映画「SP~ The Motion Picture ~」を護身的見地から見てみました。 |  超実戦護身術専門家、河合主水の”護身”ブログ

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  先日、連続して放映していた、映画「SP~ T he Motion Picture ~野望編」。映画的には凄く良い出来栄えだと思ったし、アクションも満載だったと思う。






 そんなに堅苦しい場面ばかりでもなく、楽しめた作品だったと思う。

 しか~し!!!こういう映画を見ると、ボディーガードの経歴があって、護身のプロと言う肩書きがある私が見ると、なんとも文句が尽きないのである(笑)。


 SECURITY POLICE~野望篇~からアクションシーンをピックアップ。


<アクションシーン1>



 官房長官を路上でピックアップし官邸へ護送しようとしている時、道路をバンで塞がれ、テロリストが襲撃を加えてくるシーン。


 前方から消火器を持った男(後述・消火器男)と、後ろ手に拳銃を持った相手(後述・拳銃男)が迫ってくる。

 井上(岡田准一)は何もしないまま車を停める。男がボンネットに飛び乗り消火器をフロントガラスに吹きかける!

 後部からバイク(後述・バイク男)が迫り、車に体当たり!

 井上の同僚の笹本(真木よう子)が拳銃弾をフロントガラスに向かって3発発射。ガラスを破壊するも、テロリストの持っていた消火器に命中!(なんじゃそれ?)

 そのまま井上、車を前進させ消火器男を振り落とす。でも前方にテロリストのバンが横付けしている為前進できず!

 井上の車の後部に停まっている車の中から同僚のSP(後述・AとB)出てきて応戦!B、バイク男と格闘を始める!A、拳銃男と戦おうとするも、拳銃を向けられ身動きとれず。

バイク男拳銃を取り出してBと格闘。もみ合っているうちに街路灯を撃ち壊す。

それにびっくりしてソッポ向いた拳銃男、もう一人のAに押さえ込まれ、格闘が始まる!
結局、格闘の挙句、A、拳銃男をチョークスリーパーで落とす。

B、バイク男と格闘の末、タックルから車のトランクに何度も叩きつけの末倒す!

その間に井上、消火器男と格闘を始める!結局、井上、消火器男を壁に叩きつけて鉄槌?で倒す。


<アクションシーン2>



車が大破した為、車から降りて官邸まで歩いて護送する井上たち。

すると、目の前にまたもやテロリストが!

賊は2名(後述・CとD)、手にはナイフを持っている。

井上と笹本が彼らと対峙するべく立ち向かう。

AとBは官房長官を守っている。すると、後部からナイフを持った賊(後述・E)が忍び寄り、B→Aの順に瞬時に倒す。官房長官、取り残される~(笑)。


井上、官房長官の所へ戻る!Cがナイフで切りつけてくるも井上必死で官房長官を守りながら闘う!

笹本、Dを蹴り技で倒す!

その間にテロリストEとSPのAとBがもみ合っている。もみ合っている間に笹本がEを蹴って倒す!

そうしている間にCと井上まだ戦っている!井上、笹本がBの大腿部の怪我をBのベルト(笑)にて止血しようとしている所を乱入、Bのベルトを奪う。

それを使ってテロリストCに応戦。挙句、Cを絞め落とす事に成功!


SPのAとBは刺された為、身動きとれず!(なんやそれ!ボディーガードの意味ないやろ(笑))


A、すかさずケータイで「ああ、応援と救急車、大至急ね!」だって!(笑)ナイフ深々と大腿部を刺し貫いてるってのに(笑)。


<アクションシーン3>


この後、井上と笹本だけで官房長官を徒歩で警護する!


歩いている所、いきなり車が2台井上らの近くに止まる!車のサンルーフが開くと中から大型クロスボウを持った男が出てくる!


もう一台からは手投げ爆弾を持った男が!

井上、ホルスターから「ジャンプ式警棒」を取り出す!男、手投げ爆弾を投げる!

まさか!と思ったら、井上、本当に「爆弾をカキ~ン!と警棒で叩いてホームラン!!!電光掲示板に当たって爆破!


爆弾男、もう一つ手投げ爆弾を投げる!井上、走る!走る!

すかさず、手投げ爆弾を持って~投げた~!

テロリストの乗っていた車の下に爆弾入り~、爆破!!!!


井上、再度走る!クロスボウ男へ拳銃を向ける!それを見たテロリスト急いで車をバックさせ、逃走!

井上は結局、撃たなかった。


あ~、長かった!説明するの疲れる~(笑)。

詳しくはSECURITY POLICE~野望篇をレンタルして下さい!(見た方が早いですから(笑))



では、感想。


こんなの無い、無い、無い(笑)。



まずは何の為に拳銃を持っているの?と言う事。

アクションシーン1では、バンで道を塞がれた。バックをしようとするも、バイクで体当たりされバックできない。

賊が出てくる。

この時点でSP双方の車には各一名ずつが残り、各一名は拳銃で応戦している(前方と後方に向かって)。と、言うか状況に応じて素早い警告から射撃を始めている。

アクションシーン全てに言えること。

なぜ、リスクを犯してまで格闘術にこだわるの?ということ。それもよりによって絞め技、関節技まで繰り出す始末(そんなことやってる暇無いだろ!せめて素早い打撃技にしろ、と)。

相手は拳銃(凶器全般)を所持している賊である。即座に射撃姿勢に入り、警告から射撃に入るのが常道である(警官や警備組織は警告を発さなくてはならない。これは豪州も同様)ちなみに私個人の立場なら警告はせず射殺している)。

アクションシーン2では、官房長官を放っておいて格闘に明け暮れている。なんじゃこりゃ!(笑)と言う感じである。

撃て!撃て!(笑)

こんな事やっているから、秋葉原通り魔事件でも加藤を撃てなかった。警察組織もこの映画を見て正直笑えないだろう。


オーストラリアでの警護者には襲撃者への対応法がある。


警備組織(施設内警備、現金輸送警護、ボディーガード等)は以下、

1.バーバル=言葉を使った回避法

2.フィジカルコンタクトA=素手による打撃もしくは柔法(関節技)

3.フィジカルコンタクトB=特殊警棒による打撃

4.フィジカルコンタクトC=警告からの狙撃(ホルスターからのドローシューティング)
  狙撃、主にウィーバー・スタンス。


これらは私がボディーガードをしていた際の対応法である。


警察組織は以下、

1.バーバル=言葉を使った回避法

2.フィジカルコンタクトA=素手による打撃もしくは柔法(間接技)

3.フィジカルコンタクトB=特殊警棒による打撃・催涙スプレーの噴霧・テイザー・ガン(電気銃による感電)の使用のいずれか。

4.フィジカルコンタクトC=警告からの狙撃(すでにホルスターから抜いてある状態から)

 狙撃、主にウィーバー・スタンスだが、状況により、アイソサリーズ・スタンス、ワンハンド等。



襲撃者が多人数でかつ、爆発物や刃物、バット、銃器等で武装しており、緊急を要する場合はすぐに射撃姿勢に入る。

よってこの映画のような状況であれば、バンバン撃っているだろう。

何も苦しい思いをしてまで素手で戦うことも無いのである。一番最良の方法で闘わなければ要人など守れはしないだろう。


ただ、日本のSP(本物の)でもこの映画のような失態はしないだろう。

それはすぐに応援を呼ぶ事。

徒歩で官邸まで?無い!無い!(笑)



日本のSPならすぐに警察へ応援を呼んでいるだろう。厳戒態勢になって、テロリストが逃げる隙など無いはずだ。

徒歩で官邸どころか、5分くらいで物凄い数のパトカーが集まってくるはずである。

官房長官はパトカーに乗せられ、周囲を何台ものパトカーに囲まれながら官邸を目指しているはずである。


映画としては結構楽しめたのだが、もう少しリアリティーが欲しかったな~。

正直なところである。


リアリティーで言ったら、まだ「アジョシ」の方があったかな~。まずは射撃して撃てなくなってから徒手格闘入ってたもんな~。






でもこういった映画を見て、護身的にも勉強になっていると思う。

通常の護身術でもそうである。賊に襲撃されたらすかさず催涙スプレーをかけてやれば良い(訓練が必要だが)。
何も難しい格闘術を使う必要も無いのである。

最後の手段として格闘術=体術は使えばいいのではないか?私はそう思う。


あの格闘術を極めた山本KIDでさえも、いつかは誰かにノックダウンされてしまうのだから(アゴ=急所を強打され)、護身術として格闘術を極めようと考えない方が良い、と思う。あくまで護身術は護身術、格闘術は格闘術なのである。


↓ノックダウンする山本KID。私も過去アゴを蹴られノックダウンした経験があるが、立てないんだよな~。頭がグルングルンなっちゃって(笑)。











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