護身術、危機管理って? |  超実戦護身術専門家、河合主水の”護身”ブログ

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昨日、ある事件を知った。元傭兵で危機管理スペシャリストのT氏が暴行傷害事件に遭った、というものだった。
T氏は危機管理・護身・格闘技のプロとして芸能界で知られていて、TVなんかでも頻繁に見るタレントだ。

格闘技は空手から柔道、剣道、合気道なんかを各種初段~3段と持っていて、傭兵では南米やアフリカなんかを転戦してきたと言う。

もともと傭兵になったきっかけは某国内を観光で訪れていた時、軍関係者にスカウトされたからだという。


射撃のプロでカラシニコフを操り、スナイピング、暗殺のプロ、各要人やハリウッドスターのボディーガードもしていた経験を持つとか。



それがニュースでは40そこそこの酔っ払いに絡まれた挙句、暴行を受け重傷を負ったとか。


詳しいことは現地にいた訳ではないから分からないが、事件を担当した警官によると、眼窩骨折、顔を中心に殴る蹴るの暴行を受けていた模様で、かつ、やった本人はフリーター(デパート店員だったとか)、格闘技経験無し、体格は中肉中背で、身長170センチほどだったという。


警官によると、どこをどうとってもT氏の方が体格が良く、なぜなのか分からないと言っていた。「受け身も格闘家にとっては重要で、まともにパンチを食らいすぎでは」、とも。




事件当時、自転車にて帰宅途中、前方から来た男と接触。険悪な雰囲気になった為、T氏から「駐車場へ行こう」と諭され行ったはいいが、口論になった挙句男にいきなり殴りかかられた。



自転車ごと倒れたT氏は「傭兵時代の古傷で立ち上がれず」顔面を中心に殴る蹴るの暴行を受けたという。記事によるとサンドバッグ状態だったとか。

その際に眼窩を骨折。事件直後、それを目撃していた人が警察へ通報。その場で男は暴行傷害で逮捕された。

護身術、危機管理ってなんだろーか?自分も武道家、護身のプロという肩書きを持っているが、それは机上の論理じゃなくて実際に経験しているからで、また死にかけた事もあるわけで。入院したこともあるわけで。

護身のプロを語る時、それは実戦経験がなくちゃいけないし、犯罪と接することがなくちゃいけないと思う。


早い話、馬鹿をいろいろやったから(若気の至りというか)分かったわけで、そうじゃなければ「護身のプロ」なんて恥ずかしくて言ってられないだろう。


危機管理とは何か。


詳細は、公式サイトから各種護身術講座を、治安情報を見てもらったら分かるが、基本は事前察知・事前防御・事前警戒・事前回避。80~90%はこれ。


残りの10%たらずは襲撃者に襲われ、全力を尽くして戦うか離脱すること。


自身も護身術を教えているが、生徒にはこの80~90%の理論的な面や体験談等を話し、残りの10%の実戦護身体術を教えている。


もちろんここに武器術~身の回りの物を即席で武器化したり、特殊警棒、刃物やメイス(催涙ガス)、スタンガンやマイオトロン、クロスボウに拳銃やライフル、はては手錠の使い方なんかを学んでいく。



あらゆるシチュエーションで護身術を学んでいくが、これも今現在、外国や日本で発生している「実際の事件」を基にしたものばかりだ。


こういった事ができるのも自分が治安調査と称してオーストラリアのナンバーワン犯罪多発地域、シドニーにて犯罪潜入調査なんかをしてきたからであって(何度も危険な目に遭いながらも)、培われた経験から護身術を指導しているのだ(豪州が危ないわけ無いでしょ!って思った現実逃避している人は水心流公式サイトから詳細をどうぞ(笑))。



「自分で言うな」なんて言われそうだがどんな職種でもそう、自身にプライドがなくちゃやっていけない。


今回、この事件を知って、T氏が危機管理・護身スペシャリストとしてテレビで大々的に取り立たされている割には「なぜ?」というのがあった。

自分もあえていうなら危機管理スペシャリストだ。間違っても同事件のような状況だったら「フルボッコ」になることはない、と断言できる。



それは自分が日本でもシドニーでもそういった状況にさらされてるからで~~2メートル近い大男にフルウエイトでボディーを蹴られたり(ブーツの先端金属付)、凶器を持ったギャング集団に襲われたり、体重100キロ+ラグビー選手のような筋骨隆々の男に全力タックルで吹っ飛ばされコンクリートで頭をかち割られそうになったり、注射器で襲われたり等々~~よって、この事件には疑問を感じた。危機管理スペシャリストなのに?なぜ?と。



はじめにも言ったが、護身術ってのは「事前に察知して回避する」事。だから弱者が使用できなきゃ意味がない。


護身術=戦う事じゃない。T氏のような状況だったらどうか?



自転車に乗っていて当然前方も見つつ全方向警戒はしているわけだから、早い段階で前方から人が来るのは分かっていたはずだろう。そこで車道へ出てしまえばいい。そのままぶつからずに走り去るだけ。


じゃ、何らかの原因で真っ直ぐ行かざる得ない状況だったら?


例えばボーっと考え事をしていて事前警戒を十分にせず真っ直ぐ行っちゃった、ガードレールなんかが思ったより長かったり。


だったら前方の人間と接触する危険性があると判断して、近づいたら一旦止まって降りればいい。


相手とすれ違ったらまた走り出すだけ。幅を常に確認してぶつかる危険性があるのか無いのか判断するのは当然の事。

それでは間違って相手とぶつかってしまったらどうか?(この時点で危機管理・護身術としてはアウトだが)

即座に頭を軽く下げて謝る。「すみません。ごめんなさい」「気をつけえや」でそのまま許して貰えれば問題なし。

「ただで済むと思ってんのか」相手がこうきた場合(相手との距離は縮まっている)。


自転車をすぐ降りるのは当たり前。両手を挙げてアゴ前方辺りに持っていって「ごめんなさい、すみません」で、走って逃げる機会を伺う。


相手が殴ってきたら「やめてください、やめてください」で開手で顔面を中心に防ぎつつ、その場から立ち去る。



自転車が相手に押さえられてて動けないとか、自転車に構ってられない事が殆どだから自転車は放置でも構わない。

もちろん自転車を押して走って逃げれれば良いが、相手がフルダッシュで来た場合捕まってしまう。

よって走って逃げた方が得策(当然、相手の泥酔具合にもより、ベロベロだったら良いがそうでなければ脚を使って逃げる)。

相手が追ってこない事を確認してすぐに警察へ通報。


相手が放置された自転車から自宅を割り出して恐喝してくる可能性があるから、警察へ通報してできれば相手と話し合い。


何にせよ、事前警戒で事前察知していれば前方の相手が分かるわけだし(当然自転車のスピードをあげないで)、
何らかの対処ができたはずだ。相手とぶつかることもなかった。

何度も言うが護身術とは、危機管理とは、「戦うことじゃなく」犯罪を察知して「回避する事」なんだから。ただ、いつでも走って逃げられるようにマラソンだけはしておいた方がいいかも?




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