大胸筋と同じ心理です。
腹筋にあたる「土台」の部分は、集団生活で養われる「協調性」です。いわいる「こころ」です。外面だけ気にする親の見栄で教育された子供は、勉強は出来るがこころのない人になります。
勉強が不必要なのでなく、土台はこころです。その後に勉強やスポーツや芸術などの技術が見につける順序が社会人として理想です。勉強させられている子供は幸せなのかな??スポーツだって同じです。結果は良くても練習・指導者・先輩・後輩などから影響受け、こころを磨く経験を積むのがスポーツに取り組む重要な意味です。

また、話変わりますが、「FRAUフラウ」と女子雑誌に「きれいな女性は走る」をテーマに特集が組まれていて思わず買いました。外面だけ着飾る女性の次元をはるかに超えた魅力のある女性が何人も出ていました。
二コールキッドマン・SHIHO・長谷川理恵など内面から出る魅力+外面の魅力が出ていてとても素敵です。是非この雑誌見てください。女性有名人がしっかり自分の土台に目を向けている姿勢に共感がもてます。

物事なんでも、内面に有るものが外面にでる・・・なんですね。
うちのストレッチを毎週受けにいらっしゃる方々もその姿勢を感じます。疲れとるのにストレッチし、ファンクショナルコースで内面から鍛えていく・・・・地味な鍛錬ですが数ヶ月で差が出るでしょう。
なるべく楽して外面から・・・という価値観の乱立している世の中ですが、SSSに来る皆さん偉いです。
僕も負けずに内面に目をむけていき、それを様々な人に伝えて生きたい思う今日この頃です。
何でも順序は内面から外面へ・・・・その心理・考え方が必要ですね。

兼子